まだ 何も知らない
まだ 何も見ていない
ああ、
閉じた瞼の奥で
はじまりを 描いている
ぼくはまだ
この世界を なんにも 知らない
ぼくは 見たい
恋する小鳥が うつくしく うたうのを
ぼくは 見たい
星がいちばんに かがやいて墜ちるのを
ぼくはまだ
何も見ていない
ひとり 夢の中
ねえ おとぎの国は
まだ ぼくを待っているかな
あの詩人がうたった
あこがれは どこにある?
目も くらむ ような
一瞬に であってみたい
ぼくは 見たい
さなぎ すりぬけて 蝶がはばたくときを
ぼくは 見たい
咲き誇る花が あざやかに散るときを
ぼくはまだ
何も見ていない
未だ 夢の中
ぼくは まだ
この世界を ぼくを
見捨てない
ぼくは 見たい
きみが 微笑んで ぼくの名を呼ぶときを
ふれる 指が
きみの その頬が 色づいた瞬間を
まだ見ない
きみを ゆめみてる
目を閉じた まま
人気の新着歌詞
環-cycle- – 糸奇はな 枝に結ぶ 実が熟す前に落ちてしまわぬよう苦しいほどに また咲き乱れる朝へ つなぐよう何度繰り返し 繰り返し 生まれてもいつも 新しい 空を見せてあげよう還る場所
きみでないのなら – 糸奇はな 永遠でないのなら、いますぐに壊したい。もしも君でないのなら、誰もいなくていい。はるか とおく響くいつかの声が まだ 影を落とすああ、どうか 綺麗なままでいて、と
体内時計 – 糸奇はな 見たい夢も ない、と拗ねたように かたく 目を 閉じるちくたく ちくたく今、は どこに あるの?少しずつ 狂いだす わたしの体内時計 が夜の重さ に、 しがみつ
忘却舞踏 – 糸奇はな 夢を見た花のように 微笑んでいた夢を見た蝶のように 踊っていた何度でも何にでも 姿を変えてわたしは どこからもいなくなったあの 願いもあの 誓いもさあ 捨て去っ
Pillowman – 糸奇はな Where you go?Where you go?With your pillow in the bagClose your eyesWarp to desk
四角い世界 – 糸奇はな 四角い世界には あこがれだけ を何度でも塗り重ね 詰め込むの誰かの目ひとつ も 奪えなくてもわたしのためだけに 描き続けるのすり減った 真っ赤なクレヨンわたしの
あこがれ – 糸奇はな 風が 季節を はこぶ鳥が あしたを うたうどうして 泣いている?ねえ、きれいだよ。どうかきみの くちびるが嘆きに ひらかぬようにどうかきみの その 瞳が涙に く
Wither – 糸奇はな 耳を ふさいでいた心が枯れる音 が、した。明日にも 散るような 一輪の花にどうして、水を注ぐ だろう。いつか うそになる、と かわいた声で わらういつか くる
不眠症ロンリーガール – 糸奇はな おどれ おどれロンリーガールあおく光る シグナルさえ 照明にかえてたかく うたえロンリーガールうたえ うたえ見えるすべてが 夢と 混ざるまでどうせ 眠れないなら
74 – 糸奇はな Seventy-three時だけが過ぎてゆく孤独と 朽ちた王宮の果てでSeventy-three階層 罠の奥わたしは 勇者を待っているSeventy-three
ROLE PLAY – 糸奇はな 『望んでくれるなら、ぼくは 勇者になろう。…代わりが もう、いるんだね。じゃあ、だれに なろう?』『わるものが いないなら、ぼくが 悪になりうちやぶれ 彼に 名