松任谷由実
-
岩礁のきらめき – 松任谷由実
なぜ 空は碧く澄みきっていたの昨夜 吹き荒れた嵐がうそのように memories, memories,岩礁のきらめき遠い、遠い、あの日の潮騒 あれはどんな夏だったんだろうきみが泣いた 突然こわいと肩をふるわせ それきり黙り込んだふたり そして なぜ 空は碧く澄みきっていたの昨夜 吹き荒れた嵐がうそのようにさっきまで笑いじゃれ合ってたはずなのにもう思い出せなくなってる memories,memori…
-
烏揚羽 – 松任谷由実
行き止まりの道の向こうから聞こえてくる微かな音はやくおいでと囁くように私を誘い出すのは誰あなたを呼ぶけれど からまって うまく声にならない はらはら舞い散る桜は無念の思い乗せながらいつまでもずっと忘れないでねと 空 染めている 合わせ鏡が波うつように流されてゆく烏揚羽あなたを呼ぶけれど もがいても もうどこにも戻れない はらはらこぼれる涙は無情に記憶滲ませていつまでもここにいられないこと 教え続け…
-
星の物語 – 松任谷由実
なぜあのときふたりの前で空を切り裂くように流星が運命照らした なぜあのとき何も考えられずに愛はただ走りだしたまっしぐらに Spring time夢見てるみたいにSummer breeze燃え上がったふたりAutumn leaves肩を寄せ合ってWinter stars空を見上げていた あの頃のふたりをなぜか思い出してる傷だらけの望遠鏡ピント合わせた向こうに瞬く なぜいつからけんかばかり悪いのはあな…
-
Let It Rain – 松任谷由実
曇りだした日曜出かけるのはやめようきみと抱き合って古いレコードかけよう忘れてたあの歌の意味がなぜか分かるよ今日はゆっくりと偶然を探そう 窓から空見上げるきみの部屋着の模様いつかどちらかが飽きることもあるのかなティーバッグゆらすとマグの底に溶けてくちょうどいい濃さの愛情を見つけよう Let it rain 雨になれ包んでこの部屋をGet on train 旅しようふたりのこの時間を 聞こえはじめた針…
-
CINNAMON – 松任谷由実
シナモンが香るような冬近い夕焼けになぜかしら蘇る不安げな瞳の 私はどこどこへいったのあなたはここよここで私をまだ待っている 恋しいよ wow, wow,会いたいよ wow, wow,今はもう wow, wow,失くしてる涙の中へ 淋しさは突然に吹き抜ける風のように心さえ凍らせてあの頃に運ぶの あなたはいつ消えてしまったの私はずっとずっとあなたを探し続けてる 帰ろうよ wow, wow,もう一度 w…
-
ひとちがい – 松任谷由実
この広い街で呼びとめるあなたは誰 幼ななじみくたびれた目をしてたでしょうあまり急ではずかしい 聞かさないで今は なつかしいよび名淋しさだけが支えなの耳を 耳を ふさいで腕を 腕を 払って走り抜けるラッシュのホームひとちがいにして アドレスを教え合わなけりゃあなたとはもう会うこともないひきかえし元気?とききたい人の波が隔てても ふりむかない今は 帰ったら云って似ている人を見かけたと心 心 閉ざして変…
-
小鳥曜日 – 松任谷由実
あるときあなたは助けたの 傷つき迷い込んだ小鳥を両手で包んで温めて スプーンでそっと水をやって よく朝 円らな目をあけて 手のひらをつついてた小鳥はベランダでみじかく囀って 青い空へと飛んでいった ピウ ピウ ピッピウ ピウ ピウ ピもうあなたのことなど覚えてやしないピウ ピウ ピッピウ ピウ ピウ ピもうどのこの声かもわからない それでもあなたは気になって ときおり窓辺に佇んでは迷子になったとき…
-
LET’S GET IT STARTED! – 松任谷由実
きみの瞳に出会ったときから誰にもない輝き見つけたんだ痛みは決して代われないけどただひとつだけかける言葉があるなら Let’s get it started!ここから始めよう僕たちは傷ついて愛を知る過ちも後悔もきみの大事な記憶時は過ぎる Let’s get it started! あの日心に芽生えた約束いつもそばにいようと決めたんだ誓いは誰も奪えないからただひとつだけ開く扉を…
-
そして誰もいなくなった – 松任谷由実
オレンジに染まったビルの群れを掠めて渡り鳥が羽音を響かせてる静か過ぎる世界に流れている時間は孤独を超え なお漂うだけ ああ 人影に会いたい自分以外の誰かにただ 抱きしめ永遠のさよならが言いたい 幾億の月日と 幾億の足跡が刻まれ来たこの地に立ち止まればいるはずのないひとの形を探している私は今 まだ 生きているの 焼け焦げた信号機とときおり鳴り響くサイレン行先を示すものは何ひとつ見えない 愚かなままに…
-
天までとどけ – 松任谷由実
Sail away みじかい秋のはじめ そして終り今日だけの陽射し 今日だけの千切れ雲にふたりの思いを乗せたなら 天までとどけ Day by day 気づいたら遠くまで来ていたねときに寄り添い ときに離れた 足あと水彩のように霞んでる渚に残し 時が 全てを書き換えて 美しくするのは覚えてはおけない辛いこともみんな愛するため 今日だけの笑顔 今日だけの笑い声にふたりの月日をかさねたら 天までとどけ …