沖田真早美
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最後のわがまま – 沖田真早美
いつの日か 別れが来ることは初めから わかっていましたあなたに抱かれて 女になった最後のわがまま もしもきいてくれるならもう一度愛して もう一度抱いてさよなら さよならは その…あとで 今日もまた あなたが来ないのは何となく 感じていましたあなたに愛され 幸せでした最後のわがまま もしもきいてくれるならもう一度愛して もう一度抱いてさよなら さよならは その…あとで もう一度愛して もう一度抱いて…
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紅椿 – 沖田真早美
あなたと出逢った 瞬間に女に生まれた 理由(わけ)を知ったの添えない運命(さだめ)の 二人でも愛が 愛が 止まらない許されなくても いいのです地獄に堕ちても いいのですたとえ罪な 恋だとしてももう離れない 離れられない咲いて哀しい 紅椿 三途の川なら はぐれずに一緒に流れて ゆけるでしょうか他人目(ひとめ)を忍んで 逢う夜は月も 月も かくれんぼすべてを捨てても いいのですあなたがいるなら いいの…
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雪枕 – 沖田真早美
「今度いつ逢えますか」胸でそっと 問いかける素肌合わせた 熱い夜(よ)も別れの時刻(とき)は 寒すぎて愛しいひとを 見送ればまるで雪を 抱いているようで寂しくて 寂しくてこぼれる涙で 解ける雪 夢でもし 逢えるなら眠っていたい 永遠に化粧直して 待ちわびる鳴らない携帯(でんわ) 悲しくて一人で過ごす この胸はまるで雪に 埋もれてるようで恋しくて 恋しくてこぼれる涙で 解ける雪 愛しいひとを 見送れ…
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恋の扉 – 沖田真早美
もう恋はしないなんて 思っていたけれどあなたと逢った瞬間に 恋の扉が開いたの始めてなのに なんだか懐かしい遠い昔に同じ時間を 過ごしたようで…言葉はいらないの 答えはいらないの瞳(め)を見るだけで わかり合えるのそんな不思議な 夢の始まり 夕暮れに染まる街に 二つのシルエット家路を急ぐ人々の 波に逆らい歩いてく繋いだ指の 温もり愛しくて今日も明日も離したくない 離れたくない…涙はいらないの 一人じ…
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東京ケ丘 – 沖田真早美
涙拭いてみても いつも心が泣いている愛するひとをなくし 今は哀しみだけです街の灯り ふたりして見てるだけで しあわせでした手を伸ばせば その先にいつだってあなたが いてくれた何もかも 消え去った ひとり 東京ケ丘 眠れなくてひとり 空を今夜も見上げれば優しい顔が浮かび 今も笑ってくれます何故にふたり 突然にこんな別離(わか)れ 来るのでしょうか愛してると 飽きるほど何度でも言ったら よかったわもう…
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残雪平野 – 沖田真早美
海岸線を離れ 向かうあなたのふるさとは戻り雪に埋もれ まるで真冬のようです列車の窓 見つめても笑顔だけが 浮かんで来ます迷い道を 戻れない哀しみに終わりは ありますか帰らない 時を追い 走る残雪平野 遠く鳥が鳴いて 春は何処かに来てるのに暗く沈む胸は いつになったら明けるの日々が過ぎて 行くほどに想いだけが 深まるばかりつらいことも よろこびもいつだってふたりで 生きていた何処までも つづいてる …
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葉桜しぐれ – 沖田真早美
二人の終わりを 告げるよに葉桜はらはら 舞い落ちるこらえきれずに 溢れる涙かすむあなたの 後ろ影男心の 移り気をせめて怨むな 葉桜しぐれ 半年前には 二人して桜を眺めた 花の夜今もあの日の 幸せだけが閉じた瞼に また浮かぶ未練心の ひと枝をせめて揺らすな 葉桜しぐれ 見送ることなら 慣れてますすがればなおさら つらいだけいいのこの恋 悔やみはしないもとの一人に 戻るだけ女心の 強がりをせめて散らす…
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津軽じょんからひとり旅 – 沖田真早美
霙まじりの 海鳴りしぶき髪の先から 凍りつく胸で愚図つく 女の未練捨てに来ました 竜飛岬津軽じょんから じょんから ひとり旅 だるまストーブ チロチロ燃えて客もまばらな 浜酒場憎みきれない 面影浮かべひとり熱燗 鰺ケ沢津軽じょんから じょんから ひとり旅 まるで行く手を じゃまするように岩木おろしが 吹き荒れるなぜにつかめぬ 幸せひとつ春はいつ来る 五所川原津軽じょんから じょんから ひとり旅 人…
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夢っ娘アカネの三度笠 – 沖田真早美
夢は初夢 清水の湊気まま我がまま 勝手に駿河無茶か新茶か 東海道は一富士二鷹 三度笠お初にござんす お見知りおきを夢っ娘アカネ 只今参上 誰を松原 何駿河湾カモメ追いかけ カラスに追われやけのやんぱち しぶきの花が一輪二輪 三度笠おひけえなすって 上州生まれ夢っ娘アカネ 只今参上 百花繚乱 千両えくぼ世間知らずの ひよっこ一羽義理と人情 仁義の坂を一押し二押し 三度笠じゃじゃ馬十八 番茶も出花夢っ…
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湘南・江ノ電 – 沖田真早美
あなたはいまも 憶えてますか二人の愛が もつれたままで別れを迎えた 経緯(いきさつ)を路面電車の 私の後をあなたは車で 追いかけた途中下車して 戻っていたらあるいは出来た やり直し あの日の想い出 電車は走る藤沢 江ノ島 七里ヶ浜湘南・江ノ電 恋路線 あなたはいまも 憶えてますか二人が愛を 語った店は線路を横切る 甘味処(かんみどこ)路面電車を 何度も送りあんみつ二つで ねばってた悪い私の わがま…