森若里子

椿ちる宿 – 森若里子

風の噂を 追いかけて
今日も逢えずに 日が暮れる
椿ちるちる 山の宿
谷の瀬音の 谷の瀬音の
唄かなし

白い湯けむり ゆれる道
君に似ている 女(ひと)がゆく
あれは他人と 知りながら
うしろ姿が うしろ姿が
なつかしい

おもいとどけと 面影を
抱いて湯ぶねで ひとり泣く
椿ちるちる 山の宿
更けていつしか 更けていつしか
雨の音

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浮舟の宿 – 森若里子

恋の行方を 追いながらふたり旅ゆく 忍ぶ川何処へ行こうと あなたと生きる夢の岸辺が あればいい明日を水の 流れにまかす浮舟ゆれる 月の宿窓をゆらして 風が鳴る溶

恋の花 – 森若里子

涙で枯れた 恋もある咲かずじまいの 恋もあるむせび泣き すすり泣き しゃくり泣き泣いた数だけ 恋があるそれでもいいの もう一度咲かせてみたい 恋の花心の傷を 怖

夫婦愛 – 森若里子

聞こえるかい おれだよ聞こえますとも…あなたおしどり夫婦と いわれたい夢の船出の 始まりでした相々傘の 絆みちほしいものは あるかいせめて我が家で…あなたふたり

鳩のいる港町 – 森若里子

鴎にまじって 育った鳩は自分を鴎と 思ってた木の実を拾わず 鰯を餌にやがて鴎に 恋をして添えない運命に めぐり逢うそんな女の お店がひとつぽつんと灯りを 点す港

泣き砂伝説 – 森若里子

ひとりぽっちが 好きなのと無理に笑って みたけれど踏めばシクシク 泣く砂は私の心の 音なのか背のびしただけ つらくなる赤い夕日の 琴ヶ浜昔、平家(へいけ)の落人

ふるさと抄 – 森若里子

蚊帳(かや)に 蛍をあそばせていつしか眠った 子供のころよ母の豊かさ 江の川(ごうのかわ)父の面影 浅利富士あゝあの山が あゝこの川がわたしを育てて くれました

女の旅立ち – 森若里子

あなたに欲しいと 言われると夜空も街も 輝くの風吹き止まぬ 人生だけどもう迷よわない 迷よわないあなたの勝ちよ苦労買います 命のかぎりあなたに好きだと 言われる

鵜の岬 – 森若里子

怒濤(しぶき)が招く 岸壁に身をくねらせて 夢砕く鵜の鳥わたしに 似た生命(いのち)あなたに あなたに 飛び込みながら押し戻されて 気がつけば風に抱かれる 鵜の

情け川 – 森若里子

あなたの淋しい 横顔がいつしか心に 住み着いた…いいのよいいの 私で良けりゃ今夜はあなたを 帰さない生きるつらさを 分け合ってふたり流れる 情け川あなたに寄り添

女の春秋 – 森若里子

さだめの糸の あざなうままによじれよじれて 辿りつくここがさいごの 恋港あなた あなた あなた元には戻れぬ 私ですだきしめて下さい つよくその腕で吹雪が止めば 

塩狩峠 – 森若里子

つららが頬に 貫(つらぬ)くような寒さが凍みる 北の町明日は晴れて 結ばれる二人の幸せ 置き去りに塩狩峠に 消えた人愛は 愛は運命(さだめ)を 越えられますか 

恋はいろはの未熟者 – 森若里子

あまい言葉を おつまみにしてあなたが飲ませた 恋の酒よせばいいのに その気になって飲んだあげくが ふつか酔いおんな盛りで 恥ずかしながら恋はいろはの 未熟者おと

大阪みれん花 – 森若里子

あなたしのべば お酒がなぜか頬にこぼれて 涙に変わる雨にけむった 宗衛門町でくるり 背中を むけた人泣いたらあかん 泣いたらあかん夜の大阪 みれん花何にもあなた

浮彼女 – 森若里子

あなたしか 入れないのよ隙間だらけの 胸なのに月を待ってりゃ 雨がふる梅を待ってりゃ 鹿がなくどうせ人生 花合わせ要らないカード 捨ててくことが浮かれ女ですか 

錦川物語 – 森若里子

赤い小さな 下げ鞄長い黒髪 三つ編みの昔を知るひと いまはなく幼ななじみの 錦帯橋(きんたいきょう)を風と渡れば 山かげにおもかげ色の 灯(あかり)がうるむ桜並

恋々虫 – 森若里子

雨が結んだ 恋の糸雨のふる夜は しくしく痛む恋々虫々 なみだ虫傘たたむ 音にだまされ襟かき寄せりゃまたも空似の 人ばかりいまも独りと 聞いた夜は私(うち)も独り

お上手小唄 – 森若里子

美味しいお酒を 飲むときは小さく見えます 盃が私もあなたに 抱きよせられておいしそうねと 言われたらちょこんとその手にちょこんとその手に 乗りますわ惚れさせ上手

女の川 – 森若里子

にわか雨 傘借りに駆けこむ家の 軒先で思わず聞いたふる里の 手毬唄流れなし 流されなしてこの川の 流れに沿うて男のいのちを 吸いとりながら女はつよい 母になるお

女の酒 – 森若里子

命もあげた 女です何が私に 残ります今はさいごに ただひとつあげる言葉の さようなら女が女を捨てましたお酒をくださいお酒を お酒を鬼にも蛇(じゃ)にも なりきっ

そんなあんたに惚れました – 森若里子

はでな暮しは 出来ないけれどついて来いよと 振りむきながらいきなり私の 手を握り雨の屋台に 駆け出すあんた惚れた 惚れたそんなあんたに 惚れました俺の生きざま 

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