沢田知可子

  • Together – 沢田知可子

    もう若い頃のようにはいかないねしょうがないよ 歳なんだもの慰め合って 日々をやり過ごすいつの間にか そんな歳になったね 私たち ぶつかり合って 泣いた日もある振り向けばすべては 遠い笑い話 温かい場所にたどり着くまで人はどれだけ 旅をするのだろう最後に残った 穏やかな香り陽だまりに肩を寄せながら 共に歩いていこう 歳を取るのも 悪い事ばかりじゃないさゆっくり歩けば 見えてくる景色心疲れたら 少し立…

  • シアワセの種 – 沢田知可子

    あなたとの出逢い それは突然で私の弱さを 包み込んでくれる 風をくれた目と目が合うたび 笑顔の交換一粒 二粒 シアワセと言う名の種を蒔いたの 命は芽吹くと同時に はかなくもあると知った あなたは光 私は水で 色とりどりの花を咲かせ永遠はなくても 生きてる限り この愛は守りたいあなたが去って 私も去って 想い出が色褪せていっても巡る季節 愛した証花はずっと 咲くでしょう あれから何年 月日がたっても…

  • 喝采 – 沢田知可子

    いつものように幕が開き恋の歌 うたうわたしに届いた報らせは 黒いふちどりがありましたあれは三年前 止めるアナタ駅に残し動き始めた汽車に ひとり飛び乗ったひなびた町の昼下がり教会のまえにたたずみ喪服のわたしは祈る言葉さえ失くしてた つたがからまる 白い壁細いかげ 長く落としてひとりのわたしは こぼす涙さえ忘れてた暗い待合室 話すひともないわたしの耳に私のうたが 通りすぎてゆくいつものように幕が開く降…

  • いつか思い出になるまで – 沢田知可子

    陽が射すテーブル向かい合う椅子にあなたが背をもたれて新聞に目を通す 昨日よりひとつ積み上げた日付け二人で淹れたお茶は何杯目なんでしょう 一日一日は二度とないそして…悲しいことも嬉しいこともみんないつかは思い出になる 幸せはたぶんありふれた顔で心に寄り添うそんな気がする あいつどうしたかな?なつかしい名前逢えなくなった人もずいぶんと増えました 気づかぬホコリが溜まった本棚読み返すこともな…

  • 思い出と一緒に – 沢田知可子

    ある日 ふと思ったの 私にも終わりの時がくるそしたら私は 思い出を配ろう 優しい春の思い出は 愛しいあの子に爽やかな夏の思い出は 大好きなあの人に切ない秋の思い出は 懐かしいかの人にそして一緒に乗り越えてきた冬の思い出は 大切なあなたに どうぞ忘れないでね 思い出と一緒に覚えていてね私のこれまでの 人生のことを ある日 あなた言ったの あなたにも終わりの時が来るそしたらあなたは 思い出をしまうって…

  • 背中越しの砂時計 – 沢田知可子

    背中越しの砂時計が残り告げずゆっくりと終焉(おわり)を 目指して落ちてく ふと足を止め昨日までを振り返る思ったよりも遠くへ歩いてきた ちゃんと「愛してる」やありがとうの気持ちを大事な人にいま伝えなければ 背中越しの砂時計が残り告げずゆっくりと滑り落ちてゆく限られた 時間は誰にもわからない だからこそいまを悔やまないためにも 大事な人へ思い出を残せるのかなにができるかひとり探しています 決して穏やか…

  • ありがとう さよなら – 沢田知可子

    春 満開の 桜が祝うあと どれくらい 春が来るだろう薄着のシャツで はしゃぐ子供に戻れない あの日をふと思い出す 私は 頑張った胸を張って 誇れるわ ありがとう ありがとういつか 世界にお別れする日 来るけれどありがとう ありがとうこんな 私に幸せくれて ありがとう 全てのことは 自分に還る絶望も 希望も受け止めてきた 描いた 未来と違うけれど これでいい さようなら さようなら寂しいけれど始まり…

  • Mature Cinderella – 沢田知可子

    熱い溜息は鏡を曇らせて退屈なその理由も顔も鈍らせる HA~ 誰に当たればいいの 誰に満たされたいの素肌の奥に秘む 愛の微熱 もう一度踊りたい 待ちこがれてるシンデレラもう一度ときめきたい 甘く切なくバレないように 愛は不思議だね 追いかければ逃げて気が付くとひとりきり ひたすら悔やんでる HA~ 男に捨てられても 死んだりはしないけど後悔させるくらい 生まれ変わる もう一度咲かせたい 熱した胸に火…

  • 幸せになろう – 沢田知可子

    改札で手を振ればそれぞれの一日に背中、伸ばし 出かけて行く二人また 今日も会えない瞬間から会いたくなる淋しさこらえた時 聞こえてくるあなたの声 強くそう、君がいれば いつも胸はって出来ることが いっぱいある君といれば わかることから幸せになろう…すこしづつ、すこしづつ幸せになればいいね心からの 笑顔は ねぇとても綺麗だからそう、君がいれば 夢が夢じゃない信じるもの いっぱいある君とふたり、歩くこと…

  • 空を見上げてごらん – 沢田知可子

    空を見上げてごらん小さな星が微笑む夢を 見失っても勇気を出して 微笑ってごらん 空を見上げて思うささやかな願いだけどどんな 辛い明日もずっと あなたを 守りたい 月の鏡に 心映して零れた あなたの涙星の海になれ風が空へと 運ぶよ風を感じて 空を見上げてごらん愛する人が微笑むどうか 忘れないで夢は あなたを待っている 月の時計に心預けて旅するあなたの胸は夢が生まれた日あの場所で見た空へと生まれ変われ…

Back to top button