能瀬慶子
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ほほえみプレリュード – 能瀬慶子
ため息混じりなの 書きかけのレポートあなたが邪魔して どうにも前に進めない 憧れの的だと 知っているからなの言い出せないまま 卒業したらどうしよう Love me はじめて恋したのLove me けれども片想いあなたはいつでも 一人じゃないはずなのララ Love you ララ Love youほほえみをあげたい…… 電車の中で見る 英単語の裏にあなたの名前を 書いては消してみるのよ Love me…
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フラワー・バス・ステーション – 能瀬慶子
太陽もつかむほどの背高のっぽねあなたのあだ名はBig ミッキーマウス・ボーイ恋の天使よBig ミッキーマウス・ボーイやさしいまなざし そっとかた抱かれバスを待つひとときめくばせしたのに 気づかない フラワー・バス・ステーションフラワー・バス・ステーション春の日の花たちもふたりをふりかえる はち植えのシクラメンをゆれるバスの中かるがる片手でMy ミッキーマウス・ボーイ私の家までMy ミッキーマウス・…
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He Is コットン100% – 能瀬慶子
ポロシャツのえり折れててもなんのその夏の海辺じゃ 素顔が一番洗いざらし さわやかタッチなんですかめばかむほど 味が出てくるの 私の彼 ドジな人だけれど青い空に叫べるのよ 大好きだって He is my boyfriend lucky!He is my boyfriend funky!それでも 性格コットン100%合格なんです どこを見てるのサーフィンボードにぶつかる間違えてる それ他の女(ひと)よ…
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海の妹 – 能瀬慶子
恋の陽に灼けて 灼けすぎた胸一年が白さを かえしてくれたわ 小雨のカーテンに すけてる海はまだ 輝やかない あなた来ないからヨットを洗って ペンキぬりかえやっとあなたと 私の夏が来る 三年越しの海の妹はいつでも あなたの恋を見て来た きれいな人が あなたを追って都会(まち)から 来るたび一人白い帆を見おくった砂浜 ギンガムチェックの ハンカチたたみ白いジーパンの ポケットに入れたあなたのひたいに光…
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カリフォルニア – 能瀬慶子
あなた 飛んできていつも そばにいて欲しい夢なら 簡単に夢なら 逢えるはずなのに 青い小びんにまるめた便せん波に流す 潮風が見てない間に想いをこめて…… わたし 好きなのよそうよ 空いっぱい位恋なら 遠くても恋なら わかるはずだから 青い小びんはこの海渡って届くでしょう寝転がるあなたの耳もと甘い風になって 青い小びんにまるめた便せん波に流す 潮風が見てない間に想いをこめて…… 寝転がるあなたの耳も…
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ハートにシャンプー – 能瀬慶子
ハートにシャンプー 昨日にシャンプーほら ほら こころにひろがるわ 新しい風 山カンを はずすのは 苦手な科目ばかりねらってた ローラーシューズたった今売れちゃった 待っている 電話ほど かかってきませんね好きじゃない 人からは 花なんかもらうし 今こそ私の シャンプー・タイムチェンジが必要ね 気分転換よ ハートにシャンプー 昨日にシャンプーほら ほら こころにひろがるわ 新しい風 よそ行きの靴は…
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星空の天使達 – 能瀬慶子
星空へ 星空へ お帰りよキューピッド 星空の天使達 おしゃべり好きね今夜も私の 恋のうわさ話まだあいつのこと 恋人と決めたわけでもないのに おしゃべりね あいつに恋心 そっと抱かせてみたいから目くばせしないで キューピッド少しはお黙り キューピッド 星空で 星空で 私の恋見守って 星空の天使達 おせっかい好きね今夜はとうとう あいつの部屋の窓をこじあけ 私の気持ちを耳うちしたのね おせっかいね あ…
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おはようNOVEMBER – 能瀬慶子
おはよう NOVEMBERあなたの街までおはよう NOVEMBERあなたの部屋まで やっぱりこの手で渡したくって昨夜(ゆうべ)書いた手紙を持った赤いばらの花束の中わたし 思い切ってはさんでみたの あの娘にほほえむあなたを見かけてTICTAC TICTAC胸まであせり出してる おはよう NOVEMBERあなたの街までおはよう NOVEMBERあなたの部屋まで かけ足 階段 登りつめたらドアをたたく勇…
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美少女時代 – 能瀬慶子
Good-bye My Lovely Days 風に舞う 花びらみたいと出逢うたびに 言ってくれた人あなたといれば 私 プリンセス他の誰より 輝いた…… まんまるの鼻 太めの足なぜか 気にしなくてもすんだのよ遠くに旅立つと 言わないで 言わないで 明日は私 綺麗じゃないわさよなら 美少女時代あなたがくれた優しさ…… Good-bye My Lovely Days 汽車に乗る 背中をくるりと私の方 …
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鏡の国から – 能瀬慶子
「もし 好きなひとができても私のこと忘れないでね」って街を越すあなたに言った……心は届いていたかしら 鏡の国は 反射映し手のひらも ひとつに重なる泣き顔もかくされて 笑顔になるよね…… ぜんまい仕掛けのオレンジが時を刻めば わたしにもうすれる記憶をひきとめる幼さが消えてゆくかしらいつか…… ギンガム・チェックの洋服休みの日に着て あなたの街までバスに乗りでかけたけれど……手にしたキップは 片道よ……