杉田淳
男の街角 – 杉田淳
おまえの幸せ 聞くたびに
男の心が せつなく潤む
これでいいのさ これでいい
浮かぶ面影 見上げる夜空
たたずむ街角 ため息揺れる
おまえの淋しさ 知りながら
いつでもわがまま 通した俺さ
ばかな男さ ばかだった
詫びてみたって 今さら遅い
賑わう街角 夜風が沁みる
別れて初めて 気付いたよ
どんなにおまえを 愛していたか
これでいいのさ これでいい
俺のことなど 忘れただろか
夜更けの街角 ひとりが寒い
おまえの幸せ 聞くたびに
男の心が せつなく潤む
これでいいのさ これでいい
浮かぶ面影 見上げる夜空
たたずむ街角 ため息揺れる
おまえの淋しさ 知りながら
いつでもわがまま 通した俺さ
ばかな男さ ばかだった
詫びてみたって 今さら遅い
賑わう街角 夜風が沁みる
別れて初めて 気付いたよ
どんなにおまえを 愛していたか
これでいいのさ これでいい
俺のことなど 忘れただろか
夜更けの街角 ひとりが寒い
山の小さな いで湯の宿にすてに来ました 想い出を知っているのか せせらぎも泣いてくれるな 瀬音を立てて泣けば想いが またつのる湯煙りの宿いで湯の宿の 夜空を見れ
見果てぬ夢に 誘われて一人さすらう 金沢にあきらめ切れぬ 心の痛み男ごころの 哀しさよ会ってみたとて 人の妻逢えば未練が あゝ増すものを過ぎ行く季節(とき)の
別れて二人 一年ぶりに偶然出会った 小さな酒場肩まで伸ばした 髪さえも変わらぬおまえの 懐かしさ他人行儀も いつしか消えて再び始まる 恋の物語些細(ささい)な事
最果て駅に 降り立てば胸に寂しい 波の音故郷(こきょう)離れて 幾月日なぜにさすらう どこへ行く聞けど答えぬ 聞けど答えぬ 日本海来た道ひとり 振り向けば忘れら
世間に隠れて 愛してみてもつらい噂の 後ろ指今日が最後の 忍び逢い女哀しい 隠れ宿 隠れ宿あなたのぬくもり 忘れはしないそっと寄り添い 目を閉じる離れたくない