森翼

  • あいつの彼女 – 森翼

    裾上げされた制服のズボンがほつれた頃に知った下校中に前輪だけが、小さな花を咲かせたような…寝ても覚めても思い出してしまうんだ二つくくりのあの子お前が好きだでもあいつの彼女って知った答え、迷う術はないお前が好きだ死ぬほど好きだあいつも好きだわかんない想いを案内して 失敗でもそれは、成功への演出にしか過ぎないみたい下校中に咲かせたあの花が、いつか教えてくれたI want you寝ても覚めても思い出して…

  • 青い夢 – 森翼

    「君のため」が「僕のため」と 初めて感じる武者震いそれは僕の光る意志 二度とは戻らない時間それに気付いたらいつでも 僕はやり直せるんだよ僕の期限と夢の機嫌が重なる場所まで 止まるな 行け 青い青い僕らの夢 振り返ってる暇は無い走れ走れ僕の言葉 夢を乗せて走れ宝物はここには無いよ まだ終わっちゃいないから汗と涙は裏切らない 見えてきた 確かに見覚えがあった 一度手を止められた夢それは僕のものでした誰…

  • 一瞬と永遠 – 森翼

    始めからわかってたこうなる事ぐらい気が付けば檻の中ホントの言葉を探している? 探している自業自得なんでしょ?わかっている? わかっている今僕は 独りだよ 頼りない空の下で泣いた全てが崩れる程に泣いた嘘つきな僕と悲しい声があった壊したい壁がここにあった「情けない僕」も壊したくて曇りガラスの向こうで身体に刻むよ痛い痛い落書き 大袈裟に降る雨が窓を叩いてる悲しげな君の目を包める言葉を探している? 探して…

  • 第3希望のプレゼント – 森翼

    背中丸めたグレーのパーカー僕が大好きなものこれより好きなものは他にどこを探しても無いよ いつからだろう?本当にいつからだろう…?心のまんなかに君がいるんだよ 切りすぎた前髪もそれを押さえている小さな手も…大切だから。上手く言えないけれどこの先も傍にいたくて今僕は唄ってる シャッターの降りた商店街君の手を握ったいちばん落ち着く場所を僕はたった今見つけたのかもしれない いつもの帰り道も履き古したスニー…

  • 教室 – 森翼

    真っ黒だったそれが始まりだったなんか一つ大きな音がしてゆっくりと色がついた両腕が囲んだ頭を起こして筆箱を拾った君と目が合ったあの音の犯人は君何なんだこれは俺は寝ぼけてんのかな なんだか気になってしまって視線の先には君がいた 君がいたまた目が合いそうになってそらしたけれどやめとけって頭で言って言葉になっていないからまたまたすぐに君を見た君を見るんだ 真っ白だった俺の頭の中を何か一つ小さな実が弾けてゆ…

  • チョコレートジョーク – 森翼

    伝えたい気持ちが胸を締め付ける黙ってたんじゃもう何も変わらず変えられず当たり前の事が当たり前じゃなくなったよまるで溶けないチョコレート嫌だった日曜日が来たんだよ泣きそうだよ…我慢…我慢 きっと僕ら離れたっていつまでもそう仲間だって言いながら手を振る君を見てたよ「あっちでもまぁ頑張れ」って言ったあとで泣けてきてとりあえず見上げる空 君のその優しさ甘い思い出が形を変えてく言うならチョコレート思い出す …

  • 負け越し勝負師 – 森翼

    誰にも言えない過去があった君にも見せない顔があった故、噛み合わせが悪くなった言葉伏せる他無かった そうやっていつだって俺だって彷徨って泣いてる サヨナラ勝ちのゲームを期待する 戻れない 帰れないそれもいい それでもいい三度の寄り道それもいい それでもいい 「止まない雨はない」人は言ったこのまま風邪をひくのもいいか信号瞬きする時間に唯一「生きてる」覗けていた こうやって胸張ってる俺だって彷徨って泣い…

  • 寄り道スカッシュ – 森翼

    一人遠いとこまで走る地図は忘れたそれはいつかの僕の夢のようで戻る事はできない程に遠い町まで僕はあなたより夢を選んだんだよ 足りない物が今更わかったあなたに何もしてやれなかった僕がいたから言葉じゃなく抱きしめりゃ良かっただけど離れる事が怖かった僕がいた あなたの知ってる僕はもう居ないよ 「言葉だけが全てじゃない」そう強く感じた今日はいつもより胸が痛んだんだよ 思い出の数はきりがなかった大切だからこそ…

  • 君の手 – 森翼

    絶体絶命ってこれをいうんだね光が無い 道が見えない君まで見失いそうだよ 早くなくなるクレヨンだね使いすぎていざと言う日に何にも伝えれずにいる 塗り潰される毎日で上手く色を出せないよけど今やるしかもうないんだよ歩く姿が本物 傷付いてわかった事それだけじゃ生きていけないわかりすぎてしまった事それを隠した僕の手を握ってくれた君の手 最大限に強がっても何か違う 明日が見えないちょっとずつ気が狂いそうだよ …

  • 闇の咲く場所 – 森翼

    二人分の嘘は俺がつくそれくらいしかできなくてごめんねかばいかばわれながら暗闇の世界へ向かう片足で 明るい場所ほど闇は咲く あなたは僕に言いました少ししゃがれた声で言いました「お前は汚れちゃいけない」あなたは僕に言いましたきっと寂しがり屋の僕だけに最初で最後の優しさまだ倒れるわけにはいかないから 暗い秘密基地には何も無いあったとしても秘密なんで言えないよ奪い奪われながら来た道を戻っていく片足で 明る…

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