あいつひとりが 男じゃないと
忘れるつもりの 旅でした
月のしずくに 泣き濡れながら
指輪も捨てた はずなのに…
凍てつく風が 哭く海鳴りが
想いださせる 納沙布みれん
俺のこころの 終着駅は
おまえの胸だと 言った彼(ひと)
あんな綺麗な 瞳(め)をしてたのに
私に嘘を つくなんて
はぐれ鴎を 目で追いながら
あなた呼んでる 納沙布みれん
雪よ降れ降れ 悲しい恋を
おもいで話に できるまで
赤いハマナス 咲くこの町で
もいちど逢いたい 抱かれたい
また来る春を おんなの春を
待ってみましょか 納沙布みれん
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時を知らせる 別れの鐘が鳴りやむまでは 抱いててほしい北の女の 凍える胸にあなたは春の 陽だまりでした見上げれば アカシアが雨に震えて 泣いている北の大地を 流
別れ 別れようかと 眼をみたら死ぬわと 死ぬわとぽつりと 云ったきりあとはブルース 歌ってたナナと云うのは ナナと云うのはそんな おんな横浜(ハマ)の横浜の生ま
柳小路の すずらん灯煙りににじむ 湯の町よ来れば哀しい 想い出ばかり変らぬものは夜更の 夜更の ながし唄坂をくだれば 浪の音海岸通り 賑わえどひとり渚を さまよ
なにも なにもしないで 帰してくれるそんなそんな あなたが 憎らしいなぐりつけても なびかせる無理を待ってる 宗右衛門町の夜が短い 大阪の夜身分 身分ちがいは
好きなように生きた この私だから死の訪れなど 怖くはなかったやり残した事も 沢山あるけれどやる事はやった 人の倍ぐらい生きる 生きる 今になって私は生きることの
三日三晩も あたしを忘れてさどこで今まで 何していたの脱いだ上着に 移り香させて笑ってごまかす 憎い人HUN! 酔ってネクタイ 片手でゆるめでも 惚れてる弱みで
淫らな香りの羽根をひらめかせあなたを誘うの 愛の巣箱へ甘い蜜はジュモン入りすべて忘れていいのよLa abella reina むさぼるようにLa abella
過去に向かう 迷路のような路地の途中 その店はある~泣きたい方 どうぞお入り~なまえの消えた 古びた扉人生よりも 苦めの珈琲飲み干せば…グランパの猫が 十二時間
遠い国に 哀しみ消す泉が あると言う人は その水を 求め集まるけれどいつも 欲しいものはこころの 中にある深い傷あとを 癒す泉もああ 泣きなさい泣いていいのよい
たった一回の 人生じゃないの毎日 楽しまなけりゃだめよゴールは まだまだ遠い思い出を 振り返るよりもこれから 思い出になる日々を作ればいいのよオイ・オイ・オイ
どうしてわたしは ついてないの何から何まで ついてないの恋をして 捨てられてなんど死のうと 思ったか十九 二十の 昔のようにああぁ もう一度 幸せになりたい優し
ふりむけば ひとすじの光の中にときめきと 愛を謳う赤いバラが 咲いてた馨しい花の香に 心染められあの日から 愛を探す長い旅は続くの雨に打たれても 風に吹かれても
西へ東へ 風が吹くからあたし今夜も 眠れないだって 次々 色々あるから下手すりゃ 一晩ひとむかし天涯孤独と 言いながらお祭り騒ぎで 生きてきた男も大変 女も大変
聞こえてくるわ あの時代(ころ)の歌がひとは時に過去(むかし)を振り返り明日(あした)への旅 続けて行くのねあの日窓から 見上げた星は絶望の谷間であなたがくれた
たまらなく 淋しくて独りネオンの海さまよえば 面影が涙になるの愛なんて 信じない女だったのに見せかけの やさしさが忘れられなくて夢だけ置き去りにあんた どこなの
畳に徳利(とくり)が転ってお風呂にお湯が あふれ出しそれでも この手を ほどかずに惚れたあんたの 肩をかむ外は九月の 金の月貼り絵みたいな 金の月あんた死ぬまで
送らないからと 急に背を向けて青い角巻で 涙を隠す風花が風花が 雪にもなれずに吐息つくよに 薄い肩に舞う越後湯沢の お葉という女白い湯けむりに からだ寄せ合って
冬でもないのに 川風が芯から心を 凍らせる水に浮かんだ ネオンさえ何故だか震えて ぼやけがち泣かんとこ 泣かんとこあゝ アホらしやの鐘が鳴る尽くしても 尽くして
湯上がりの汗をおさえて 鏡にむかう私の横には あなたがいたわふたりの暮らしが ひとりになって深深(しんしん) 花びえ 春がくるうす紅染めた 爪さえもあなた あな
あたしから 切り出して御破算にしたのにあの女(ひと)と 別れたと噂を聞いて また燃える火の鳥みたいな あなた炎の翼を広げ思い出から 今甦る火の鳥みたいな あなた