織田みさ穂
濡れつばめ – 織田みさ穂
朝がきたなら 別れるはずの
あなたの寝息 聴いている
誰かに溺れて 火傷をしても
恋に懲りない あなた 濡れつばめ
男ごころが あゝ いじらしい
抱いてやさしく してくれるから
別れを今日まで ひきずった
どうにもなれよと 捨ててもいけず
情に泣いてた わたし 濡れつばめ
女ごころの あゝ 愚かさよ
燃えた名残か 最後にいちど
あなた欲しさに ゆり起こす
遣らずの雨やら 雨音聴いて
燃えてすがれば 二人 濡れつばめ
飛んで行きたい あゝ どこまでも
朝がきたなら 別れるはずの
あなたの寝息 聴いている
誰かに溺れて 火傷をしても
恋に懲りない あなた 濡れつばめ
男ごころが あゝ いじらしい
抱いてやさしく してくれるから
別れを今日まで ひきずった
どうにもなれよと 捨ててもいけず
情に泣いてた わたし 濡れつばめ
女ごころの あゝ 愚かさよ
燃えた名残か 最後にいちど
あなた欲しさに ゆり起こす
遣らずの雨やら 雨音聴いて
燃えてすがれば 二人 濡れつばめ
飛んで行きたい あゝ どこまでも
折れたルージュ ふたりの暮らし憎い分だけ 愛してたたとえ身体(からだ)は 離れても好きなこころは 離れないあなたはひとりで 夢から覚めて残ったわたしを 置き去り
だめよ だめよ まだ帰さない夜は 夜は もう明けるけど始発電車の 時間に早いわいいの いいの ただ傍(そば)に居てそっと そっと 髪撫でながら愛のなごりを 惜し
街外れ 並木路枯葉の群れと 戯れて消えた気紛れ 旋風(つむじかぜ)さよならの手紙 寒空の彼方ちぎれて飛んでゆく別れにはお似合いの 季節になった心まで凍らせる 季
女は誰でも ひとつの物語迷いながらも 歩いてる過去もあります 傷もありますきれいな思い出 だけじゃないあぁ あなたの風に 吹かれていたい出逢ってくれて ありがと