水嶋凜

  • 涙、かくれん坊 – 水嶋凜

    さよなら 僕のわがまま 君の独り言がさよなら 今日の愛しさ 空に滲んでく 水に流せたらいいのに別れの一言どちらともなく「じゃ、またいつか」ね 部屋の煤払いした後一緒にお参りゆくこともない年忘れ出来ない さよなら 僕のわがまま 君の独り言がさよなら 今日の愛しさ 空に滲んでく悲しみぜんぶ包んで 生きてゆけるんだ 自分の気持ちにぴったりの石を探してすみれ海岸頬撫でる風 引き留める時に限って好きという君…

  • サクラノカケラ – 水嶋凜

    桜の花が そっと肩に乗ったあなたとの出会いは 冷えた朝でした はじめて会った はじめての言葉はまだ他人行儀で ぎこちなかった 髪型も 口癖も 似てきたの同じ時の中で 「さようなら また明日」 言えない 今日の日に代わりの言葉がずっと見つからなくていつの日か また会える そんな願い込めてサクラノカケラふたりで 分け合おうよ 桜の花が 雨粒に濡れてる泣いたりしないように 遠くを見つめてた 未来にはまだ…

  • 予感 – 水嶋凜

    それは静かな 予感だったの銀色電車 ホームへ降りて風にふるえて うごけなくなる涙ぐんだら声がしたの あなたの “久しぶりだね”ってほほえみ方あいかわらず ぎこちないのね幾千の人が 往きかう街もしかして あなたなの 知らないのIt’s my destiny 靴音さえも 遠のいてゆく乾いた色の 無声映画ねあなたのくちびる てれたように閉じた瞬間音がもどる世界よ 生きてゆけるかも あなたとな…

Back to top button