甲斐バンド

  • チャーリー! ブルースを唄って – 甲斐バンド

    聴かせてよ チャーリー あの歌を 昔唄ってた ブルースを聴かせてよ チャーリー あの歌を 昔唄ってた ブルースを貴方が あんなに愛してた歌なのにいつの頃から 黙りこみ 口を閉ざしてきたの?ねえ 唄ってよ 始めから 聴かせてよ チャーリー あの歌を くわえタバコで唄ってた聴かせてよ チャーリー あの歌を 悲しき恋の結末をかつての貴方は 一介のブルースマン暗い酒場で 孤独な旅を続けてきたじゃないかさあ…

  • フォーチューン・クッキー – 甲斐バンド

    占ったらどう?とバーテンダー さびれたBARの片隅で割ったクッキーの紙切れに一言 「もう恋に落ちている」と 水晶玉のぞき込むように 「次に出会う相手に心奪われる」裂けた胸の隙間につけ込む 占う宿命(さだめ)の文句 フォーチューン・クッキー 愛の行き着く先なんてカラを割った紙きれのドラマフォーチューン・クッキー もつれた運命に泣くすがって浮かれた熱の吹き溜まり ウィンク代わりに紙をにぎらせ 「幸運を…

  • ブルー・ピリオド – 甲斐バンド

    見失った時の中さまよって君の胸に心だけ捧げてる感じたいのさ過ぎてきた季節を今はただ 抱きしめて 昨日までの寂しげな影と影とがすれ違う そういつかの空しさもうすれ君の中 僕だけがいる 時が移ろい 誘惑が渦巻いてる甘いワナ待つ街の中 誰かを狙ってる心の隅にわきたつ炎を今だけは 閉じこめて 昨日までの素知らぬ顔の二人が見つめあう 波打つ光に燃えてく君の胸 僕だけがいる 愛の行方に戸惑うもろさ捨てて限りあ…

  • 黄昏に消えた – 甲斐バンド

    彼女が夕闇に消えた 笑顔が消えてしまったあの娘は美しかった でも風のように去ってったどうしたってこの手には つかめるはずもなかったその美しさはこの世のものとは思えないほど 黄昏に消えた 愛しい人はそのくちびるで愛を告げながら 黄昏に消えた 狂おしさの果ての憎しみも 君は愛だと知っていた引き裂かれた空に血を流す 二人の痛みも連れ去った愛しいあの人を誰か もう一度見かけなかったかい雨の匂いのする午後に…

  • ノワール・ミッドナイト – 甲斐バンド

    姿を変えた天使と秘密を分かち合い夜に誘われながら愛を交わした マッチと愛をせがんだ幽霊(ゴースト)に惑わされ魂を抜きとられ一夜だけの天国へ 溺れたいのさ だれもが愛なしで生きるなら 死んだ方がマシといい放つ歓喜(よろこび)に打ちのめされる お前は悪夢さ 貴方が理想なのとささやく悪魔の胸で契りを交わす最高の甘い調べの中 溺れたいのさ だれもが愛なしで生きるなら 死んだ方がマシといい放つ歓喜(よろこび…

  • 夜の向こうのブルース – 甲斐バンド

    だれも苦しみを感じない今夜こうして雨の中に 立っていても彼女の胸の真珠はちぎれてしまい光ることもなく 夜にこぼれていった 負けまいとあなたは乳飲み子を抱いて丘に登る負けまいとあなたは唇を噛み涙をかくす この夜の深さに いつから雪が降り始めたのか知らずその声だけを探し さまよっていた月光になつかしい声がうずまきこらえきれず涙に膝をついた 負けまいとあなたは乳飲み子を抱いて丘に登る負けまいとあなたは唇…

  • ランナウェイ・ブルース(NEW REMIX) – 甲斐バンド

    タウンホールの灯の下で 人が死んでいた寒くて暗い夜の中で 誰かが殺されていた何人かが口をそろえて そう吐きすてた逃げた男が 俺によく似てたと ランナウェイ・ブルース ランナウェイ・ブルースランナウェイ・ブルース だから逃げ続けてる 酒場の窓から響く 汽笛が胸をえぐる乱暴にドアを開けながら いきなりポリスがどなった「見も知らない誰かを 無様に撃ち殺したお前はとんでもない ひでえ野郎だ」 ランナウェイ…

  • 眩暈のSummer Breeze – 甲斐バンド

    どしゃ降る雨に 濡れて萌えたつ草原の波抱き合いながら 駆け抜けた風のはやさで乾きはじめた髪の切ない香りを吸いこみ迷った道を戻ってきた 七月の空 そこには甘い夏の匂い 陽の光が若い恋人がするように激しくもつれながら熱い吐息 胸かきむしる 痛いぜ 眩暈のSummer Breeze 赤く染まった海岸線が 沈んでく前にクーペのボンネットに映る月が 砕けないように瞼ににじんだその光が 消えないうちに悲しみの…

  • Jasmin again – 甲斐バンド

    横浜辺りの 途切れたウワサで騙されついで 海までこえてきた じれったくなるさ わかってもいる ウルセェ街なのに 懐かしかった百万回も嗅いだ お前のせいさ 逃げ出したオンナ 狂ったオトコ woo….ジャスミン見慣れたツラした 人波泳ぐ異邦人茶色の空気を 吸い込んだ 逢いてェなお前に ものスゴク逢いてぇな愛なんて言えない クズみたいな衝動シアワセじゃなきゃ もう死んでてくれ….…

  • 白いブランケット – 甲斐バンド

    ああ 真白なブランケット凍りついてふるえる胸を熱いキスでとかしてああ 真白なブランケット君のドアを開いて迎えてくれるのなら風の中を行こう もう冬も終わる 顔をあげて涙ぬぐいすてよう その硬いカラを胸を裂く傷は 癒えはしないが身にまとったケープを はぎとり街に出よう 今までみた一番悲しい夕暮れ明かりひとつ灯らない部屋の中で「とても寒い」と君はいった ああ 真白なブランケット凍りついてふるえる胸を熱い…

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