杜このみ

  • 葦風峠 – 杜このみ

    石になるほど 待ち続け椿も三度 散りました背伸びをしたら あの人が見えるでしょうか…未練心が 袂(たもと)に絡む葦風峠 きっと帰ると 信じても紅差す指が 重くなるあなたを呼んで 葦笛が今日も鳴きます…どこのどなたに 迷子になった葦風峠 春は名のみの 寒椿伝えておくれ あの人に嫌いにもしも なったならどうか教えて…明日(あす)は涙も 晴れるでしょうか葦風峠 人気の新着歌詞 三味線わたり鳥 ̵…

  • みなと桟橋 – 杜このみ

    出船入船 星ほどあれどあなた乗せてる 船は無い情け行きずり 一夜(いちや)の恋をひとつ布団で 温めた旅のお方と 知ってるくせにもしや今日はと 沖を見る 島を出てゆく 意気地も無いし噂拾える 店も無い宿で交わした 一夜の酒が今も酔わせて 後を引くいつか覚めると わかっていても夢を明日を 見たくなる みなと桟橋 迎える人が一人二人と 消えてゆく夜が言わせた 一夜の嘘をはぐれ鴎が またつつく出船入船 明…

  • いそしぎの浜 – 杜このみ

    冬くりゃ春まで 二百日あまり旅に出たまま 帰らないあんた待つ間は おろおろと鳴いてチーリーリーリー いそしぎの浜きのう西風 きょう南風明日は辰巳の 別れ風 船は櫓でやる 櫓は唄でやる唄は船頭の 心意気泣いて手をふる おんなたち男ァニシンに 命をかけた江差追分 唄えばつらい明日の旅立ち のばしゃんせ 右に左に 寝返りうって寝てかうつつか 夢見がちつれていってよ 気がもめるこころチーリーリーリー いそ…

  • 郷愁おけさ – 杜このみ

    佐渡は四十九里 故郷はこころ靡(なび)けど 近くて遠い傷のいたみも なみだの味もわかる女に なりましたおけさ踊りの 三味線(しゃみ)の音(ね)が枕ぬらして 眠れない 赤い椿の 咲くころは夢に見ていた 素敵な恋を裏もおもても ないよに見えた恋がせつなく 風に散る娘ざかりは 過ぎました都会ぐらしの 秋しぐれ 佐渡は吹雪に 昏(く)れるのか鳥もねぐらに 帰るだろうに来いと云(ゆ)うたとて 行かりょか佐渡…

  • 云わぬが花よ – 杜このみ

    云わぬが花よ 聞かないで云ったらあの人をわるい男に してしまう 云わぬが花よ覚めた 覚めたよ 長い夢から恋はしてみて わかるもの傷つくほどに あの人好きよ 云わぬが花よ 夢の中きれいな想い出もあるわあるわよ だからこそ 云わぬが花よ泣いた 泣いたわ 胸がやつれてこころ変わりは つらいけど情けが増せば 別れになるの 云わぬが花よ どんな花憎くてやさしくてわるい男よ その先は 云わぬが花よ酒よ お酒よ…

  • 時の流れに身をまかせ – 杜このみ

    もしも あなたと逢えずにいたらわたしは何を してたでしょうか 平凡だけど 誰かを愛し普通のくらし してたでしょうか 時の流れに 身をまかせあなたの色に 染められ一度の人生それさえ 捨てることもかまわない だから お願い そばに置いてねいまは あなたしか 愛せない もしも あなたに嫌われたなら明日(あした)という日 失してしまうわ 約束なんか いらないけれど想い出だけじゃ 生きてゆけない 時の流れに…

  • 王手! – 杜このみ

    将棋世界は 大志を胸に夢と努力の 積み重ね強くなりたい どこどこまでも駒を持つ手に 魂しいを王手! 魂しい込める 礼節(れい)を尽くして 闘うことが人の心の 美しさ両親(おや)と師匠(ししょう)の 教えは一つどんな勝負も 感謝だと王手! 感謝で生きる 生命(いのち)百年の 時代の夜明け光る将棋で 竜王(りゅう)になるいつか超えるぞ 名人までも若い明日に 陽はのぼる王手! 陽はまたのぼる 人気の新着…

  • 花は苦労の風に咲く – 杜このみ

    浮世草でも いいじゃない土の中ほど 温かい持っているのよ 弱さの中に人は出直す 力まで今は実りの 時を待つ花は苦労の 風に咲く 歩くそばから 道になるきっと灯りも 見えるはずいいのいいのよ 小さな夢でそこに値打ちも きっとある一期一会の 人を待つ花は苦労の 風に咲く 思いやる人 やれる人花のかおりは 宿るもの深い海まで 抱いてるような母の姿が 道しるべ明日に実りの 春を待つ花は苦労の 風に咲く 人…

  • めぐり雨 – 杜このみ

    あなたとも一度 出直せる私でいいのと 訊くのが恐い傘に篠突(しのつ)く 雨の音この場救って くれそうようしろ姿で うれし泣きめぐり降る雨 めぐり雨 身勝手だったと 云わないで謝りたいのは 私の方よ肩を並べて 飲むお酒見つめ返した 眼も濡れて過去がいつしか 遠去かるめぐり降る雨 めぐり雨 昨日と景色が 変わるのよあなたと歩けば 街の灯さえも女ですもの 今度こそ尽くし切りたい 尽くしたい送り傘より 迎…

  • 萩の雨 – 杜このみ

    しだれ柳に そぼ降る雨が水面(みなも)に小さな 輪を描(えが)くそぞろ歩きの 藍場川(あいばがわ)何処にあなたは いるのでしょ今もはずせぬ この指輪なぞればせつない… 萩の雨 一度忘れて 二度あきらめてそれでも消えない 恋ごころ春になったら 咲き匂う赤く可憐な ヤブツバキわたし待ちます それまでは女にやさしい… 萩の雨 傘を斜めに 傾(かたむ)けながら白壁 格子戸 石畳愛し愛され 結ばれたきっと帰…

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