植田圭輔

神様のしずく – 植田圭輔

丸くて 青い 星の丘の上
一本の木に花 咲き始めている
曇り空のキャンバス 一粒のしずく
だんだん滲んで
広がって空も
一面ピンクの
画用紙 キレイだね

隣の君も笑い
僕も笑って
みんな一緒に笑った
さっきの雨は
花咲くための神様の
泪だね
喧嘩したり 悲しんだり
でもさ 今は…

咲き誇った木の下で
一緒に歌ったり 踊ったり
ごはんしたり 冗談言ったり
そんな時を共に過ごしている
幻じゃない この瞬間

花も枯らせる時代に生まれたけど
満開の花の方が何倍も美しい
別れる時は 笑顔でさよならさ

また花が咲く その時まで

またいつか会おうよ 笑って 木の下で
約束したこの指 君とつながってる
まるい円になって 同じ空

また花が咲く その時まで
その時まで…
また花が咲く その時まで

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