田端義夫

  • ポッポー船 – 田端義夫

    船の汽笛が ポーポッ波にくだけて ポーポッおんな嫌いの 錨がにくいあんたを乗せて 行っちゃった好きよ 好きよ好きよポッポー船 また来ておくれ… 呼んでいるのに ポーポッ笑顔ひとつで ポーポッ弱い女は また泣かされて鴎と待つのが おちなのよ好きよ 好きよ好きよポッポー船 また来ておくれ… 三月たったら ポーポッきっと来るよと ポーポッきまり文句の 波止場の別れ最後のテープも 切れちゃった好きよ 好き…

  • 昭和よさらば – 田端義夫

    笑って死んだ 父がいた黙って耐えた 母もいたあれから春の 花が咲きあれから秋の 風が吹きみぞれのなかへ 遠ざかる昭和よさらば ありがとう みんなの中の一人だと思えた頃の 懐かしさ流れる時は 人を変え流れる川は 街を変え淋しさ胸に つもるとも昭和よさらば ありがとう 引揚船を待ちながら逢えずに逝った 人もいた夏草茂る 焼跡で再出発を 誓いつつ別れた友は 達者やら昭和よさらば ありがとう 人気の新着歌…

  • 昭和三代記 – 田端義夫

    親子三代 昭和の産(うま)れ共に語ろう 昔と現代(いま)をふりかえれば よみがえる青春の 若い血が時代遅れと 笑われながら…… 未来(あす)を夢見る 若者達が賭けた生命(いのち)に 祈りをこめて生きるために 明け暮れた青春の 想い出も現代の若者(おまえ)じゃ わかりはしない…… 現代(いま)も他国(どこか)で 生きてるならば早く帰(き)てくれ 故郷(ふるさと)たずね国のために 燃えつきた青春の 傷…

  • 十九の春 – 田端義夫

    私があなたに ほれたのはちょうど 十九の春でした今さら離縁と 言うならばもとの十九に しておくれ もとの十九に するならば庭の枯木を 見てごらん枯木に花が 咲いたなら十九にするのも やすけれど みすて心が あるならば早くお知らせ 下さいね年も若く あるうちに思い残すな 明日の花 一銭二銭の 葉書さえ千里万里と 旅をする同じコザ市に 住みながらあえぬ吾が身の せつなさよ 主さん主さんと 呼んだとて主…

  • 百年の愛 – 田端義夫

    咲いて名もない花がある散って名を成す花もあるああ この世には咲いて一生 散らぬ花もあるそれが兄 それが兄 百年の兄永遠に微笑め 百年の兄 海を飛べない 鳥がいる川を飛べない 鳥もいるああ この空に何処の空も 翔べる鳥がいるそれが兄 それが兄 百年の兄永遠に翔け 百年の兄 空に真っ赤な 十字星愛と希望と やすらぎをああ あの人は生命絶えても 人に幸福をそして愛 そして愛 百年の愛生命灯せよ 百年の愛…

  • 人生悠遊 – 田端義夫

    花は花であるように人にそれぞれ運命あり肩のちからを抜いたまま人生悠遊 時代は流れて 風が激しく謳う夜は涙おさえて耐えて待つやがて陽ざしにつつまれて人生悠遊 時代よ静かに 夢を追いかけ若い日の命燃やしたときもある悔いることなくあるがまま人生悠遊 時代は移りて 人は人とのふれあいでこころ優しくなるという未来を語ろうおもいきり人生悠遊 時代を見つめて 人生悠遊 時代を見つめて 人気の新着歌詞 旅の終わり…

  • 梅と兵隊 – 田端義夫

    春まだ浅き 戦線の古城にかおる 梅の花せめて一輪(いちりん) 母上に便りに秘めて 送ろじゃないか 覚悟をきめた 吾が身でも梅が香(か)むせぶ 春の夜は戦(いくさ)忘れて ひとときを語れば戦友(とも)よ 愉快じゃないか 明日(あした)出てゆく 前線で何(いず)れが華(はな)と 散ろうとて武士の誉じゃ 白梅を戦闘帽(ぼうし)にさして 行こうじゃないか 人気の新着歌詞 旅の終わりに聞く歌は –…

  • 涙そうそう – 田端義夫

    古いアルバムめくり ありがとうってつぶやいたいつもいつも胸の中 励ましてくれる人よ晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔想い出遠くあせてもおもかげ探して よみがえる日は 涙そうそう 一番星に祈る それが私のくせになり夕暮れに見上げる空 心いっぱいあなた探す悲しみにも 喜びにも おもうあの笑顔あなたの場所から私が見えたら きっといつか 会えると信じ 生きてゆく 晴れ渡る日も 雨の日も 浮かぶあの笑顔…

  • 潮来夜船 – 田端義夫

    雨は止んだに晴れたのに娘船頭さん なぜ泣くのひとり暮しが 哀しいか旅のお方が 恋しいか 潮来出島に 咲く花はうわさばかりで 散るそうなおなじ流れを ゆく身なら泣いておやりよ 真菰月 涙さらりと水の上捨てて ひと節潮来節肩にまん丸 月のかげ娘船頭さんは 唄で行く 人気の新着歌詞 旅の終わりに聞く歌は – 田端義夫 夕焼け空に聞く歌は水筒抱えて待つ母の歌あぁ幼い稼ぎじゃ暮らし変わらぬのに涙…

  • 大利根月夜 – 田端義夫

    あれを御覧と 指差すかたに利根の流れを ながれ月昔 笑うて 眺めた月も今日は今日は 涙の顔で見る 愚痴じゃなけれど 世が世であれば殿の招きの 月見酒男 平手と もてはやされて今じゃ今じゃ 浮世を三度笠 もとをただせば 侍そだち腕は自慢の 千葉仕込み何が不足で 大利根ぐらし故郷(くに)じゃ故郷(くに)じゃ妹が待つものを 人気の新着歌詞 旅の終わりに聞く歌は – 田端義夫 夕焼け空に聞く歌…

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