笹川美和

  • だからこそ話そう – 笹川美和

    明解な感情はこの世には存在しない触れられず、目にみえぬ歌のよう 明解な感情はこの世には存在しない触れられず、目にみえぬ歌のようだからこそ言葉があるよ。話そう 話そう知りたい、知って欲しいと願うなら 話そう。 孤独を愛せるほどに強くならなくていい傷つくことを愛せるような強さが欲しいの だからこそ言葉があるよ。話そう 話そう知りたい、知って欲しいと願うなら苦しむ真実だとしても 憎むべき真実だとしてもそ…

  • 知っててね – 笹川美和

    まだ指先に、あなたの柔らかい髪を撫でた感触が残っているのあなたの髪が、あたしの睫毛を揺らすほど近くに居れたのは時のいたずら あたしは二度とあなたには触れられないもう二度と もう二度と だから きっと一度も伝えないままにあたし、あなたと離れてしまった知っててね。あなたが思った以上にあたし愛してた。 そういいわけ。聞きわけのいい大人のふりしてはみたけれど臆病がゆえあなたのことを疑ったわけではないから。…

  • ペガサス – 笹川美和

    言葉に詰まるあなたを 見て見ぬふりすることがどんなに惨めなことか 想像できるかしら もうわかっているのでしょう? 話すべき時が来たとどんなにごまかし続けても 無くなりはしないのよ 占いはペガサスなんだって 聞いてもいないのに無邪気に話したあなたは何処へ 探しても無駄よね 時だけは順調に増えていったわ思い出は忘れられるほども無いのに時忘れ、手を握り、二人並んで星空を見ることさえ叶わなかったねぇ、あな…

  • 透明色 – 笹川美和

    何も聞こえていないと思ってるんでしょう?何も知らないでいると思ってるんでしょう? それではあなたはわかっているの?この葉が色づいた本当の意味をこの笑顔が生まれた本当の意味をねぇ、知ってる? あなたに訪れた物語の意味は誰にも あなたにさえ 分かり得ないのだから、あなたが意味を創るのよ。 どうせ平気でいると思ってるんでしょう?どうせ触れられないと思ってるんでしょう? それではあなたは感じているの?あな…

  • 綺麗ごとだとしても – 笹川美和

    こんなに自分が臆病だなんて忘れていたひとつの想いを口にすることが恐いだなんて 優しい嘘。なんてそれ自体嘘だから欲しくないのに苦しむ真実を突きつけられた方が生きてゆけるのに no …忘れようとすればするほどno…時間の重みは濃くなってゆくだけ こんなに自分が不甲斐ないだなんて苛つくだけ何かを信じて待ち続けることが恐いだなんて 奇跡を信じてる。それ自体奇跡だからありえないのに綺…

  • 夢見草 – 笹川美和

    海鳴りが聞こえてきますまぶたを閉じて聞いてみます波の花は風に踊り狂ってるでしょう海鳥は風に抗い 飛んでいる力の限り両手ひろげて飛んでいるひとり寂しく孤独に耐えながら 風鳴りが渦巻いていますまぶたを閉じて座っています千切れ雲は風に酔い狂ってるでしょう夢見草は風に寄り添い 咲いている慈愛の限り香り放って咲いている色艶やかな今だけと知りながら 飛んでいる 咲いている 人気の新着歌詞 海 – …

  • 女王 – 笹川美和

    今日も溜息ばかりを吐いて一日が終わる黙れ、って耳をおさえて逃げたくなるしだけど我慢と言いわけを駆使して微笑むの今日もそんな風にして一日が終わる それでも あたし考え、悩み、選んできたから 何を恥じろと言うの、あたしよ?何ひとつ無駄なものなどないの全部あたしが決めてきたそれが今のあたし 勝ちか負けかと問われれば返答に困るだって日々悩みはあるし、自問自答の輪廻自分を貫くばかりが正解じゃないが押し殺した…

  • もぐら – 笹川美和

    闇があたしを跨ぐ頃あたしはやっと吹き返すあたしの内のお利口さんは「お好きな様に」と口を噤む 誰かの何かを壊してもあたしは見えないふりをする無邪気なあたしが顔を出し深い罪に身を焦がす 穢れを知らぬことが美徳ならば素直であることは良いことでしょう?本能に従うことの何が、呵責なのか。 哀れみなんて止してよいらない。偽善者に仕立てあげるつもり?快楽に身を投じることがそんなに悪いことかしら。 籠の扉を開け放…

  • スバル – 笹川美和

    雪のつもる夜は無音の音が包む煌星の囁きさえ聴こえるほどに 汚れなき夜に この身を浸してかさぶたをつくり この夜を超えて あぁ 神様。どうして悲しみばかりそっと与えては行くのですか? つらら光る夜は透明の粒子が舞うスバルの一星さえ鮮やかに見えるほどに 汚れなき夜は この身を隠して眠りへと誘う この夜のために あぁ 神様。どうして苦しみばかりそっと与えては行くのですか? あぁ 誰か。いつかはこのあたし…

  • 見慣れたまち (original ver.) – 笹川美和

    雨で煙るまちは 見慣れたまち代わり映えしない小径 見慣れたまち傘をさして歩く 見慣れたまちそれでも閑かに代わる 見慣れたまち あなたのしわもいつの間にか増えうしろ姿をみては まだこどもと思い知る 空の広いまちは 見慣れたまちくりかえすこの営み 見慣れたまち山を望むまちは 見慣れたまちそして川は海へと今日も流る あたしもいつの日にかここを離れなつかしく思い出す日が訪れるのだろうか あたしもいつの日に…

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