村上良輔

望郷哀歌 – 村上良輔

北へ流れる 浮雲に
故郷映して 里心
田んぼあぜ道 あかねの空に
母と唄った 童歌
あああ あの頃の ぬくもりが
今も覚える 今も覚える 幼い胸に

夕陽背にして 野良仕事
雁もなくねに 親の影
夢を二人で 分け合いながら
腰をまるめて 鍬をとる
あああ 汗に酔う あの笑顔
今も映るよ 今も映るよ 都の空に

越後野面に 立ち登る
夕餉まぢかの 風呂煙り
いろり囲んで 縁をかたる
老いた親父の 自慢節
あああ たくましい あの声が
今も聞こえる 今も聞こえる 望郷哀歌

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吐息に曇る 鏡のなかに愛の指文字 重ね書き添えぬ人とは 知りながら夢も一夜の 花吹雪あああ 女はかない 熱海恋しぐれ浴衣の文字に 想いを寄せていつか来ました し

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かくれ障子に 月灯りゆれて淋しい 風の音何もいらない あなたがいれば今の私は このままで誰かお願い 時間を止めてああ…運命(さだめ)悲しい 初雪の宿いくら燃えて

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