森勇二

新宿みれん – 森勇二

酔って悪びれ ぶたれた跡も
今は恋しい 新宿あたり
笑って下さい 私の涙
溺れ溺れて 飲めない酒の
助け借りてる 女のみれん

肩にあなたの セーター羽織り
女きどりで 甘えた夜よ
返して下さい 私の夢を
ふたり似合いの 暮らしがしたい
雨をしのげりゃ 倖せだから

人は別れて 他人に戻る
戻りきれない ふたりもいるさ
教えてください そぼ降る雨よ
会える術さえ なくした夜を
酒と旅する 新宿みれん

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那珂川慕情 – 森勇二

愛を断ち切る 一人の旅は水の彩にも 泣けてくる好きでいながら 添えない女の尽きぬ想いを 那珂川の流れの底に 沈めたい何も倖せ やれないままに切れて離れた 恋の糸

からすやま山あげ祭り唄 – 森勇二

墨絵ぼかしの 嵐山落石 城跡 和紙の里祭囃子に 揃いの浴衣おらが祭りは 天下の祭り老いも若きもゝ 山あげ祭りこけら落としの 江戸絵巻蛇姫 龍門 太平寺粋な若衆 

最後のひと – 森勇二

あなたが最初で ないのが辛い馬鹿な私を 許してね冬空夜空に 降るよな星よ恋はしないわ もう二度とあなたが最後の ひとだから濃い目のお酒を 涙で薄め飲んで泣いてた

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