杉田二郎
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愛とあなたのために – 杉田二郎
愛とあなたのために 私はこの世に生きているの 私は 弱いこの私にできることはひとつあなたのすべてを愛していると大きな声で言える 愛とあなたのために 私はこの世に生きているの 私は 人は旅人のようにこの世を通りすぎて何を残して去ってゆくのか私には愛があるさ 愛とあなたのために 私はこの世に生きているの 私は 二人でみつけたこの幸せよいつまでも変らないで 愛とあなたのために 私はこの世に生きているの …
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おまえに – 杉田二郎
そばにいてくれる だけでいい黙っていても いいんだよ僕のほころび ぬえるのはおなじ心の 傷をもつおまえのほかに だれもないそばにいてくれる だけでいい そばにいてくれる だけでいい泣きたい時も ここで泣け涙をふくのは 僕だからおなじ喜び 知るものはおまえのほかに だれもないそばにいてくれる だけでいい そばにいてくれる だけでいい約束をした あの日から遠くここまで 来た二人おなじ調べを 唄うのはお…
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ひょっとしてラブ・レター – 杉田二郎
夜明けに君の 夢をみて紫陽花いろの 傘を買ったよあした届いたら さしてごらん色が白いから 似合うだろう ひとり暮らしは こわいと言った君が元気で いるようにひょっとして これはラブ・レター ぼくたち二人 いつまでも紫陽花いろの 恋をしてるね雨の音きけば 思いだすぬれて歩いてた 十九の娘 君のためにと とおくへ来たがとおくなるほど 近くなるひょっとして これはラブ・レター つらい月日の 傘をたたんで…
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マイ・ハート – 杉田二郎
あなたの心を僕におくれあなたの胸に僕の心をぶっつけてつかみたいあなたの心を Lonely lonely your back my heartMy lonely la la la la my lonely lonely lonelyOh, my back to your room Tell me, tell me, Oh my back to your roomTell me, tell me, O…
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虹のメッセージ – 杉田二郎
旅する若者が すれ違う男の背中に声かけて ふりむいたその顔年老いていたしわがれ声で話した ここまでの道のりを長かった つらかっただけど生きててよかったよ 若者よ 君はまだ若い虹色の空は見えないのだろう 若者は見上げた そこはまだ曇り空若者のひとみには 嵐の荒野続いている 年老いた男の心には幻の虹が見えているのだろう 山のむこうの虹など信じられぬ若者と目の前の虹を両手につかんでしまった老人がどちらか…
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人柄 – 杉田二郎
よく来てくれました ぼくの部屋に何度かお会いして ひかれてきました冷たいこの町の 人間にはない嘘をつかぬ あなたの人柄に 言葉だけ かわしている時でさえ暖かい何か感じる ただあふれる泉のようにあなたへの想いがこみあげてくる 地味なぼくですけど どうぞよろしくみつめる瞳は 真剣ですね一緒に暮らすのも たやすいでしょう抱き合っても 早すぎることはない 二人共 はじめてではないのです流されず 自然のまま…
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旧友(old friend) – 杉田二郎
お前のことを 思い出してた夜更けにひとり グラス片手に古いアルバム めくるように心が疲れて 眠るまで 赤いラベルの ウィスキーボトルはじめて飲んだ いつもの店でバイトの金を つぎ込んだっけOh, My Old Friend 元気でいるか? 春が過ぎ 夏が過ぎ どんな道を歩いている? 破れた空から 雨降る夜は飾らない お前の声が聞きたい夢中で駆け抜けた 青春て奴をいつかお前と 語るのもいい ギターを…
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恋しくて – 杉田二郎
恋しくて 泣き出した日々などもう 忘れたの今さらは もどれないキズつけあった日々が長すぎたの もどる気は ないなんてウソをついて 笑ってても信じてた もう一度 もう一度あの頃の 夢の中 かわす言葉 ゆきづまりのウソ好きなら好きと Say Again言えばよかったI remember. Do you remember?わけもなくて笑った頃I remember Wow Wow かわす言葉 ゆきづまりの…
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昼下がり – 杉田二郎
私のこれまでを語るならばそれは長い手紙になるだろうそれとも一枚のカミキレかもあとは風に吹きとばされたのさ 父は私にとってなんだろう母は私にとってなんだろうかこの道はどこまで続くのだろうとぎれとぎれに考えているのさ おだやかな光が 私のカラダつつみこんで何もかも忘れたように 時間が止ってしまった昼下がり あの娘は私にとってなんだろう友達はどんな時にもあてになるのか私にどれだけの事ができるのだろう私は…
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灯花 – 杉田二郎
まるで悟ったような 分別顔で今の若い奴等はと 叱る気はない古いものばかりが どうしてそんなに誇れるものでもないだろう 人は生まれ死に往く いつの世もそれは同じただ時代に愛された者だけが その名を残す 星であれ 石であれ 花であれ 草であれ灯火 心に灯して今を生きて行け どこか白けたような 諦め顔でどうせ判り合えないと 目が蔑んで新しいばかりが どうしてそんなに威張れるものでもないだろう 人は夢にて…