甲斐バンド
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天使 – 甲斐バンド
きれたKENT(タバコ)の箱を指でひねって車の座席(シート)に身をしずめため息ついてるさっき別れたはずなのにもう思い出してる窓の雨滴(しずく)の向こう笑顔で手を振る あの娘が消えてく エンジェル 天使は空から来るなんてうそっぱち俺らの天使は エンジェルある日突然通りの向こうからやって来た テレフォンコールは2度目に切るのが合図さくちぐせいつでもけだるいあいづち打つばかりくすり指の指環(リング)に興…
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野獣 – 甲斐バンド
獣じみたファイティング 夜毎のHot-round艶めきむせび泣く声 リングを舞う二人ボクサー そんな気になる愛 ジャブはとどかずストレイト 空をきるだけボディー・ブローに一撃 ストマックにショット・ガン火のような吐息 二人堕ちてく 今夜 野獣 野獣 とがった汗が傷をさす野獣 野獣 ほてった肌に歯をたてるAh 体だけじゃなく魂までもLOVE 生命のやりとり映し出す ライトは輝き四角いJungleの中…
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離鐘の音 – 甲斐バンド
波止場の片隅(ふち)に腰かけて 一人待ってる船で遠くへ行っちまった 人を待ってる夜明けの海で行きかう 船を見てる引いてはよせる潮騒の ブルースを聞いてる かもめが潮時だよと かすかに笑ってさみしい日々 俺らの肩をかすめていった さよならは零時の離鐘(ドラ)の響きの中だったいつかの熱いぬくもりの さめる前だった別れのテープが鮮やかに波間にちぎれてく愛の行方もうたかたの霧笛に消えてく すすり鳴く離鐘(…
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HEY MOON! – 甲斐バンド
全て忘れて 笑える日まで離しはしない この愛だけは 当たり前のことが 突然奪われた目の前の安らぎが 黒く塗られた こんな事に負けない そんな想い砕け散り驚きの自分が 情けなくなる 全て忘れて 笑える日まで離しはしない この愛だけは 涙で光ってる 星を数えてたら小さな心にも 灯りが点った こんなことが嬉しい そんな俺を見付けて驚きの自分に 打ちのめされてる 全て忘れて 笑える日まで離しはしない この…
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チャーリー! ブルースを唄って – 甲斐バンド
聴かせてよ チャーリー あの歌を 昔唄ってた ブルースを聴かせてよ チャーリー あの歌を 昔唄ってた ブルースを貴方が あんなに愛してた歌なのにいつの頃から 黙りこみ 口を閉ざしてきたの?ねえ 唄ってよ 始めから 聴かせてよ チャーリー あの歌を くわえタバコで唄ってた聴かせてよ チャーリー あの歌を 悲しき恋の結末をかつての貴方は 一介のブルースマン暗い酒場で 孤独な旅を続けてきたじゃないかさあ…
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フォーチューン・クッキー – 甲斐バンド
占ったらどう?とバーテンダー さびれたBARの片隅で割ったクッキーの紙切れに一言 「もう恋に落ちている」と 水晶玉のぞき込むように 「次に出会う相手に心奪われる」裂けた胸の隙間につけ込む 占う宿命(さだめ)の文句 フォーチューン・クッキー 愛の行き着く先なんてカラを割った紙きれのドラマフォーチューン・クッキー もつれた運命に泣くすがって浮かれた熱の吹き溜まり ウィンク代わりに紙をにぎらせ 「幸運を…
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ブルー・ピリオド – 甲斐バンド
見失った時の中さまよって君の胸に心だけ捧げてる感じたいのさ過ぎてきた季節を今はただ 抱きしめて 昨日までの寂しげな影と影とがすれ違う そういつかの空しさもうすれ君の中 僕だけがいる 時が移ろい 誘惑が渦巻いてる甘いワナ待つ街の中 誰かを狙ってる心の隅にわきたつ炎を今だけは 閉じこめて 昨日までの素知らぬ顔の二人が見つめあう 波打つ光に燃えてく君の胸 僕だけがいる 愛の行方に戸惑うもろさ捨てて限りあ…
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黄昏に消えた – 甲斐バンド
彼女が夕闇に消えた 笑顔が消えてしまったあの娘は美しかった でも風のように去ってったどうしたってこの手には つかめるはずもなかったその美しさはこの世のものとは思えないほど 黄昏に消えた 愛しい人はそのくちびるで愛を告げながら 黄昏に消えた 狂おしさの果ての憎しみも 君は愛だと知っていた引き裂かれた空に血を流す 二人の痛みも連れ去った愛しいあの人を誰か もう一度見かけなかったかい雨の匂いのする午後に…
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ノワール・ミッドナイト – 甲斐バンド
姿を変えた天使と秘密を分かち合い夜に誘われながら愛を交わした マッチと愛をせがんだ幽霊(ゴースト)に惑わされ魂を抜きとられ一夜だけの天国へ 溺れたいのさ だれもが愛なしで生きるなら 死んだ方がマシといい放つ歓喜(よろこび)に打ちのめされる お前は悪夢さ 貴方が理想なのとささやく悪魔の胸で契りを交わす最高の甘い調べの中 溺れたいのさ だれもが愛なしで生きるなら 死んだ方がマシといい放つ歓喜(よろこび…
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夜の向こうのブルース – 甲斐バンド
だれも苦しみを感じない今夜こうして雨の中に 立っていても彼女の胸の真珠はちぎれてしまい光ることもなく 夜にこぼれていった 負けまいとあなたは乳飲み子を抱いて丘に登る負けまいとあなたは唇を噛み涙をかくす この夜の深さに いつから雪が降り始めたのか知らずその声だけを探し さまよっていた月光になつかしい声がうずまきこらえきれず涙に膝をついた 負けまいとあなたは乳飲み子を抱いて丘に登る負けまいとあなたは唇…