瀧川ありさ

  • 夢 – 瀧川ありさ

    目が覚めたとき 涙が出てた離れてく記憶と 離れない君の声 これは現実じゃないと 気付いていたんだ掠れてく思い出の中で 掠れてた君の声 このまま永遠に 醒めなきゃよかった 君がいた改札前 信号の向こう目が合ったら微笑んで風の匂いオレンジの空どれもあの日みたいに わざとまたふざけたり からかったり嘘が下手な君の口癖だってあの時のまままだね醒めたくないな 目を閉じてると 思い出してしまう思ってもないこと…

  • MAGIC – 瀧川ありさ

    君はいつだって根拠がなくたって「大丈夫」 って優しい目で もうだめかもしれない そんな瞬間にその言葉を抱きしめてた 風を切って走ったら心臓が高鳴っていくみたいに君がいればどんな日々も生まれ変わって 君の言葉は魔法だぼやけた世界が一瞬で変わってどんな暗闇も飲み込んでだからどうか解けないでこの透明な魔法は 君がもしいつかいなくなるのならいっそすべてを忘れたいけど 今が奇跡なら永遠がなくたって「大丈夫」…

  • メリーゴーランド – 瀧川ありさ

    廻って廻って綺麗なメリーゴーランドそうやってそうやって廻り続けてよ 返事のない金曜 予報にない雨確かなことなんて 確かにないよね忙しなくすぎる街 傘もないまま自分だけ止まってるみたい あれから伸ばした前髪も 切ってしまえば楽なのに 廻って廻って綺麗なメリーゴーランド染まって染まってふたりでこのままずっとこうしていられたらそれだけでいいから廻って廻って廻り続けてよ 寂しいって言葉に出してしまったら勝…

  • Tonight – 瀧川ありさ

    幾千の星が 君の側にある涙を照らして Tonight tonight tonight ため息さえ押しつぶして疲れて帰った 23時今日も誰も居ない部屋の灯りをつけて 眠らない街の夜空その遥か彼方ではいつでも変わらずにそこから見つめてた 幾千の星が 君の側にある涙を照らして Tonight tonight tonight 繋いで離してどうして 過ち繰り返してそれでも明日を 見ていて欲しい 月明かりが強…

  • 嫌いだ – 瀧川ありさ

    嫌いだ嫌いだ嫌いなんだよなんでもっと好きなように生きないの 誰かに合わせたまま 本当の気持ちさえも自分を隠したまま 分からなくなって 袖を通さないで捨てた服みたいに選ばれ待つよりも自分で選ばなきゃ言えなかった言葉だってずっと胸を引っ掻いて痛いから 嫌いだ嫌いだ嫌いなんだよ閉ざしたこころ 揺らしたくて悩んで悩んで悩んだってもう意味が無いよ 変わらないと 変われないよ渇いて渇いて渇いたならありのままそ…

  • always – 瀧川ありさ

    薄暗い道を俯き歩いてた行く先もなく空を見上げていた君と出会ったときただ不思議だった なぜ何もない空を見るの僕はきっと余計なことを考えすぎて下を向いていたと君と居て気付いた I’m Always here for you光がなくなっても二人手を繋いでいようほんの小さな希望を絶やさないで愛せたら怖くないでしょう ひとりならばきっと擦り減らすことなく生きてけるけどもう知り尽くしたくすんだ毎日…

  • わがまま – 瀧川ありさ

    あぁ君にだけわがままになっていく 些細な日々の何でもない優しさを大事にしまって何度も開けて眺めている 君の本心聞けずに空回りしたりして簡単なことほど難しくなってる 大人になればこんなことで悩まずに上手く生きられるかな あぁ君にだけわがままになるどんどん自分らしくもなくなってあぁまた気持ちが先走ってどんどんまともじゃなくなってくからそっちを見ないで ほどけてしまった靴紐で歩くみたいに危なっかしくてそ…

  • Gentle rain – 瀧川ありさ

    歩道橋の上で君は立ち止まり 飲み干した缶少し潰して西日を見てた無表情な目をしたまま どんな青い空も君を追い詰めるのならば僕はずっと優しく君に降る雨になろう Gentle rain止むことない雨に呆れて笑ってよそのうち静かな雨音がすべてを包み込むGentle rainおとぎ話みたいな幸せはない孤独と手を繋いだままこの透明な傘の中で 高架下で君が何かをつぶやいた 飲み干した缶まだ右手に持ったままで通り…

  • night light – 瀧川ありさ

    泣くつもりじゃなかったのにさよなら告げた交差点点滅してる高層と人波を避けて歩く 君がいた部屋に残った珈琲は冷めていた月あかりが慰める一人が楽と嘘ついていつか夜空に投げたメロディー Close to you 僕らが生きる街は孤独にそっと愛 羽織ってお互いの肩に掛け合ってはそれぞれどこかへ向かってく 街並みが変わっていこうと僕らは変わらないと思い込んでいたみたいだせめて優しく嘘ついて全部悪い夢だと抱き…

  • snow train – 瀧川ありさ

    駅にふたり 来ない電車 君方面のベンチ白い息が昇り消えていった 口に出さずに話しかけた 言葉だけが降り積もる遅れてくれた電車でも言えたのは『それじゃ、また』 報われない救われない君の居ないホームでひとり選ばれない結ばれない君がここに居たって 白く染まる街でひとり 手のひらに舞い落ちる叶わない想いが溶けて消えた 澄みきった空見上げながら 遠回りして帰った思い出して辛くなるのは どうでもいいことばかり…

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