谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

Elfin – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

森の中で待っているElfin ほらそこの樹のかげ のぞいている
ふりむけば姿はなく ひそやかな気配だけが
あなたをみつめている ほらもう少しで思い出しそう

森の中で待っているElfin 白い指が首筋をなでる
ふりむけば 誰もいない ささやきが聴こえてくる
この森は危険な場所と 教えたはずよ なぜ忘れたの?

Feus Wi Rau Laut! 森の奥に隠した
Feus Wi Rau Laut! 古い井戸に月を浮かべ
Feus Wi Rau Laut! 映る自分の顔を
Feus Wi Rau Laut! あなたは今 見てしまった

たとえあなたが気づかなくても 森はたぶんあなたを許さない
鳥かごを胸に抱いて これがぼくの愛だという
見えないの? その小鳥は とっくの昔に骨になってる

Bis Mait Du Laut! 人間の食べ物を
Bis Mait Du Laut! あなたは食べてしまったのね
Bis Mait Du Laut! ここへ来てはいけなかった
Bis Mait Du Laut! でも もう遅い

わたしの夢に棲んでいるElfin 燃える森の燃える枝の上に
小鳥を殺したのは ほんとうは誰だったの?
人間の食べる物を 彼の家に投げこんだのは?
だけどもう何もかもが 燃えさかる炎の中
恋人も彼の家も 思い出もみんな燃えてしまった

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カズオくんと不思議なオルゴール – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

蓋を開ければ カタカタと錆びた歯車 軋ませて見るも無残な 踊り子が立ち上がる飛び出た目玉 裂けた服両手はもげて ぶら下がる回ろうとして 回れずに震え もがく自分

哀しみのからくり人形楽団 – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

ラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だラララ ぜんまいとばして 意味のない歌 歌うよラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だラララ 死ぬまで聴かせる 逃げても追い

ねこの森には帰れない – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

きのう手紙がとどきました ふるさとのねこの森からお元気ですかもう10年も 帰らないので心配してますあたしの好きな赤いきのこ なつかしい朝のそよ風思い出したら 泣

あたしの恋人 – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

あたしの恋人は 飛行士で初めての 空を 飛んだ時に真赤な炎 吹き上げながら落ちて来たけど 死ななかったそれから今まで 生きつづけてあたしのとなりに 今もいるわこ

第5の夢・そっくり人形展覧会 – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

そっくりだけどちがう そっくりだけどちょっとねどこがどこがちがうの? よく見てごらん目がふたつ 鼻ひとつ 口ひとつで 耳ふたつまる顔で 面長で ちょっぴりタマゴ

ヤマハ発動機社歌 – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

輝く富士の 嶺より高く大空翔ける 理想の翼世界に拡がる 高き文化は豊かな英知の 芽生えと共に伸びよ 伸びよ 翔べよ世界の人が 見つめる中でヤマハ ヤマハ ヤマハ

第2の夢・骨の駅 – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

山奥の 小さな駅に とまったら青い空気を ごらんなさい青い空気は 骨が好きあなたの骨を 食べてしまいます青い空気は 骨が好きあなたの命を 食べてしまいます山奥の

KARA-KURI-DOLL~Wendy Dewのありふれた失恋~ – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

わたしは夢みるからくりドール毎時ちょうどに 時計の中から笑顔で飛びだし くるくるまわるの小鳥と 子猫と 双子のロバと朝の8時と 夕方5時にいつも見ている人がいる

ねむの花咲けばジャックはせつない – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

おぼんのようにまんまるな ララ月が ララ浮かんでいるおぼんのようにまんまるな あの子の瞳が浮かんでるきょうもジャックは登る 月明かりさす丘の道をきょうもジャック

素晴らしき紅マグロの世界 – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

幸せの予感 それは紅マグロお口の誘惑 それは紅マグロピチピチのプリプリで ほどよく締まってジューシーでひと口かめば脳天突き抜け 広がる旨味誰もがほほえむ そんな

さよならDINO – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

あの日 空から 不思議な雨が降るのを見たtwi twi tu twa tu twi tu twaつぶやき 落ちてくるPlankton 鏡文字 数えきれない言葉の

ハートのジャックが有罪であることの証拠の歌 – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

おまえはきみが彼に聞いた 彼女は答えた彼はいい人だけれど わたしも僕が泳げないやつらに彼がやつは言った 出かけなかったと僕がそれをわれらも知ってると彼女が思った

公爵夫人の子守唄 – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

かわいいぼうやはどなりつけくしゃみをしたらひっぱたけ大人をこまらせるためにこそくしゃみしているだけだものワーウ ワーウ ワーウワーウ ワーウ ワーウわたしゃぼう

パラソル天動説 – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

僕らのまわりを 月が回る 星が回る太陽が回る くるくる休みなく彼らが回ると同時に 僕らもまた回っている互いにそれぞれ回って それぞれめまいを起こして足がもつれて

ROLLY&谷山浩子のからくり人形楽団 – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

見えない国から 見える船で山を越えはるばる来ました 今宵あなたの町へラララ からくり仕掛けの 人形の楽団だラララ 自分で自分の ねじを巻いて動くよラララ からく

キャンディーヌ – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

7123年前に僕はきみと初めて出会ったんだ通りかかる人もない 高速道路の下で星を口に詰めこんで 笑っていたそれがキャンディーヌ きみきみは誰より巨大な女の子普通

王国 – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

歪んだ王国に ぼくたちは住んでる歪んだ鏡を守っている歪んだ王国の 歪んだ鏡にぼくときみだけが まっすぐにうつる広間にさしこむ 日射しの角度は凍りついたように幾千

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恋する人は眠れない 恋する人は眠れない真夜中に 天井をとおして星を見る星はわたしの瞳の レンズに降りてくるそれは世にも恐ろしい 星座のかたちそれは世にも恐ろしい

あやつり人形 – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

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ある楽団員の回想 – 谷山浩子×ROLLY(THE 卍)

その日の天候を概略的に述べるならば曇り ところにより晴れ青い青い 真っ青な抜けるように青い空その空を分厚い雲が全て覆い尽くし曇り 概略的に昼だというのにあたりは

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