長谷川久美子

冬景色 – 長谷川久美子

さ霧消ゆる 湊江の
船に白し 朝の霜
ただ水鳥の 声はして
いまだ覚めず 岸の家

烏啼きて 木に高く
人は畑に 麦を踏む
げに小春日の のどけしや
かへり咲きの 花も見ゆ

嵐吹きて 雲は落ち
時雨降りて 日は暮れぬ
若し燈火の 漏れ来ずば
それと分かじ 野辺の里

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蛍の光 – 長谷川久美子

蛍の光 窓の雪書よむ月日 かさねつついつしか年も 杉の戸を明けてぞ けさは 別れゆくとまるも行くも 限りとてかたみに思ふ ちよろずの心のはしを 一言にさきくとば

君をのせて – 長谷川久美子

あの地平線 輝くのはどこかに君を 隠しているからたくさんの灯が 懐かしいのはあのどれか一つに 君がいるからさあ出掛けよう 一切れのパンナイフ ランプ鞄に 詰め込

崖の上のポニョ – 長谷川久美子

ポーニョ ポーニョ ポニョ さかなの子青い海からやってきたポーニョ ポーニョ ポニョ ふくらんだまんまるおなかの女の子ペータペタ ピョーンピョン足っていいな か

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