清水怜子

  • 花雨情 – 清水怜子

    雨が紫陽花 濡らすたび花の向こうに あなたが揺れる淋しい夜には 手まくらで夢をみさせて くれたひともう一度… もう一度…も一度逢いたいあなたが欲しい ひとり佇む 蛇の目傘落ちるしずくが 涙にかわる未練なおんなの 泣き癖をあの日みたいに 叱ってよもう一度… もう一度…も一度あなたに帰って欲しい いつか小雨が あがるよにあなた忘れる その日は来るの寄り添い甘えた 倖せが映る夜更けの 水たまりもう一度……

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