蠣崎未来
路傍の唄 – 蠣崎未来
あなたはまるで
路傍の花のよう
ガラス戸越しに流れる車の姿を見て
味気ないと思っていた
ここに来るまでは
コンビニまでアイスコーヒーを買いに行くだけの
短い往復の時間をやけに気に入ってる
あなたはまるで
路傍の花のよう
置き手紙をいつも添えていきたくなるような人
あなたはまるで
路傍の花のよう
ささやかに私の心にいてくれるような人
あなたはまるで
路傍の花のよう
置き手紙を読んでどうか笑顔でいてほしい人
あなたはまるで
路傍の花のよう
ガラス戸越しに流れる車の姿を見て
味気ないと思っていた
ここに来るまでは
コンビニまでアイスコーヒーを買いに行くだけの
短い往復の時間をやけに気に入ってる
あなたはまるで
路傍の花のよう
置き手紙をいつも添えていきたくなるような人
あなたはまるで
路傍の花のよう
ささやかに私の心にいてくれるような人
あなたはまるで
路傍の花のよう
置き手紙を読んでどうか笑顔でいてほしい人
あした 朝になれば君をさがしにゆこう冬になる頃までに君をさがしにゆこうあした 朝になれば君をさがす旅へと朝陽が昇る頃に君をさがす旅へとこの世界は広すぎて君をさが
今夜あなたと並び見る月が紙の月だとしてもいいまがいものが美しい時もあるから忙しい街を抜け出してみても非日常など何処にもなくて煩わしさを抱えて また今日も家に帰る
やわらかな風が吹く この街で君の声が揺れて 光に溶けてゆくここにくるといつも 君に会える気がするからいつもより歩幅を落として この道歩こう穏やかな日々流れる こ
明日は思い切り歌えるさ今日のは不甲斐ない歌だった媚びを売るのも 奇をてらうことも捨てて私は 私の恥を晒そうふらつく足取りで帰る道今日のは本当に駄目だったアルコー
いったい何を見てきたんだろう思案することは もうやめたわ焼き払われた七月の星空首をもたげながら咲きつづける花疲れました 休みましょうあなたの腕の中で安心だから大
夕方の汽笛の音が夜の足音を告げているカモメがぐるぐると螺旋状に遊ぶ夕方の焦げそうな赤が静かな海を光らせてる汽笛が鳴りおわるやがて、夜をむかえるなにも変わらない
君の声が聞きたい朝も昼も夜も君の歌が聞きたい今すぐだって聞きたい曇り空を月夜に変えてしまった歌声はだかんぼうのお月様恥ずかしそうに光っているやめにしな そんなこ
今夜あなたに会いたいからどんな言葉で誘い出そう今夜あなたに会えないからどんな理由で諦めようあなたの話が聞きたいからどんな用事で電話をかけようあなたの話が聞けない