歌心りえ
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街の灯り – 歌心りえ
そばに 誰かいないと沈みそうな この胸まるで 潮がひいたあとの暗い 海のように ふれる 肩のぬくもり感じながら 話をもっと もっと出来るならば今は それでいいさ 息でくもる 窓に書いた君の名前 指でたどりあとの言葉 迷いながらそっといった 街の灯り ちらちらあれは 何をささやく愛が 一つめばえそうな胸が はずむ時よ 好きな唄を 耳のそばで君のために 低く歌いあまい涙 さそいながらそして待った 街の…
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200倍の夢 – 歌心りえ
あんなに側にいて 笑っていたあの頃には 戻れないね海へ行く約束も 果たせないままカレンダーには 派手につけたマーク 心の片隅で描いてた未来を 出せない手紙に添えた200倍の夢を今抱きしめて裸足の夏を探しに行こう精一杯太陽に深呼吸して始めようそこから眩しい季節を 2人の描く夢は 行く先の違う地図のように 遠くなるけどたくさん伝えたかった あなたへの想いはもう少しで 想い出に変わる 見えない明日が近づ…
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おかあさんのうた – 歌心りえ
どんなことでもできる あやとりもお手玉もママの手はそうよなんでもできちゃう手強くやさしく生きる憧れのあなたに少しづつ 近づけてるのかな 桜咲く春のこと 覚えてるかな手を引かれ 向かう学舎(まなびや)へ 木漏れ日の並木道を 「もしもし お母さんです。元気にしてんのけ?今、どこにいんの?何回電話しても出ないし、どこほっつき歩ってんだか。何?友達と飲みに行ってたって? あんたもお父さんの子だね。女がねぇ…
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翼をください – 歌心りえ
いま私の願いごとがかなうならば 翼がほしいこの背中に 鳥のように白い翼つけて下さいこの大空に 翼を広げ飛んで行きたいよ悲しみのない 自由な空へ翼はためかせ 行きたい いま富とか名誉ならばいらないけど 翼がほしい子供の時 夢見たこと今も同じ 夢に見ているこの大空に 翼をひろげ飛んで行きたいよ悲しみのない 自由な空へ翼はためかせ 行きたい この大空に 翼をひろげ飛んで行きたいよ悲しみのない 自由な空へ…
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愛のうた – 歌心りえ
もし君に ひとつだけ 願いが叶うとしたら今君は 何を願うの? そっと聞かせてもし君が この恋を永遠と呼べなくても今だけは 嘘をついて 淡い言葉で信じさせてみて 愛のうた 響き渡れば灰色の夜空に光が射すよひとつずつ光をつないで遠くの君のもとへと 届けよう もし私 ひとつだけ 願いが叶うとしたら夢の中でもいいからと 逢いたいと願うもし私 この恋が終わり迎えたとしたらガラスのよう 砕けてもう戻れなくなる…
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言葉にできない – 歌心りえ
la la la……終わる筈のない愛が途絶えたいのち尽きてゆくようにちがう きっとちがう 心が叫んでる ひとりでは生きてゆけなくてまた 誰かを愛しているこころ 哀しくて 言葉にできないla la la…… 言葉にできない せつない嘘をついては いいわけをのみこんで果たせぬ あの頃の夢は もう消えた 誰れのせいでもない自分がちいさすぎるからそれが くや…
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たそがれマイ・ラブ – 歌心りえ
今は夏 そばにあなたの匂いしあわせな夢に おぼれていたけれど 夕立ちが 白い稲妻つれて悲しみ色の 日ぐれにして行った しびれた指 すべり落ちた珈琲カップ 砕け散って私はただ あなたの目を言葉もなく 見つめるだけ さだめという いたずらにひきさかれそうな この愛 今は冬 そばにあなたはいない石畳 白く粉雪が舞い踊る ひきさかれ 愛はかけらになってそれでも胸で 熱さをなくさない 凍える手で ひろげて読…
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瑠璃色の地球 – 歌心りえ
夜明けの来ない夜は無いさあなたがポツリ言う燈台の立つ岬で暗い海を見ていた 悩んだ日もある 哀しみにくじけそうな時もあなたがそこにいたから生きて来られた 朝陽が水平線から光の矢を放ち二人を包んでゆくの瑠璃色の地球 泣き顔が微笑みに変わる瞬間の涙を世界中の人たちにそっとわけてあげたい 争って傷つけあったり人は弱いものねだけど愛する力もきっとあるはず ガラスの海の向こうには広がりゆく銀河地球という名の船…
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プラネタリウム – 歌心りえ
夕月夜 顔だす 消えてく 子供の声遠く遠く この空のどこかに 君はいるんだろう夏の終わりに2人で抜け出した この公園で見つけたあの星座 何だか 覚えてる? 会えなくても 記憶をたどって 同じ幸せを見たいんだあの香りとともに 花火がぱっと開く 行きたいよ 君のところへ 今すぐ かけだして 行きたいよまっ暗で何も 見えない 怖くても大丈夫数えきれない星空が 今もずっと ここにあるんだよ泣かないよ 昔 …
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愛をこめて花束を – 歌心りえ
二人で写真を撮ろう 懐かしいこの景色とあの日と同じポーズでおどけてみせて欲しい 見上げる空の青さを気まぐれに雲は流れキレイなものは遠くにあるからキレイなの 約束したとおりあなたとここに来られて本当に良かったわこの込み上がる気持ちが愛じゃないなら何が愛かわからないほど 愛をこめて花束を 大袈裟だけど受け取って理由なんて訊かないでよね今だけすべて忘れて 笑わないで受けとめて照れていないで 昨日とよく似…