花岡優平

  • 恋ごころ – 花岡優平

    窓越しに入る 柔らかな日差しには愛を語る優しさを ほのかに感じてしまう机の上には 一輪の可憐花生きる意味を諭(さと)す様に ただ静かに咲いている あーあの人の 心惑わす花になりあの涼しげな瞳さえ 乱せれば思っても思っても 思い届かぬ恋ごころ 計算づくしの 恋をする人ならばまるでドラマの偶然を 演じることも出来る見分けのつかない 毎日が過ぎてゆく明日もまた同じ様に 溜息を少しまぜて あーあの人の 心…

  • 君が道標 – 花岡優平

    駅の片隅に 座り込んだら少しは気楽に なれるのだろうか家路を急ぐ 人ゴミに紛れ大声出して 泣きたくなる理解(わか)っているさ 宇宙(そら)の星と同じ数ほど 幸せな生き方がある事君を愛してる 君を守りたいそれが 生きてゆく 道標 いたずらな風が 花を散らすように明日の命も 判(わか)りはしないさ一番大事なものが 有るのならそれでいいのさ 幸せだろう生きてく事は 辛い方が多いけれども だからこそ幸せが…

  • 愛のままで… – 花岡優平

    小鳥たちは 何を騒ぐの甘い果実が 欲しいのですか他人(だれ)かと比較(くら)べる幸せなんて いらないあなたの視線が 愛(いと)しくあれば…あぁ この世に生まれ 巡り逢う奇跡すべての偶然が あなたへとつづくそう 生きてる限り ときめきをなげかけて愛が愛のままで 終わるように… 過ぎた日々を 飾ることよりあなたと生きる これからの時間(きせつ)後から感じる幸せよりも 今は糸ひくような 接吻(くちづけ)…

  • ヨコハマ – 花岡優平

    三日月が落ちたような シーサイドホテル手をつなぐ恋人たちも 絵のよう若い娘(こ)は素敵だと 思うけれどあの頃に戻りたいとは 思わないだって人生は 片道切符いい事ばかりの筈もない恋をくり返し 傷ついて愛のかたちを知るヨコハマ… 想い出を連れて歩けばすぐそこね チャイナタウン 野球を見てこの店で 飲んだ麦酒(ビール)ベイブリッヂ 点(とも)す灯(ひ)が きれいだった話した言葉よりも あなたの瞳(め)が…

  • 風の中のクロニクル – 花岡優平

    私の生きたページにあなたのことを記すそれがどんな歓びかあなたは知らないでしょう いつかはやがて私の命もつきるけれどそれが何の始まりかあなたは知らないでしょう 私が生きた物語をああ 風が詩(うた)ってる私は何を恥じるだろう私は何を誇るだろう 思えば長い戦(いくさ)でたくさん死んだけれどそれが何のためなのかあなたは知りたいでしょう 誰にも負けず一途にひたすら愛を探すそれが生きたことなのか私は知りたいの…

  • ロマンスグレーになっても – 花岡優平

    どちらかと云えば まだ子供に近かった頃君とよく自転車を 並んで走らせた君はキラキラキラキラ 僕もキラキラ輝いて同じテンポで今でも 時を刻んでいるからそうさ ロマンスグレーになっても 素敵だねあの頃と同じさ 胸がときめく… 僕等でも街中で kissをしたくなるよね人ゴミも気にせずに 年さえ気にせずに君はキラキラキラキラ 僕もキラキラ輝いて同じ時代を生きてる者同志 わかるのサそうさ ロマンスグレーにな…

  • 東京エゴイスト – 花岡優平

    私の心の 傷あとは蝶々の模様と おまえは笑うあなたの心は 蜂の巣ねどうしてそんなに 穴だらけなの?東京 エゴイストのふりで無理におまえの背中 抱き寄せても東京 愛され方を知らない自分に 気がつくだけ本当は淋しいと 口に出せない 嘘つき ダイヤのピアスか 星屑かどちらが欲しい?と おまえに聞いたそんなのどっちも いらないわあなたの涙が ひとつぶ欲しい東京 エゴイストの街で何もこわくないさと つぶやい…

  • 名前の無い恋 – 花岡優平

    ふとした 優しさに ひかれあい気がつけば 淋しさ ぬぐいあうこれが最後かも しれないと思うほど 愛(いと)おしい人上手な生き方 探すよりほとばしる 愛に走りたい…ただ 会いたい ただ 愛したい黄昏に輝く 花が散るまで名前の無い 恋でもいい いつしか 忘れてた ときめきに身を焦がし 指先 見つめるのもっと美しく 咲かせたい爪の先 夕日がにじむ昨日をつくろう 嘘よりも隠せない 愛を抱きとめて…この 心…

  • 愛はときおり… – 花岡優平

    子供達(こどもら)が 巣立ったら 旅行に行こうねあの頃よりも少しだけ 贅沢(ぜいたく)もいいね夕暮れの 茜空 一番星がキラリ見てたら聞こえてくるようそんなあなたの声愛はときおり 急ぐ旅をするどうして神様 連れていったの私の方が 大切な人…。 公園の ベンチには 年老いた夫婦何も聞こえはしないけど 笑って話してる二人にあんな日が 来ると信じてたどうして神様 連れていったの私の方が 必要な人…。 電車…

  • 部屋の灯り – 花岡優平

    帰り道など 忘れてしまってこのまま何処かへ 行こうか子供じみたことを つぶやきふと 苦笑い忘れかけてた、歌を聴いた日は忘れかけてた、傷を思い出す灯りのついた 部屋に帰るありふれた 毎日が退屈すぎた あの日の俺はWoo おまえを泣かせた 積み上げてゆく 人生はまるで積み木の城と おなじさ壊れやすいことを 知っててでも 壊すのさ自由なのかと、言えば自由でも孤独なのかと、言えば孤独だね後悔なんて なにも…

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