春に 春に追われし 花も散る
酒ひけ酒ひけ 酒暮れて
どうせ 俺らの行く先は
その名も 網走番外地
キラリ キラリ光った 流れ星
燃えるこの身は 北の果て
姓は誰々 名は誰々
その名も 網走番外地
遥か遥か 彼方にや オホーツク
紅い真っ紅な ハマナスが
海を見てます 泣いてます
その名も 網走番外地
追われ 追われ この身を故里で
かばってくれた 可愛いい娘
かけてやりたや 優言葉
今の俺らじゃ ままならぬ
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人の心の裏側に深くて青い海がある男の心 女の心顔のない手で 揺らすのは誰飛んで 飛んでああ白い翼あるなら もっと遠くへ あなたと一人の旅で出会った二人 指のすき
流れ流れて さすらう旅はきょうは函館 あしたは釧路希望も恋も 忘れた俺の肩につめたい 夜の雨春にそむいて 世間にすねてひとり行くのも 男のこころ誰にわかって ほ
白樺 青空 南風こぶし咲くあの丘北国の あゝ北国の春季節が都会ではわからないだろうと届いたおふくろの 小さな包みあの故郷(ふるさと)へ 帰ろかな 帰ろかな雪どけ
つぎの北国行きが来たら乗るのスーツケースをひとつ下げて乗るのアー 何もあなたは知らないのこの町と別れるの明日あなたにお別れの手紙が届くわきっといつも別れましょう
ひとりで寝る時にゃよォーひざっ小僧が寒かろうおなごを抱くようにあたためておやりよひとりで寝る時にゃよォー天井のねずみが歌ってくれるだろういっしよに歌えるよひとり
折れた煙草の 吸いがらであなたの嘘が わかるのよ誰かいい女 出来たのね出来たのねあー 半年あまりの 恋なのにあー エプロン姿が よく似合う爪もそめずに いてくれ
別れの朝 ふたりはさめた紅茶 のみほしさようならの くちづけわらいながら 交わした別れの朝 ふたりは白いドアを 開いて駅につづく 小怪を何も言わず 歩いた言わな
背のびしてみる海峡を今日も汽笛が遠ざかるあなたにあげた 夜をかえして港、港 函館 通り雨流す涙で割る酒はだました男の味がするあなたの影を ひきずりながら港、宮古
涙枯れても 夢よ枯れるな二度と咲かない 花だけど夢の夢のかけらをせめてせめて こころにあゝ 永久にちりばめ逢わずに愛して いついつまでも逢えば別れが つらくて泣
こんなに別れが 苦しいものなら二度と恋など したくはないわ忘れられない あのひとだけど別れにゃならない 女の意地なの二度と逢うまい 別れた人に逢えば未練の 涙を
霧にだかれて しずかに眠る星も見えない 湖にひとりちぎれた愛の 思い出さえも映さぬ水に あふれる涙霧にあなたの 名前を呼べばこだませつない 摩周湖の夜あなたがい
雨がやんだら お別れなのね二人の思い出 水に流して二度と開けない 南の窓にブルーのカーテン引きましょう濡れたコートで 濡れた体であなたは あなたは誰に誰に 逢い
今日でお別れね もう逢えない涙を見せずに いたいけれど信じられないの そのひとことあの甘い言葉を ささやいたあなたが突然 さようなら 言えるなんて最後のタバコに
知りすぎたのね あまりに私を知りすぎたのね 私のすべて恋は終わりね 秘密がないから話す言葉も うつろにひびく嫌われたくなくて 嫌われたくなくてみんなあなたに あ
涙じゃないのよ 浮気な雨にちょっぴり この頬 濡らしただけさここは地の果て アルジェリヤどうせカスバの夜に咲く酒場の女の うす情け唄ってあげましょ わたしでよけ
アカシアの雨にうたれてこのまま死んでしまいたい夜があける 日がのぼる朝の光のその中で冷たくなった私を見つけてあの人は涙を流してくれるでしょうかアカシアの雨に泣い
花よ綺麗と おだてられ咲いてみせれば すぐ散らされる馬鹿なバカな 馬鹿な女の怨み節運命(さだめ)哀しと あきらめて泣きをみせれば また泣かされる女おんな 女なみ
泣いてくれるな 流れの星よ可愛い瞳に よく似てる想い出さすな さすらい者は明日の命もままならぬ別れせつなや 孤りになって死ぬほど好きだと 知ったのさ花を千切って
お酒はぬるめの 燗(かん)がいい肴(さかな)はあぶった イカでいい女は無口な ひとがいい灯りはぼんやり 灯(とも)りゃいいしみじみ飲めば しみじみと想い出だけが
ここでいっしょに 死ねたらいいとすがる涙の いじらしさその場しのぎの なぐさめ云ってみちのく ひとり旅うしろ髪ひく かなしい声を背(せな)でたちきる 道しるべ生