なにもいらへん あんたがいれば
惚れて惚れぬき 掴んだ夢や
苦労買います 辛抱もします
いつか花咲く その日まで
どうぞ水掛け お不動さん
ふたりに幸福 おくれやす
なんぼ稼いで なんぼの儲け
それが浪花の 生き方なんや
つらい時には 道頓堀の
橋のたもとの 屋台酒
酔えばえくぼの 水たまり
涙を忘れて おくれやす
つなぐ手と手を 袂でかくし
わてはあまえる あんたはてれる
暖簾おろした 宗右ヱ門町に
のぞく情けの 二十日月
浪花花道 恋あかり
足もと照らして おくれやす
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年に一度の 祭りがあって男甲斐性 ソレ ソイヤ ソイヤ 燃えあがるどいた どいた どいた どいた そこのけ神輿あおるやつ 担ぐやつ人生いろいろ ありますがまずは
真菰がくれに 忍んだ恋を啼くなよしきり 別れが辛い運命つなげぬ あなたの胸でいっそ泣きたいよ 潮来なさけ舟遠くなっても 他人になれぬ分けて下さい あなたの心固い
涙に負けては いけないと浪花の風が 人情が胸に今夜も しみるのよ意地で支えた 女ののれんお酒つぐ手に 幾年月の耐えた苦労は 演歌じゃないか誰にも云えない 恋もあ
果てなく続く どこまで続く夢をさまよう 迷子のようにあなたを忘れる 愛の旅昿野を走る 汽車の駅ひとりたたずむ せつない胸を風が切り裂く … 涙の地平線幾夜も泣い
赤提灯に 灯がともる人影まばらな 裏通り暖簾をくぐれば その中は五人 座れば 身動きできぬ北のちいさな 酒場(みせ)だった情け小路の 居酒屋「あやめ」酒の肴を
人は誰でも その胸に夢を抱きしめ 生きているまっとう人生 男の誇り負けちゃならない 向かい風汗と根性 礎に命晒(さら)して 受けて立つ天が与えた 試練ならいばら
行くの帰るの どうするの逢えば別れが 辛いのにあなたと生きる 幸せをなんで世間は 許さないそれでも逢いたい 抱かれたい紅く燃えてる 恋酔月今もうずくの 指の先噛
祭りだ 祭りだ ワッショイ ショイ女みこしの お通りだ~い私を忘れて あの人は今ごろ どこで 暮らしてる女は顔じゃ ないんだよ情の深さで きまるのさ女泣かせちゃ
ひとり暮らしでも だめよ夜更かしはお酒はひかえめに 飲みすぎないでねレモンのスライスを 浮かべた水割りをつくってあげるのもアア 今夜が最後ね涙みせたなら つらく
海の男なら ひとりの女に泣くな なげくなヨー広いでっかい海原めがけて船を沖へ出せ泣いたら 負けだよ両手をふれふれ花港ソレキタ ドッコイショ行こうぜ 命船どやせど
売られた喧嘩ならば 買ってもいいが相手をよくみろ 小物じゃないかそういう時は そういう時は演歌一発 うなりとばせよそうだろうなァ……おまえは なるのだ俺を乗り越
アー 嘆くな嘆くな お父さん泣いたらカンコ鳥 笑うだろ調子に乗ったら ブタも木に登るとか熊が踊り出すとかさあさ調子に 乗りましょうこんな時にゃ こんな時にゃ や
駄目だあいつは 器じゃないと嗤いたい奴ァ 嗤えばいいさ我慢三年 辛抱五年三・五で十五夜 満月なこころ養い ああ 出番待つ他人に頼らず 甘えず媚びず意地が男の 切
逢いに行きたい 行かれないしのび泣くよな 雨が降るつらいはかない 女の運命熱い心を 抱きしめる夢もぬれます 夢もぬれます博多しぐれ遠くなるほど 恋しくてつのる想
やさしい心に つつまれた思い出ばかりに 泣かされる啼いてくれるか 情けのかもめ夕陽哀しい 室見川あなたと乗りたい 博多舟女に生まれた 幸せは愛してつくして 生き