東海林太郎・小笠原美都子
琵琶湖哀歌 – 東海林太郎・小笠原美都子
遠くかすむは 彦根城
波に暮れゆく 竹生島
三井の晩鐘 音絶えて
なにすすり泣く 浜千鳥
瀬田の唐橋 漕ぎぬけて
夕日の湖に 出で行きし
雄々しい姿よ 今いずこ
あー青春の 歌のこえ
比良の白雪 溶けるとも
風まだ寒き 志賀の浦
オール揃えて わらばぞと
しぶきに消えし 若人よ
君は湖の子 かねてより
覚悟は胸の 浪まくら
小松ヶ原の 紅椿
御霊を護れ 湖の上
遠くかすむは 彦根城
波に暮れゆく 竹生島
三井の晩鐘 音絶えて
なにすすり泣く 浜千鳥
瀬田の唐橋 漕ぎぬけて
夕日の湖に 出で行きし
雄々しい姿よ 今いずこ
あー青春の 歌のこえ
比良の白雪 溶けるとも
風まだ寒き 志賀の浦
オール揃えて わらばぞと
しぶきに消えし 若人よ
君は湖の子 かねてより
覚悟は胸の 浪まくら
小松ヶ原の 紅椿
御霊を護れ 湖の上
馬車はゆくゆく 今日もまた沈む夕陽の 果てまでも走れ走れ 走れ走れランランランランランランランラン黒馬はいななく 鈴は鳴る希望抱けば 人生の旅の花園 愛の路走れ
富士と桜の 日本によくぞ男と 生れたるいのち捧げて 勲と咲いて咲いて誉れの 九段坂ああ一片は わが父かさくら咲く咲く 九段坂父を夫を いとし子を送る誉れの 兵の