砂川恵理歌

  • 一粒の種 – 砂川恵理歌

    一粒の種に 一粒の種にちっちゃくていいから私もう一度 一粒の種になるよ 出会って 語って 笑って 泣いた生きててよかったよあなたのそばでよかったよ 一粒の種は風に飛ばされどっかへ行ってしまうけれどあなたへと辿る確かな道を少しずつ舞い戻って 丘の上からあなたにだけ見える闇にも負けない光を放とうささやかな日々に愛をもらった私にはそれができる 一粒の種に 一粒の種にちっちゃくていいけどあなたにだけ 気づ…

  • 寂寥 – 砂川恵理歌

    通い慣れた道も 見慣れた街の景色もすべてが遠ざかる 何も見えなくなる 泣き崩れたならば 少しは楽になれるの?あまりに痛すぎて 涙が出ないの 夢を見たのなら 覚めて当然てことなの? 叫んでも 叫んでも あなたに届かない街の灯りは ざわめきは 私を慰めない 求めても 求めても あなたが見えない私の心は一瞬であなたに消されたのあなたに消されたの ときどき目が覚めて あなたの顔が見えたからそんなはずないわ…

  • 十九の春 – 砂川恵理歌

    私があなたに惚れたのはちょうど十九の春でしたいまさら離縁というならばもとの十九にしておくれ もとの十九にするならば庭の枯れ木を見てごらん枯れ木に花が咲いたなら十九にするのもやすけれど みすて心があるならば早くお知らせ下さいね年も若くあるうちに思い残すな明日の花 一銭二銭の葉書さえ千里万里と旅をする同じコザ市に住みながら逢えぬわが身のせつなさよ 主さん主さんと呼んだとて主さんにゃ立派な方があるいくら…

  • 笑 – 砂川恵理歌

    あなたと恋をしたこの場所にまだコバルトブルーの空と薫り高き花たち天真爛漫に只々ここにある淡いセピアの記憶あどけなかった日々を呼び覚ます 「強くなりなさい」と笑いながら旅立つ後ろ姿に涙に暮れていた少女はもうひとりで歩きだす 嗚呼、恋しい、恋しい人よそれぞれの道歩みながら嗚呼、恋しい、恋しい、今も思いひとつ、繋がっている私はこの道を あなたはその道をありがとう ありがとう明日もあの笑みのまま たしかに…

  • 春夏秋冬 – 砂川恵理歌

    季節のない街に生れ風のない丘に育ち夢のない家を出て愛のない人に会う 人のためによかれと思い西から東へかけずりまわるやっとみつけたやさしさはいともたやすくしなびた 春をながめる余裕もなく夏をのりきる力もなく秋の枯れ葉に身をつつみ冬に骨身をさらけ出す 今日ですべてが終わるさ今日ですべてが変る今日ですべてがむくわれる今日ですべてが始まるさ 季節のない街に生れ風のない丘に育ち夢のない家を出て愛のない人に会…

  • 遠い街へと – 砂川恵理歌

    「久しぶりだね」と笑うあなたに少し強がりで微笑んでみる「もういかなくちゃ」あなたの背中もっときついくらいに抱きしめて 違う場所にいてもきっと変わらないこの気持ちのままで いつも遠い街へと響いていくこの風に想いを乗せて大空高く飛んでいくよこの声に風を集めて あの日ふたりで見上げた空もひとりきりじゃちょっと 色褪せるように側にいたこと その大きさをどうしようもないくらいに感じてる 「同じ空で繋がってい…

  • おはようサン – 砂川恵理歌

    薄暗い街の向こう側 柔らかい朝焼けに染まる時を越え世界を変えてく 光はとても暖かい 昨日までの淀んだ空気も その瞬間にすみきっていく 手をかざすモーニングサン 空いっぱいに広がる光を体中浴びて何処へだって行けるさ 追い風に乗ってほら ずっと向こうに何かが待ってる「今」なんて すぐ超えて行けるように 背伸びして大きく息を吸う 目を覚ます新しいキモチいつだって世界を変えてく 力は私にあるから 心の窓開…

  • 祈りを。 – 砂川恵理歌

    一体何を信じて今を生きる不確かな幸せに頷きながら通りすぎた風はもう往ってしまって見えないくらい遠い空の下にいるんだろう ほらまた朝日がもう一度と叫ぶほらまた朝日と夕日がつぶやく何度でも何度でも時はきっと死んではまた生まれゆくんだろう 一体何を信じて明日を生きる限りある灯火と知っていながら悲しみに涙さえ枯れ果てたあげくただひとつ出来ることは祈ることだろう さあ 手を広げ 今 祈りをさあ 手を広げ こ…

  • 地球兄弟 – 砂川恵理歌

    青い青いこの星に生まれたみんな繋がって生きている兄弟さ 思い浮かべてみよう世界中の人の笑顔大人も子供もほらみんな笑ってる ニューヨークの人もバグダッドに住む人も北京やソウルや東京の人も 国や政治や宗教や歴史もあるけど同じ人として愛をもって さぁ共に歩こう 青い青いこの星に生まれたみんな繋がって生きている兄弟だろ? 思い浮かべてみよう争いのない一日を悲しみの涙を誰も流さなくていい日を 飢えや貧困や思…

  • 仰げば尊し – 砂川恵理歌

    あおげばとうとし わが師の恩教えの庭にも はやいくとせ思えばいと疾し この年月今こそわかれめ いざさらば たがいにむつみし 日ごろの恩わかるる後にも やよわするな身をたて名をあげ やよはげめよ今こそわかれめ いざさらば 朝夕なれにし まなびの窓ほたるのともしび つむ白雪わするるまぞなき ゆく年月今こそわかれめ いざさらば 人気の新着歌詞 凛として – 砂川恵理歌 ひとつ、ふたつと花片数…

Back to top button