福浦隆之

東北道 – 福浦隆之

奥の細道 芭蕉の道を
あの娘探して 歩く旅
峠いくつに 港をいくつ
越えて渡って 来たけれど
うわさかくした 湯のけむり
花の白河 振り出しに
雪の津軽へ 東北道

いつか青葉が もみじになって
遅い春来て 早い秋
ここはみちのく あの娘の故郷
やっと見つけた 足跡を
冬の地吹雪 消してゆく
白い灯台 岬道
照らせ行く先 東北道

月も晦日で あの娘の歳も
やがて三十路の 風が吹く
どこにいるやら 幸せだろか
訪ね疲れた 旅まくら
ひとり泣いてる 夢をみた
詫びを一言 言いたくて
影を追いかけ 東北道

人気の新着歌詞

津軽の母ちゃん – 福浦隆之

「…母ちゃん、元気か?今年は、津軽に帰るからな…」かぜなどひくなとヨー えんぴつ便りふるさと小包 とどいたよ母ちゃんりんごを ありがとね皮など剥かずに 噛ります

出世鯉 – 福浦隆之

この世の川に 夢を抱き天まで昇れ 竜になれ男は鯉の滝のぼり苦労の波を くぐるたびでっかくなれよ 出世鯉明日のために 泥水を涙で飲んだ こともある男は鯉の滝のぼり

雪の宿 – 福浦隆之

雪にも匂いの あることをあなたとはじめて 知りました湯舟にひとひら 雪の宿吹雪のあとには 月が出てみだれた黒髪 指で梳(す)く雪にも情けが あるのならふたりを包

津軽酒 – 福浦隆之

渡る世の中 甘くはないと北の地酒が 身にしみる辛さ苦さは 男の味だグラスなどより 茶碗が似合うお父(ど)うじょっぱり 津軽酒酒は人肌 凍(しば)れる胸に厚い人情

麦 – 福浦隆之

麦という奴ァ 男草人に踏まれて 強くなる冬をだまって こらえても春の出番に 風雪を麦ははねのけ 立ち上がる春のさくらの かおりなく秋のもみじの いろもない目立つ

祝いの舞扇 – 福浦隆之

旅はみちづれ この世は情けそれが要の 夫婦道松と鶴との 縁結び明日へ翔び発つ 翼のように夢をひろげる 夢をひろげる祝いの舞扇何の色にも 染まっていない白い打掛け

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