泉彩世子

  • 愛の詩 – 泉彩世子

    愛の詩 愛の詩 愛の詩を君に贈ろう どんなに想い焦がれても叶わぬ夢があるどんなに手を伸ばしても届かぬ昨日があるだから思うんだ この騒がしい感情を積み重ねてく「今」を 胸に刻むんだ 止まない雨はないけど またどうせ雨は降る明けない夜はないけど 結局夜は来るだから決めたんだ「今」見てる景色をずぶ濡れになっても 愛してこうと そんな愛の詩 愛の詩 愛の詩を君に贈ろう 「負けたらいつでもここに帰っておいで…

  • あっきょの唄(仮) – 泉彩世子

    照れくさくてうまいように歌えるか分からへんけど心込めてこの唄を贈ろう随分長い付き合いやからいろんな顔見てきたけど初めて見るくらい嬉しそうやな 心細くて苦しくなる夜もこれからは大丈夫やな 誰よりも幸せになってや世界一幸せになってや約束せなあかんでここにいるみんなに誓ってやけんかしても機嫌なおしてまた「おはよう」から始まってうまいことやってや愚痴くらいは聞くからでもな、そばで見てて思うねんけどこの人以…

  • 笑い飛ばせ! – 泉彩世子

    しまった!泣くんじゃなかった!ホコリかぶった鏡がシケた顔を映すこんなにも外は晴れてるのにメソメソ泣いていたってなんにも良い事はない 悩んで眠れない夜も何十回寝返り打てばそのうち朝だ根暗が考えるってことは底なしの沼にグッ!と両足を突き刺すってこと そんな風になる前にバカになろう鈍感で自由って素敵なこと 潰れる前に笑い飛ばせ! 胸が痛くても庇うよりも強くならなきゃいつまでもたっても動けない 無理かな……

  • カス – 泉彩世子

    なんでこんなに何もできへんでまた振り出しに戻って泣いて東京へ出てきたあの頃はもっと自分って強いものやと思ってた 夜の街で人に埋もれてまだ家には帰りたくないどうすればここから抜け出せるの酔っ払いだらけのこの駅前も独りよりマシ 「夢なんて自分の努力で叶う」って自信たっぷりに言うてるあいつそんなん言われたらまるで私が根性なしのカスに思える 最近少し忙しいとか今はちょっとお金がないとかなんぼでも言い訳は浮…

  • グレーゾーン – 泉彩世子

    朝の肌寒い道を イヤホンの曲にせかされて歩く君もそろそろ起きたかな だけどもちろん電話なんかしない 今も君の言葉が ひどく残酷に僕を苦しめる「あなたのことは好きだよ。だけどあの人は私がいなくちゃダメなの」だってさ… 君と僕はグレーゾーンだったから二人のこと 確かなものにしたかったんだ離れていくなら せめて本音を言えよあの人じゃなきゃダメなのは 君のほうだろうずるいよ 別に何も変わってないよ ただ君…

  • 境界線 – 泉彩世子

    一人で生きていこうなんて 思わなくてもいい今は全てがこわくても どうか目を開けて 抱えきれないその思いに明日を見失うことがあってもあなただけは潰れちゃいけないお願い自分を見捨てないで 頼っていいから もたれていいからまだ限界なんて決めなくてもいい本当のあなた全て見せたって私は離れないよ なんでも自分一人だけで出来なくてもいい立ち止まっても投げ出しても あなたを責めない あなたの苦しいその気持ちを全…

  • アイリス – 泉彩世子

    勢い余って 行きすぎちゃうそんなくらいに なってみたいな 臆病な私はもどかしい足踏みばっかりして 鏡の中の 不安そうな冴えない顔は気づかないうちに 手にしたいものをどんどん遠ざけていくの 絶対叶えたい 想いがあるから伝う涙も 溜息さえも吹き飛ばせもう一度やってみよう 諦めたりしない 負けたりしない後悔しない 今日がいいな昨日よりもちょっと 前に進もう描いていた輝きを この手に掴むために 隣のあの子…

  • 手紙 – 泉彩世子

    「引き裂くなら殺してしまおう」紡ぐ文字が滲んだ揺れる水面が輝る夕陽をそっと沈めていった 暗い空に覆われて何も見えなくてもあなたがいるなら生きてゆく意味になる 生ぬるく伝って確かめ合う濡れた手を重ねた愛の形引き裂かれるならば何度だって刃を持ってあなたを守る怖いものなどない もっときつく固く縛って決してちぎれないように頬を撫でた緩い夜風がそっと涙を揺らす 探るよう少しずつあなたの手をひいたボロボロの心…

  • Love you Darling – 泉彩世子

    わざとあなたに冷たくしたりkiss me kiss me kiss me baby…うんと甘えてみたりそれでもいつもあなたの勝ちねこんなにも強く想っているのにLove you Love you Love you darling…余裕なその態度に私は振り回されてばかり ひざを抱えてひとりのバスタイム鏡に向かって笑ってみたりいつかあなたを虜にして息も出来ないほどにしたいから よ…

  • スクランブル – 泉彩世子

    夕焼けが似合う僕の背中はしょぼくれ丸まって歩道橋をわたる 落ちていく太陽と速すぎる人波に心許無くなるのはたぶん僕ひとりじゃない 汚れた足元見つめて空の青さを忘れるなんて嫌だ 飛びたい飛びたい未来へと手をのばして逃げたくはないもうこれ以上本気で願うなら願うなら生き直すことだって不可能じゃない闇を蹴り飛ばせ 終電を降りて部屋についた途端夜の隙間埋めるように急いでテレビをつけた 何の為にここにいるんだろ…

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