西川峰子

  • 縁切り港 – 西川峰子

    あなたは船に乗る 私は岸に立つここはサヨナラ港泪が引き裂く ふたりの恋の糸どうにもならない 運命なら別れならせめて欲しいのよ せめて欲しいのよ可愛い妻の名が あなたは背伸びする 私は手を伸ばすこれが見おさめなのね嘘だと知りつつ うなずく帰りの日ようやくおぼえた くちづけを恥じらいを誰にみせましょう 誰にみせましょうあなたの身代りに あなたは消えて行く 私は残されるここは縁切り港夢みた幸せ こわれて…

  • 恋でしょうか – 西川峰子

    赤い夕焼け背中にあびて歩くふたりづれ影が離れて また寄り添って恋でしょうか 黙っていたんじゃ駄目よ好きだと打ちあけましょう分かっているくせに隠すずるい人 明日はみんなの噂になるわ嬉し恥ずかしい 指がほどけて また結ばれて恋でしょうか涙がポロリとひとつ倖せすぎるの私 笑ってうなずいて見てる好きな人帰りたくない時間も遅い せめてくちづけを 息を秘そめて またはにかんで恋でしょうか もうじき別れの小径窓…

  • 考えさせて欲しいのよ – 西川峰子

    あなたにわたしをあげたならあなたの心はさめるでしょう男の人には 気をつけるのよ田舎を出るとき姉さんが駅のホームでいいましただからお願い だからお願いもう少し考えさせて欲しいのよ あなたにわたしをあげたならやさしいあなたじゃなくなるわ男の人って指切りしてもきれいな花見りゃ その花にすぐに目移りするでしょうだからお願い だからお願いもう少し考えさせて欲しいのよ あなたにわたしをあげたならあなたは逃げて…

  • ふたりの秘密 – 西川峰子

    秘密に秘密にしておいて私があまえて泣いたこと胸の丸い ふくらみはあなたで一杯 はじけそう花は花は花はほんのりまだ蕾あなたに抱かれて 咲きたいの こらえてこらえて 待っていて私が大人になれるまで指にまいてる 包帯はあなたにくちづけ された指好きと好きと好きとつぶやく独り言あなたに聞かれる 恥ずかしさ いつでもいつでも 会いたいの私の気持は決まってる色も知らない 口紅はあなたに見せたい 薄化粧眼もと眼…

  • 峰子のマドロスさん – 西川峰子

    あ、あ、あばよバイバイ 可愛いあの娘波が呼ぶんだよ 風が呼ぶんだよ白い帽子を 横ちょにかぶり泣かせるつもりは ないけれどや、や、やっぱりおいらは 海のマドロスさ あ、あ、あばよバイバイ いとしいあの娘かもめ くるりとよ 名残り惜しんでるわざとじゃけんに 口笛ふいてさよならがわりに 投げキッスや、や、やっぱりおいらは 海のマドロスさ あ、あ、あばよバイバイ 可愛いあの娘今度くる日まで 無事でいておく…

  • 初めてのひと – 西川峰子

    抱いてほしさに ふるえる肩に指も触れない 好きなひとそうよあなたが 初めてのひとどうぞ大人に してほしい してほしいこの指 この胸 この心あなたひとりに あなたひとりにささげたい 紅もつけずに 恥じらいながら甘いくちづけ 待つ私そうよあなたが 初めてのひときっと大事に してほしい してほしいこの髪 この頬 この命あなたひとりの あなたひとりのものだから 泪ぐむほど やさしくされて顔がまともに みら…

  • あなたにあげる – 西川峰子

    幼なごころに いとしい人の胸に抱かれる 夢みて泣いたいやよ いや いや子供じゃないわ可愛いだけの 恋なんてあなたにあげる 私をあげるあゝあなたの 私になりたいの 長い黒髪 とかれて散って膝で甘える その日を待つの嘘よ! 嘘 嘘指さえ触れぬきれいなだけの 恋なんてあなたにあげる 私をあげるあゝあなたの 私になりたいの 好きになっては いけないならばなんで逢わせた こうまでさせた駄目よ! 駄目 駄目子…

  • ギター流して今晩わ – 西川峰子

    赤いジャンパー ジーンズ姿ギター片手に のれんをくぐりゃ待ってましたと 声がとぶなにをいきましょ お客さんみんな手拍子 願います 雨がつめたい 駅裏通り身体さむさに ふるえていても胸にゃいっぱい 夢がある明日もおいでと 肩たたくここが私の ふるさとさ 人気の新着歌詞 あなたにあげる – 西川峰子 幼なごころに いとしい人の胸に抱かれる 夢みて泣いたいやよ いや いや子供じゃないわ可愛い…

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