百華
Beyond the Gray Sky – 百華
遥か澄み渡っている
空は何色?
見なれたいつもの月曜日
風と吹き抜ける街の匂い
行(ゆ)き交う音と人熱(ひといきれ)とか
眼に見える世界は 笑顔で溢れていて
きっと明日(あす)も変わらない景色を
背にして出掛けよう キミと
雲が晴れたら屋上へ行(ゆ)こう
お昼買って、ただ喋って、笑い合おう
かけがえのないこの瞬間を
未来への不安も全部ほら 真空パッケージして
前だけ見て往(い)くんだ
積み重ねた愛しき日々も
灰の色の空 滲んで行く
永遠なんて無いってこと それくらい解っている
でも抗えないくらい
記憶の彼方響く声(ノイズ)が痣(あざ)の様に
譲れない矜持(もの)なんて
棄ててしまえと…
光を喪ってしまう前に
闇深く呑みこまれてしまう前に
何があっても変わらぬ思い
手を取りステップを踏んで未来への列車に乗せて
旅は続くって言ってよ