米津玄師
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Plazma – 米津玄師
もしもあの改札の前で 立ち止まらず歩いていれば君の顔も知らずのまま 幸せに生きていただろうか もしもあの裏門を越えて 外へ抜け出していなければ仰ぎ見た星の輝きも 靴の汚れに変わっていた 寝転んだリノリウムの上 逆立ちして擦りむいた両手ここも銀河の果てだと知って 眩暈がした夜明け前 聞こえて 答えて 届いて欲しくて 光って 光って 光って叫んだ金網を越えて転がり落ちた 刹那 世界が色づいてく 飛び出…
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BOW AND ARROW – 米津玄師
気づけば靴は汚れ 錆びついた諸刃を伝う雨憧れはそのままで 夢から目醒めた先には夢 聞こえたその泣き声 消えいる手前の咽ぶソワレ憧れのその先へ 蹲る君を見つける為 行け 行け 追いつけない速度で 飛べ インパルス加速して行け きっとこの時を感じる為に生まれてきたんだ 未来を掴んで 期待値を超えて 額に吹き刺す風今に見なよ きっと君の眩しさに誰もが気づくだろう相応しい声で 視線追い越して 虚空を超えて…
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Azalea – 米津玄師
咲いてた ほら 残してった挿し木の花 あの時のままだ私は ただ あの時と同じように 君の頬を撫でた ずっと側にいてって 手に触れてって 言ったよね 君が困り果てるくらいに誰も知らぬプルートゥ 夜明けのブルーム 仄かに香るシトラス二人だけ 鼻歌がリンクしていく せーので黙って何もしないでいてみない?今時が止まって見えるくらい君がどこか変わってしまってもずっと私は 君が好きだった君はアザレア 眩むよう…
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LOST CORNER – 米津玄師
探しに行こうぜマイフレンド 海が見えるカーブの向こうへ焦らないでなるべくスロウで 風の凪いだスピードでなあきっと消えないぜ 目に映るもの全て煌めく愛も嘘も傷も全て まあそれはそれで 見上げた先に飛行機雲 空になった缶コーヒーとふと香った勿忘草 きついハングオーバーこんな祈れば祈るほど クソつまんねえ現実でも 悪くはないと思えた午後 続いていく 探り探り走っていく 潮溜まりに残って踊る二匹のスイミー…
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RED OUT – 米津玄師
頭痛む酷く 波打つ春 咽ぶ破傷風輝く夢を見る それは悪夢と 目覚めて知る ハウレディ やがて朽ち果てていく全て焦げて真っ黒けのファーストテイク骨になって笑い出すスネークハウメニー 人の祈りにつく高値踏み躙られて泣く少年下卑た面で歌うプレジデント 今すぐ消えろ 消えろ 消えろ 消えろ 消えろ 消えろ 消えろ 消えろ 鮮血煌めいて跳ねるスタインウェイ&サンズ頭の中鳴り止まない砕けたバックビー…
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LENS FLARE – 米津玄師
ありのままじゃ生きられなくってさ 肌身着飾るスーパースター何もかもにイラついてしまうから 傷つけ合うように歌を歌ったのさ カットワン あなたは誰 あなたは誰カットトゥー わたしを見て わたしを見て 薄い氷の上で踊ってさ 煌びやかなLEDそれがあなたと誰もが言うから 何もかもにイラついてしまうのさ 夢みたい そんな目で見んなうざいもっと愛されていたい ここで消えてしまいたいお前が勝手に選んだ舞台歓声…
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POST HUMAN – 米津玄師
6月1日 今日も返信なし皿に置いたフリーズドライ 依然変化はなし香る洗剤 正午告げるサイレン片づけられない 硝子の海 ルルル歌えます 家事育児もレジも相談も受け付けますルルル笑えます あなたの思うように すぐにでも ねえどうして遊べないのいつかのように握手しようよ僕の手が冷たいのなら温めるからまだ側にいて日が暮れるまでお花を摘んであの公園はもう焼けてしまったけど 道半ばで砕けたストーリーライター役…
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とまれみよ – 米津玄師
なあ今どれくらい? 「5000マイル過ぎたくらい」灰皿にしたスムージー 椅子に溢れたチェダーチーズなあどこへ行きたい? 「あと少しだけ走りたい」バックシートに空元気 気付けにしがむペパーミント 思えばあの時はどうかしていて 笑える方を取って目的地を遥か通り過ぎた思いがけやしない出会いの先に トラウマのような夢をただ見たくて走っていた「進め 先へ 進め」 何処へ? はい さよなら描いてた未来この先誰…
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マルゲリータ + アイナ・ジ・エンド – 米津玄師
すれ違った海岸通り 漂う匂いに虫集っていく流行りもんのフレンチハニー それもいいが物足りない 苦しいのをもっと頂戴 頭ん中ノックするくらい確信を揺るがす天変地異みたいに満腹なおもて往生を遂ぐ いわんや腹ペコをや甚だXOXO マルゲリータ 溶かしたチーズが 甘くえぐい夜に誘う悪戯な顔で笑いかけた そこから先は闇の中 ひた走ったセンターライン 瓦斯に紛れて何か香っていく流れ出したPJハーヴェイ 味のな…
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YELLOW GHOST – 米津玄師
さよならするならそれは置いていけな 君が思うより気に入ってんだ時間が過ぎたら忘れてしまうような 軽いものならばよかったよな 愛は買えない 諍いは絶えない 乾き切っていない首の匂いいつも救えない 悲しみは癒えない どうしても消えやしない まだ触らないで 息をしないで 怖がらないで この目を見つめて震えないで 生き足りないね この夜だけ離れないでいて 叶わなかったよな 僕らの願いは 思えば初めから決ま…