門脇陸男

  • 父・娘(おやこ) – 門脇陸男

    言葉少なに 目と目で話す明日は嫁いで ゆくおまえなべを囲んで 水いらず幼ない頃が 目に浮かぶたとえ苗字は 変ってもここがおまえの ふるさとだ ふすま越しから荷造りの音聞けば目頭 熱くなる心づくしの 結納が嫁いだ後の 置き土産変わりないよと一文字のたまに便りが あればいい 芯の強さは 母さんゆずり涙もろさは 父ゆずり春夏秋冬 数えれば二十才と幾つ 過ぎたやら娘ざかりの晴れ姿背中見送る 年になる 人気…

  • 鴛鴦鴉 – 門脇陸男

    言葉だけなら 売るほどるが人のこころは 言葉じゃ買えぬ買えぬ道理を 承知の上で義理と情けの 別れ路俺も人の子 俺も人の子 心が欲しい 昨日はじめて あいつに逢って今日は眩しい 鴛鴦がらす永い道だと 思っていたが好いた惚れたに 時はない連れの笑顔で 連れの笑顔で 草鞋も軽い 一つ山越え また越えて山の数ほど 重ねた不孝故郷じゃ待つだろ お袋さまへ土産がわりの 恋女房見せに帰ろう 見せに帰ろう 来春こ…

  • これぞ天下の上杉節 – 門脇陸男

    毘沙門天の旗じるしわれに勝利をたれたまえのろしはあがる春日山謙信出陣 武てい式 川中島は霧のなか戦機は熟せり乱れ竜宿敵信玄なにものぞ長蛇を逸する七つ太刀 信玄死すとの報をききなみだにくれて声もなく雪どけ待って上洛の雄図はむなしく春に散る 天下分け目の関ヶ原たもとをわかつ 西東上杉武士の面目に景勝直江と意地で立つ 吾妻の嶺に茜さす竹に雀の紋どころつたえてここに十三代上杉文化の花ひらく 人気の新着歌詞…

  • 人生折り返し – 門脇陸男

    娘夫婦に 初孫出来た晴れて伜も 社会人親の役目を 果たした後は昔に戻って 水入らずやっと人生 折り返しこれからお前と 二人連れ 着のみ着のまま 式さえ挙げず持ったひと間の 新世帯共に流した 涙の数が心の結び目 愛の数やっと人生 折り返しこれからお前と 夢綴り 当てにするから 不足が溜るここで子離れ 親離れ巣立ちしたなら 血は同じでもそれぞれ他人の 夫婦鶴やっと人生 折り返しこれからお前と 愛一路 …

  • 父娘鶴 – 門脇陸男

    雪よりもまぶしい 翼を広げきょうはめでたい 鶴が舞う男親なら 淋しさとくやしさ半分 こみあげる娘よ娘よ はばたけ青空に この膝で遊んだ 幼い頃がまぶたとじれば 想いだすこれで肩の荷 おりたねと母さんポツリと ひとり言今夜は今夜は ふたりで祝い酒 雨風や嵐の ぬかるみあれば光り輝く 道もある愛の翼を 支え合いしあわせみつけに 飛んでゆけ娘よ娘よ おまえの門出だよ 人気の新着歌詞 故郷ごころ R…

  • 母ちゃんの米 – 門脇陸男

    どこの誰より母ちゃんの作った米が 一番うまい暑い陽盛り 背中を丸め田の草とりに 流した汗が 流した汗がキラリと光って いる米だ 雨や嵐に 打たれても泣いたりするな 踏ん張り通せ幼なじみの 案山子のカン太しっかりやれと 励ますように 励ますように夕焼け雲が 燃える空 祭りばやしを 夢に聞き黄金の波が 瞼に浮かぶ米は日本の 宝じゃないかあしたを生きる 命じゃないか 命じゃないか大事にしよう この魂 人…

  • 夫婦 – 門脇陸男

    初雪に舞う 白鳥に初めて逢って 一目惚れうれしかったよ 花舞扇 三三九度も 夢のうち島田なつかし 相夫恋 転んで起きて また転び人生並木道 くりかえし雪にたたかれ 嵐に耐えて情熱をだいて 越えてきた夢のかけ橋 夫婦橋 愛していると 口にせず恋していると 言いもせずこころが通う 夫婦の暮らし固い絆を 言祝ぐか桜吹雪の 花が舞う 人気の新着歌詞 故郷ごころ – 門脇陸男 山も色づき 錦の晴…

  • 祝い船 – 門脇陸男

    晴れの門出のはなむけに唄に踊りに 手拍子を今日はめでたい 心の船出辛いこの世の 荒波越えてドンと漕ぎ出す 祝い船 今度港に 着くときは子舟 孫舟 連れて来い今日はめでたい 二人の船出愛の積荷と しあわせ乗せて鶴と亀との 祝い船 いまは名もない 舟だけどいつかなります 宝船今日はめでたい 希望の船出夢の帆柱 天までとどけ舵を明日へ 祝い船 人気の新着歌詞 故郷ごころ – 門脇陸男 山も色…

  • 海は男の恋女房 – 門脇陸男

    沖はしぐれてヨー 岬に雪がふる海猫は波止場で 春を待つつらら浮かべて 飲んでる酒に俺ら船出の 夢を漕ぐ釧路 厚岸 花咲港 海は男の 恋女房 可愛お前をヨー 瞼に焼きつけて春にゃ荒波 越えてゆく海が憎いと べそかきながらぬれた瞳をして すがりつく江差 松前 積丹港 海は男の 恋女房 波の彼方にヨー 流氷 消えたなら海辺づたいに 春がくるじさま仕込みの ソーラン節を風に唄って 出船だよ津軽 下北 最果…

  • 孫娘 – 門脇陸男

    孫のめんこい 笑顔をみれば知らず知らずに えびす顔この孫娘が嫁入りするまでは長生きしなけりゃ かあさんよ還暦祝いは でなおすとしだ人生百まで…春日和 育てすくすく 稲穂のようにそれがなにより 宝ものよちよち歩きの 孫むすめこの目に入れても いたくないしあわせ見守る 役目ができた人生百まで…ふたりづれ ひ孫見るまで 元気の種を蒔いて咲かせる 野良仕事この孫娘が生きがいくれたからたのしい苦労が またふ…

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