水槽

  • 点滴 – 水槽

    僕らはよく似ているそう劣等感や優越感の類を点滴にして生きているでしょう? 何か為さなくちゃで、焦っているで、意味は消える遠くへ行きたい想像力の手の届かない場所 けどここに戻りたくはなかった何に食らったって僕は僕って信じ切れなくなったいつからそうだった? 数えてる一人その背後に互換性優しさを消費してまで永らえて火葬まで一人無駄遣いの生それでも守っているの?使い切らない点滴を やめたいかもしれないと喧…

  • ROOFTOP TOKYO (FLTR ver.) – 水槽

    止まった、間違った今気づいたしまった、でもいいか(笑)夢で見た肺呼吸すらできないから、自分で首を絞めていた午後 PM08:00 首都直上名状しがたい感情屋上から見下ろす都市環状線今投げ捨てたリミッターは狂ったから待ったはなし定まった話だよ当分聞きたくないからもう話すことないから重いから 目をそらせば楽になれるか惑うな透明なその影に竦んだスクランブル渡りきった出口のないメトロの入口へでもここに酸素は…

  • ロリポップ・バレット – 水槽

    想定通り壊れかけの君は本当に呆れるほどオリジナルだ死なないことだけ得意なんだけどでもロリポップが溶けたら無力感の亡霊 だいぶ気をつけて共感して虚無生み出した振り出しタイミングがすべてってわかってても手に負えるかサイズ感はかりかねてる件名は空白感情よりロジック賢明だって信じていたドア蹴破っても愛が足りてないから愛し方がわからない 全然汚れちゃったよ君が思うよりよくかき混ぜておこうよ誰のせいかわかんな…

  • 箱の街 – 水槽

    「太陽が似合わないね笑顔が似合わないね東京みたいだねきみって、東京みたいだね」 50分遅刻した笑ってくれたお詫びに好きなところを50個言おう寝言だから寝て言った地球初心者なりの愛しいを歌おう たまにひどいこと思い出すでも平気アルバムは順番通りに一曲目から丁寧にそれ以外の愛を知らない冷たくて雑に光ってる両翼が燃えてそれが光ってる僕を東京に喩えて 隣で言ってあの夜みたいに「弱いんじゃなくて脆いだけだ」…

  • スードニム – 水槽

    じゃあ「幸せにする」って言ったらどうする?バッドエンドとわかってもページを捲る、 鏡のような瞳に映った途端に、僕の輪郭が解った。覚悟なんて追いつかないほどに、御伽噺じゃない。 「二人で痛い目を見たい、呑み込んだ孤独を全部分けてくれよ。あなたなしじゃ、肺呼吸のやり方も思い出せない。」 「本物に出逢えるまで、偽物で満たしてはいけない。」そうやって生きてきた。解答編を始めよう。 本物かどうかとか、考える…

  • README (prod. TAKU INOUE) – 水槽

    話がしたい確かそれだけだった覚えてる気づいたらこんがらがって手に負えないね私達、感情のスウォッチ同じような寒色揃ってて分かり合えたって錯覚に浸っていたんだ カフェインが耳の奥で鳴った廃盤になったあのアルバムの話しかし自罰思考だね気圧のせいにして適当な即効性で紛らす立つ瀬すらお洒落ストレス異常値疲労見ればわかるよ角砂糖何g分の思い出吐き出せないままでスタック決定打不在ゲーム終盤進展0対0回線切断中 …

  • ゆるされないで – 水槽

    きみってとっくにゲームオーバー地獄で一番綺麗だね寝覚めの悪い午後死ぬまでそばにいてあげよう だって僕のいない卒業もだって僕のいない入学もだって僕のいない成人もだって僕のいない結婚もつまんないよねきみのナイフが僕のフォークに敵うわけないよアイラブユーをあげようそのまま愚かでいて この髪にも爪にも頬にも二度とは触れさせないからゆるされないでゆるさないから 手作りの麻酔もお揃い悪趣味だけ合うねあの子がい…

  • 報酬系 (feat. lilbesh ramko) – 水槽

    都会の空は高級品成城石井にも売ってないものとっかかりないな甲州街道朝の5時最後くらいは一人がいい 「勝ち負けなどない」と甘い言葉で濁ってくビジョン一理あると思う思う一方対外市場は大概私情あるときもあるよな?捨てればいいのにって言うのは簡単だろゴミの日ってなんでいつも昨日なんだ 下手なんだって気づいたら全部売り切れてたもう無理!多分無理!だけどもうちょっとだけがんばらせてください! ぶち込んで飛ばし…

  • MONOCHROME – 水槽

    物足りないグレースケールに疼く確信は消えてなくなって 後悔は嘘にした刃こぼれ欺いたメンテナンス時間外わかっていたのに褪せた色は不可逆の理せいぜい祈るも良いどうせ戻れない 決めたはずの覚悟の裏付き纏う迷いと不安張り裂けた思いの束何一つも得られないまま生きるより大切なこと背負って分かつモノクローム 解けない命題の正解を求めて選び取る果てるまで僕らがどこから来たのか思い出す混ざることのない生命を誰にも秤…

  • 文学講義 feat.相沢 – 水槽

    「そうか、そうか、つまり君は、そんなやつなんだな。」 そうか、そうか。つまり君は、鱗粉のついた手で僕に触れていた。そうだ、そうだ。つまり君は、明日の朝にでも虎になっているだろう。 まったく高尚な愛の理論家、そっちこそ迂遠な愛の実際家、活字中毒といえば聞こえはいい。演じたがってる文学講義、内実のない教科書通り、気が済むまで付き合うよ。 どうか、どうか。その掌で、鱗粉のついた手で僕に触れないで。そうだ…

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