始まりはバス停
手持ち無沙汰にバスを待つ
ふと顔上げて僕の眼差しに
君が気づいたその時
美しい季節は
雲一つなく過ぎて行き
今独りきり児童公園の
木漏れ日に背を温めて
君は煌々の思い出残し
僕の心に住処を変える
人はそれぞれの役割を終えて
永く静かな時を迎える
丘の上のホスピス
天使のような束ね髪
涙混じりの君の微笑みに
僕は悟ったあの時
生きることの意味は
君が教えたその意味は
誰かの胸に消えることのない
愛の灯を灯し得たか
君は溌剌の思い出残し
僕の心に生き続けてる
人はそれぞれの約束を果たし
晴れて久遠の時に旅立つ
君は煌々の思い出残し
僕の心に住処を変える
人はそれぞれの役割を終えて
長く静かな時を迎える
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あなたの腕の中で抱かれて眠りたい悲しい出来事あった時は仕事のこと忘れて そばにいてほしいそして優しい言葉 かけてほしいのたまには 恋人時代のように映画に出掛けて
信じた男に 捨てられてボロボロになった 私に何か暖まるものをください寒くて今にも死にそうなんです浮かれた夜の盛り場に迷い込んだ私をあんた ほしいなら抱いていいよ
どうしたなら この苦しみを逃れることが出来るのか何と唄えば 僕の想いが君に伝わるのだろうか編物を膝におき 君がまどろむ部屋に僕は風になって 窓からしのびこみ君の
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波穏やかな瀬戸内の 久慈の入江に佇めばあの日幼き母さんの おてんば姿が目に浮かぶ辛いばかりが人生と あなたを見てて思ったけれどこんな素敵な島育ち 良かったね母さ
ひょっこりいつも 現れたカウンター席の 端っこにイカの塩辛 肴にして夏でも熱燗 呑んでいた目立たないけど 目立ってた黙って話しを 聞いていた人の心に 寄り添った
暗い影が知らぬ間に 二人の隙間に忍び込んでいたこと 気付かないでいたどこで何をしていようと 無関心でいたそれが大人の男と女の流儀と 勘違いして愛はまだ輝きの中
今はもう色褪せた 青春の日々共に語り合えば あの日が甦る黄昏色染まる 放課後校庭手を繋ぎ帰った 若き恋人ここで再び二人めぐりあって幼くて言えなかった 想い伝える
腹から笑えることなどはこの先幾度もありゃしない長生きなんてしてみても何の褒美も出やしない馬鹿らしいほど必死になっていじらしいほど冷や汗かいてそれが何だと言わぬば