森川美穂
-
砂に落ちたイヤリング – 森川美穂
銀河のマテリアル浴びながら夜風をすり抜ける誰にも教えない胸の音涙も閉じこめて ずっとさよならを言えずにいた訳をちゃんと振り切れる夜明けを見たい 長いカープの向こうにはどんな海がある月の光だけがいまわたしの味方 二人好きだったすべてを思いきり捨てよう悲しみも波が連れてゆく 渇いた唇のキスの後気づいた傷の跡あのとき壊れてた幸せにふれずに瞳を閉じた きっと別の道ひとりで探してただって愛なんてそれぞれ違う…
-
わたしの証 – 森川美穂
後退りするほど すぐに身動きがとれなくなるわあゝ涙も出ない あゝ夢だけ残る さみしさが消えない理由(わけ)を押しつけるつもりはないのあゝ心はいつも あゝ形を変える もう元には戻らない 感情すべてが labyrinthどうにもならない答え 愛はいつ気づいた? 抱きしめてくれたのは まだ同じ温度の ぬくもりを思い出にしたくない 気持ちの破片(かけら)忘れてもいいことが またほどけないまま からまるけど…
-
復讐 – 森川美穂
人前で怒れないだからって 笑みも作れない 見られてる 向けられてる他人の視線と興味を 振り払った あなたを取り残した 復警みたいにナイフで場面切るように そこを離れたオレンジの色をした夕日が コップに絞られてるスレスレに張られたバスタブもうすぐ砂利のような音立てて 溢れ出す 日々を返す 裏返す心の装置を取り外す息を止める 雨が降りそうで降らない なりそうでならないふたりはきっとふたりは 終わりたか…
-
Reminiscence – 森川美穂
窓辺の花の色が変わる逢いたくなる人がいるなつかしいシャツ着るみたいにあなたのこと思い出す 風がまた忘れていた優しい香りを運ぶ好きだった声耳をすませばほんとうは ひとりじゃない 悲しみは決して消えないけど心は思い出に包まれてるかならずその先であなたはいつも微笑んでいる 陽だまりのベンチに並んで他愛ない話をした時間は限りあるものだとあの頃気づかなかった 読み終えた古い本に続きがほんとはあるとあなたはき…
-
Treasure hunt – 森川美穂
なんにもなくてもそこから できることもあるどうできるかは夢になって遠まわりもいい涙も上手に 使うもの心のメンテナンスにはちゃんと泣いとこう Zero から行こうよいまから行こうよ怖いものはないZero からやろうよいまからやろうよ欲しいものはなに ほら 見えないものもないわけじゃない信じたところにあるどこかにタカラモノは隠れてる 諦めることはいつでも 簡単にできるあふれる汗も無駄だなって思うかもし…
-
彷徨う二人 – 森川美穂
どうにもならないくせにどうして心と呼んでこんなに弄ばれてしまう どうする?ここから先はなんにも確かなことはないよね それでもいいと言うの 抱きあえば肌は埋まるけどその力のせいでせつない夜も生まれるでしょう 声をあげて 泣けばいいのそんな愛はいや但ついていい場所が心にはもうないあなたの手にゆだねるものどう決めればいい間違えば二人とも深いさみしさに堕ちてく 過去の小さな痛み急に仏いたりするまるで古い瘡…
-
カゴの鳥 – 森川美穂
ガラス絵の 小窓に縁のない 青空飼われた 嘴(くちばし)は囀(さえず)りを 忘れていた 幸せと 言う名の鳥籠も あります気づけば ひとりきり思い出の 後片付け いまでは 遅すぎる夢にまたふれる見えなくしておけば肌は若いまま 鍵はかけずに おいたからすぐ迎えに来てあなただけが くれるものほかに なにも いらないなにも まちがえた 道にも花はまだ 咲いてる孤独を消す媚薬二人分 隠しましょう どこにもな…
-
nomad – 森川美穂
羽根さえ揃わない烏たちの声名前も知らないまま光を探すそれは遠い昔見上げた空風を選びながら心がある場所に気がついた朝なぜ生まれてきたかわからないのに時は生きるための道をくれるLala… 方舟の行方にたどり着く虹誰もが旅を続け未来にふれるそしてなにもかもが一本の糸いつか結ばれてく涙はあふれても海になるだろうなぜ生まれてきたかわからないのに時は生きるための道をくれるLala…Lala… Lala…Lal…
-
それはただの幻 – 森川美穂
潮騒が耳を 塞ぐテラス満ちてゆく月を見つめていたわざと背を向けて 黙っていたのは隠す気持ちを 試してた 恋なんてどこかで たぶん誤解ばかり正しい言葉でさえ迷う このままどこまで行くのなにも決めないまま指の先から さみしくなる夜明けは二人の影をどこへ連れてゆくのそこは幻に近い 抱きしめられれば 変わることをほんとは知っていたはずなのにせつなくなるのは ひとりじゃないからそんな心を 持て余す 幸せは残…
-
all alone – 森川美穂
短い Kiss は どんな意味なのかぼんやり考えてたまだ夜はなにも 教えない愛してるとは 少し違う距離あなたは測りながらただ迷う選択(みち)を くれただけ 雨音に 滲む街遠まわり したくなるたまに振り返りそこに浮かんだ 二人の影を見て 誰かがそばに いてくれなくちゃ消えそうになる 心もあるさみしさのあるところに集まる涙 ため息で堰き止めた笑っちゃうよね 静かな部屋は なにかが変わったあなたのせいな…