田中裕子

恋うらら – 田中裕子

あまり深く恋をすると猫は
ヒゲを噛んで何も食べなくなる
今の私が まるでそうだわ
爪を噛んで 吐息ばかりよ
貴方だけを 思ってる

変(ヘン)と云う字 下半身を変えて
心書けば 恋と読めるなんて
ほんとそうよね とても変だわ
誰といても 何をしても
貴方だけを 恋しくて

切れるナイフで
私の想い 取り出して
今すぐでも 届けたい
およそ自分の愚かさかげん
ほどほどに
知ってるけど 眠れないシック シック シック
シック シック シック・ブルース

風の指が開く花のように
波が運ぶ白い貝のように
いつもいつも 貴方に抱かれ
何も食べず 溶けてゆきたい
それさえも 夢でしょうね

愛の砂漠をラクダの背中(せな)で
ゆらゆらと
夢見てるわ 幸せを
どっち向いても私を責める
声ばかり
判ってても 恋しくてシック シック シック
シック シック シック・ブルース

あまり深く恋をすると猫は
ヒゲを噛んで何も食べなくなる
今の私が まるでそうだわ
何も食べず 溶けてゆきたい
それさえも 夢でしょうね

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