音羽しのぶ

  • 花燃え – 音羽しのぶ

    花のいのちが かがやくときは花燃えつきて 散るときねどんな明日が きてもいい幸福(しあわせ)と幸福と思えるときが 幸福なのよだから今 だから今……わたしは大事に 咲かせます 人のこころは 夜風とおなじ見えないけれど 感じるのたとえ涙で 終わろうと幸福と幸福と思えるときが 幸福なのよ抱きしめて 抱きしめて……わたしのすべてを あずけます 生きる寒さを 分けあいながら女は春の 夢を見る肩にこぼれる 花…

  • 女…そして女 – 音羽しのぶ

    切り花一輪 グラスに挿しておくれ髪そっと かきあげる追えばつらさがますものを酔うほどせつなく こころを濡らす雨 雨… いつあがるおんなの涙は いつ晴れる あなたも悩んだ わたしも泣いたふたりの愛の 行く末になんで逢わせた いたずらに運命(さだめ)というには あきらめきれぬ雨 雨… いつあがるおんなの涙は いつ晴れる ちいさな背中で ため息ついて鏡にむかい 口紅(べに)をひく更けて灯りが 消えてゆく…

  • しのび泣き – 音羽しのぶ

    小窓にうつる 街の灯がおもいきれない 未練をゆらすやさしい嘘さえ つけないあなた恋にやつれて 女がひとり肩でため息 しのび泣き あなたと夢を かさねあい生きてゆけると 信じていたのうらみと愛しさ かきまぜながら恋にはぐれた 女がひとり心がわりに しのび泣き どんなにつよく 愛してもいつか別れが 来るものなのね酔うほど悲しい グラスのお酒恋をなくした 音がひとり夜のとまり木 しのび泣き 人気の新着歌…

  • 名前の無い恋 – 音羽しのぶ

    ふとした 優しさに ひかれあい気がつけば 淋しさ ぬぐいあうこれが最後かも しれないと思うほど 愛(いと)おしい人 上手な生き方 探すよりほとばしる 愛に走りたい… ただ 会いたい ただ 愛したい黄昏に輝く 花が散るまで名前の無い 恋でもいい いつしか 忘れてた ときめきに身を焦がし 指先 見つめるのもっと美しく 咲かせたい爪の先 夕日がにじむ 昨日をつくろう 嘘よりも隠せない 愛を抱きとめて… …

  • 愛はときおり… – 音羽しのぶ

    子供達(こどもら)が 巣立ったら 旅行に行こうねあの頃よりも少しだけ 贅沢(ぜいたく)もいいね夕暮れの 茜空 一番星がキラリ見てたら聞こえてくるよう そんなあなたの声愛はときおり 急ぐ旅をするどうして神様 連れていったの私の方が 大切な人…。 公園の ベンチには 年老いた夫婦何も聞こえはしないけど 笑って話してる二人にあんな日が 来ると信じてたどうして神様 連れていったの私の方が 必要な人…。 電…

  • 最終霧笛 – 音羽しのぶ

    女のいのちの 黒髪で男ごころを 繋ぎたいすがる想いの 願いごと出船の銅鑼には 届かない憎いのよ 憎いのよ・・・港はみれんの 最終霧笛 預けた私の 部屋の鍵わざと貴方は 忘れてく旅の途中で 捨てるともそのまま持ってて 欲しかった憎いのよ 憎いのよ・・・港はみれんの 最終霧笛 女は波止場の ゆりかもめ男気ままな 海つばめ叶う恋では ないけれど諦め切れずに 後を引く憎いのよ 憎いのよ・・・港はみれんの …

  • 周防灘 – 音羽しのぶ

    群れ翔(と)ぶカモメを 引きつれながら船は行(ゆ)く行く 瀬戸の海さようなら…さようなら… さよならあなた潮風冷たい デッキに立てばしぶき舞い散る… 周防灘 このままこの恋 続けていたらいつか誰かが 傷つくわさようなら…さようなら… さよならあなた今では返せぬ 指環をみつめ汽笛聴(き)いてる… 周防灘 こころの朝もや 晴れるでしょうか波の向こうは 門司(もじ)灯りさようなら…さようなら… さよなら…

  • ことぶき丸 – 音羽しのぶ

    夢の纜綱(ともづな) 心の帆綱(ほづな)千代に八千代に 結んだ二人今日はめでたい 船出の朝だ風も追い風 ことぶき丸に先ずはシャシャンと 手拍子そえて……祝い酒 海の青さの 眩しさよりも若さはじける 幸福日和(しあわせびより)花の笑顔で 鏡を割って鴎・啼け啼け ことぶき丸に先ずは シャシャンと 手拍子そえて……祝い酒 明日(あす)という日に 舳先(へさき)を向けてドンと漕ぎだす 海原千里(うなばらせ…

  • 女・十年 – 音羽しのぶ

    肩が触れあう ただそれだけでこころが燃えた 泣けてきたにじむ瞼に くちびる寄せて涙をすすって くれた人烈しい恋は 蜃気楼やさしい夢は 走馬燈…… あれは十九の 春おぼろ たとえ小さな 過失(あやまち)だって許せばいつか 火傷するあなたしかない わたしにとって死ぬより切ない ことでした烈しい恋は 蜃気楼やさしい夢は 走馬燈…… 窓に木枯し 舞う落葉 風の噂じゃ 夕陽のようにただれた暮し してるとか胸…

  • 最上川恋唄 – 音羽しのぶ

    霧に抱かれた お山のようにわたしはあなたの 腕の中恋の一の瀬 また一の堰運命まかせて 川下りエンヤコラ マカショ エ~エ コラマカセ夢の舟歌 最上川 酒田港の そこから先は苦労は覚悟の 六十里死ぬも生きるも またこの人と決めて結んだ 川の帯エンヤコラ マカショ エ~エ コラマカセ夢の舟歌 最上川 舟が揺れれば 飛沫がかかる飛沫は紅花 絞り染め濡れりゃ 思いも またひとしおに切り絵細工の 川景色エン…

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