辰巳ゆうと
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鈴鹿峠の旅がらす – 辰巳ゆうと
恩は着るもの 返すものはぐれ鳥でも 忘れはしない行ってきやんす しばしの別れあの娘手をふる 杉木立右は近江路(おうみじ) 左は伊勢路(いせじ)鈴鹿峠の 旅がらす 旅がらす ちょっと待ってが 愛しくて三日おくれて 草鞋(わらじ)を履(は)いた脇差(どす)も合羽(かっぱ)も さらりと捨てるそんな明日(あす)への 七曲りつれにはぐれた 白鷺一羽飛んで鈴鹿は 雨になる 雨になる 花を見るより 根がみたい母…
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別れの一本杉 – 辰巳ゆうと
泣けた 泣けたこらえきれずに 泣けたっけあの娘と別れた 哀しさに山のかけすも 鳴いていた一本杉の石の地蔵さんのよ 村はずれ 遠い 遠い想い出しても 遠い空必ず東京へ ついたなら便りおくれと 言った娘(ひと)りんごのような赤い頬っぺたのよ あの泪 呼んで 呼んでそっと月夜にゃ 呼んでみた嫁にもゆかずに この俺の帰りひたすら 待っているあの娘はいくつとうに二十はよ 過ぎたろに 人気の新着歌詞 北へ帰ろ…
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おもかげ酒場 – 辰巳ゆうと
裏町濡らす 通り雨小さな夜の めぐり逢い酔うほど沁みる やさしさがかげる心に 火を灯す今日も寄り道 石畳あなた訪ねて おもかげ酒場 暖簾が不意に 揺れるたび乱れる気持ち せつなくて聞かせてほしい すぐにでも霧にかくれた 胸のうち今日もため息 待ちぼうけあなた恋しい おもかげ酒場 儚い夢に 咲いた花冷たい風に ふるえてる寄り添い合える 縁ならば紡ぎたかった 幸せを今日も寂しく ひとり酒あなた愛した …
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ハーバーライト – 辰巳ゆうと
悲しみを抱えて生きる俺たちのようだね 雪が港の水銀灯に飛び交うよ 冬の蛍 儚い夢だとあきらめて心を引き裂く 道を選んだ 夢見るあなたのように青い灯りの外国船さ一緒に行こうと言った 声がするよ揺れるハーバーライト 美しい心を棄てた悔しさを悼むみたいに涙の上にも積もる海に降る空の破片(かけら) 素敵なまんまで生きてると噂が救いさ たったひとつの 真夏の風吹く埠頭白いフェリーが離れてゆくよ無謀な若さにま…
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冬の星座 – 辰巳ゆうと
「幸せか?」って何度もきいて夜行列車で街を逃れた 窓辺を過ぎる校舎の影に何とかなると 肩を抱いてまるでふたりの卒業式さ その日暮らしの東京愛しあってるだけで 何も恐れなかった君の笑顔それが勇気さ あんな純な気持ちで人を想う恋は 二度とできないどこかで君も想い出すかな切ない幸せを 冬の星座を指差しながら星の名前を教えてくれた 夜空があんなまぶしいなんて初めて知った 泣けるメモリー無垢な時代も終わると…
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夢で逢いましょう – 辰巳ゆうと
星屑散りばめて この日のフィナーレ素敵な夢を あなたに見せて幸せな明日へ 誰かの真心が あなたを見守るあなたの愛も 祈りもいつか誰かに届くよ 夢で逢いましょう ささやく星は本当のあなたを 知ってるからね愛しているよ あなたの清いこころ 祝福されている 僕らは誰でも命はみんな宝石なんだ貴さで輝く 恋している人に 届かぬ想いを涙で抱いて 大事にしてるあなたが好きだよ 夢で逢いましょう 泣きたい夜も内気…
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遊び道具じゃないんだ – 辰巳ゆうと
妖しい夜に ふたりは抱かれ人生棒に振ってみるのもいいと不死身のKISSに 酔って深みに嵌(は)まるドレスが落ちる 山手通りの夜 幸せなんて夢のまた夢愛されないで 生きてきたって言った 愛を信じていいんだ傷ついて怯えてる 子鹿みたいな瞳遊び道具じゃないんだ 男と女の 胸に騒(ざわ)つく裸にした情(やさ)しさってやつは 誰かの胸で泣きたい夜が誰にもあると 月を見上げて言った傷つきやすい君の心のように細…
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遠雷 – 辰巳ゆうと
海鳴りみたいに 遠雷が響く夜は誰かに 僕の秘密を聞いてほしくなる 好きなのに言えなくてもっと恋は燃える 一瞬で夜空を裂く 稲妻のようだね あなたに抱かれる夢を見て涙がこの胸刺すように恋する心は行き止まり頬をつたう 愛に試されて 街路樹並んだ美しい街は恋をしている人は笑顔で すぐにわかるんだ 好きだから切なくて燃える胸が痛い 嫌われるくらいの この情熱を信じて 悲しくなければ恋じゃない淋しくなければ…
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さよなら愛する人 – 辰巳ゆうと
「私のことは忘れて」と濡れた瞳むけて言った最終便の滑走路灯る誘導灯(ライト)を煙らせ ガラスの空港ビルに 綺麗な雪が降る想い出の街角に 出逢った海辺に さよなら 愛する人よ 誰より美しい叶わぬ夢たち 見送る雪さ あなたが生きるすべてだとそんな日々がまぶしすぎる学生街の古本屋モード雑誌も探した 映画かライブか迷い 毎月 ささやかな贅沢をしただけで 幸せだったね 愛する他には 何もしてあげられなくてご…
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いつか家族になって – 辰巳ゆうと
悲しい恋はもうやめなよ 見てられないよ 君が泣くのをだけど言える勇気がいつも なかったんだよ 僕は君が好きだよ 恋しくて 恋しくて 片想いでも逢いたくて 逢いたくて ひとりきりより 好きだった もしも夢が叶うなら 心の傷も抱きしめて君に似てる少女たちにいつか会いたい 家族になって ひとりで思い悩むよりも ふたりでおなじ辛い気持ちも 分かちあおういつかあの駅で 待ってたこともあった 唇噛んで 恋しく…