桑田靖子
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ぶーりん音頭 – 桑田靖子
ぶひっぶひったら ぶーひぶひっ!ぶひっぶひったら ぶーひぶひっ! そんなにいそいで どこ行くの?みんながあたしを 呼んでいる 事件を知らせるトンパクトバビブベぶーりんにおまかせよ!どこでもすぐにどこでもすぐにあらわれるあらわれる ピンクのブタが空を飛ぶ世の中平和な証拠だよ愛だ! 勇気だ! ぶーりんだ! 真珠の数がふえるたびあたしの悩みもふえるのよ 想うあなたが好きになるピンクのブタの正体はホントは…
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八月の窓辺 – 桑田靖子
八月のもの想い 口びるを噛めばガラス越し海の町そしてひとりきり…… 遊んでる人だよと 噂きくたびに翳りがちな胸の想いを救ってください 淋しさに負けそうよ恋しさがつのるたび たったひとつの愛はあなたと決めてるのです手をはなさないで 八月の窓辺から 幻を追えば初めての口づけに頬は濡れたまま 好きな人他にいて かまわないなんて強がりです心の中は 分っているでしょう…… 恋しさに息を止め黄昏れを見ています…
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上海Breeze – 桑田靖子
ひとり飲む ジャスミン・ティー海を渡って 吹く風ゆるい午后 書き終えたサヨナラの船便 波止場には 揺れるジャンク広がる海は シナ海傷ついた 胸を抱きカモメが 翔んでゆく 光をかすめて心が とぶから まだ あいまいなのそう うつろな Breezeあなたの笑顔が 消えないからセンチメンタルな イリュージョン 何もかも 捨てにきたのやさしい街ね SHANG-HANジグザグに 降りてゆく朝もやの坂道 にぎ…
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サイレント物語 – 桑田靖子
港に車を寄せてねガラスに飛び散るしぶき視線を君はわざと はぐらかすけれど そんなに子供じゃないから心配しなくていいわ黙って海見てるの ス・テ・キ 不思議ね Kissもまだなのに遠い未来を抱き合えるたぶん そうね プラトニック言葉にならない 男友達を なぐさめる感覚で元気出せって 皮肉ね いつだか 深夜の電話は名前も告げずに切れた自然に君のことを 考えていたわ ペーパーカップのココアで暖め合えばいい…
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壊れた橋 – 桑田靖子
風よりも冷たいものは私を見てないあなたの眼差夜更かしを今夜もするのはふいにあなたが来るような気がするからあいつは止めろと いわれた男に私やっぱり遊ばれていたのバカな女よね……見かけばかりにまどわされていつもやさしいあなたを軽くみて……本当の支え 自分で切った 壊れた橋よ この指が泣いているのはあなたが届かぬ所にいるからこのままで終わりにするならせめても一度やさしくキスしてよ大声で泣いて あなたの胸…
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純粋 – 桑田靖子
あなたの 声だけに耳を傾けあなたの 瞳だけ見つめてるくちづけさえも知らないけど全身で あなたを 感じてる 笑顔に出会えば 胸踊らせて姿が見えないと 泣きそうでこわいくらいに ゆれる心をかくせない 私は16才 まだ 真っ白な 恋ですまだ 真っ白な 私ですあなたに めぐり会えて明日の私は どんな色ですか あなたの その胸にもしも住めるなら名もない 草花になりたいな目立たなくてもいいからずっとせいいっぱ…
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優しくされたい – 桑田靖子
ふたつめの夏ね 潮騒をかえてとまどう想い 塗りかえたそう あなたの せいかしら ふれあう肩先 言葉が途切れてぎこちなく 微笑み合った渚が赤く 染まるわ ゆれてるわ 恋模様しあわせと ふしあわせ抱きしめて このままずっと不安をうずめてほしい せつなさを滑る セイルたたむ頃いとしさ胸で くりかえす優しくされたい 今は 夏色のシャツに 涙をあずけてうまく行きすぎて こわいとそっと胸を 叩いたの 想い出に…
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夢一夜 – 桑田靖子
薄紫色(むらさき)の 黄昏の中私をよぎる 胸騒ぎ 人恋しくて あなたへむけて出すあてのない 手紙を書く 夜は優しく 時を刻んで月の光奏でる ノクターン あなたの夢を 咲かせて欲しいつのる想いを どうか夢一夜 いつかどこかで 出逢ったような琥珀色した 懐かしさ あのまなざしが 心を揺らすためいきまじり 一人言 窓のむこうに 映る季節が硝子の中で溶ける セレナーデ あなたの愛を 届けて欲しいつのる想い…
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華鏡 – 桑田靖子
真珠色 雨が降るあなたに 逢えない 淋しい夜に約束は束縛と誰が 決めたのとひとり日めくりの暦にはいとしさ揺れる 走馬燈髪をとく仕草にさえもため息ひとつ 真珠の雨 湯上がりの妖精は素肌に 伝わる恋しい想い逢いたさに夢うつつ 愛に飾られたわたし遠ざかる 想い出は忘れたはずの夢芝居手鏡に写し出されたはかない恋は 真珠の雨 書きためた花心届かぬままに まきちらす咲くほどに褪せてゆきますかなわぬ恋は 涙の雨…
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オーロラの瞬間 – 桑田靖子
ビルに口づけして太陽が欠けてくつないだ手がオレンジの風に染まる淋しいわけじゃないそばにいることがうれしすぎて涙しただけ くちびるでぬぐうやさしい人ねそんな愛しかたねえ、欲しかったの 大きめのTシャツいつも着ているわけきづいてねあなたに近くなりたいと思うからよ 夏から秋へと愛は色づいてく信じているのよいつか季節があふれる夜明けを想い出はいらないこのままで愛してゆけるから はじめての夜は星の降るドライ…