篠路圭子

  • 札幌しのび雪 – 篠路圭子

    ついてゆきたい あなたのあとをついてゆけない 過去がある心あずけて からだに残るあゝ鬼火が憎らしい想い出が 消えるまでチョッと待って札幌 しのび雪 愚痴が似合いの 酒場の隅で未練ばかりの もやい酒帰りたくない 淋しい部屋にあゝ寒さがつのるだけ優しさに 甘えますチョッと酔って札幌 迷い恋 春というのに 吐息が凍る肩に舞うよな 雪の華二度とうしろを 振りむかないわあゝ死ぬまでふたりづれ想い出が 消える…

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