あなたのことばに ほほ染めて
私は はじらう花になる
もうその指でつまれてもいい
でもことばに出来ないの
ふるえるまつ毛を つたわって
涙が光って 一しずく
あなたのためにきれいに咲いた
そのよろこび こみあげる
私にも 一度だけ
好きだといわせてね
抱きしめる その前に
好きだといわせてね
十七が近い春の日に
私はふるえて泣いた
あなたの帰りに 雨になり
私は真赤な 傘をさす
肩ふれあって 歩いて行けば
またひとりで ほほ染める
私にも 一度だけ
好きだといわせてね
抱きしめる その前に
好きだといわせてね
十七が近い雨の日を
私は忘れはしない
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おやすみなさい あなた 好きなひとくちづけだけを そっとおくりますあなたの好きな香り しみこませ私は花になっているのですふれてみて下さい 私にいつかその日が来る
「悲しいのでしょう」と夢の中見知らぬ人の 問いかけに声も出せずに うなずいてそれは貴方が やっぱり好きだから意地悪な貴方は いつでも坂の上から手招きだけをくり返
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安いコロンを ふりかけ細い指先き 見つめる誰にも逢えなく なった時こうして いるのです外はグレイの 朝窓に冷たい 風誰が吹くのか ハーモニカからっぽの 胸にひび
明日からは ひとりじゃないよバラのよな 笑顔を見せてよ明日からは ひとりじゃないよ哀しみを 分けておくれよあどけない素顔が 罠だよ近よるな 中味は 悪だとこの街
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南の海じゃもう半袖の恋人たちがあふれてるってあなたの腕でまどろんでいるとひと足早い夏が広がるジュ・テーム ジュ・テーム ジュ・テームあなたの胸にまごころ重ねジュ
もうじきに もうじきに春が来るんですねもうじきに もうじきに春が来るんですねあなたにとって私などただの心の道草でしょう寒いポッケで二人の手あたためたのもおとぎ噺
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横浜いれぶん 横浜いれぶんあんたの傷をいやすのは海鳴りよりは 土砂降りがいいバックミラーに 写る横顔どこか昔の あいつに似ていると深いため息 ふともらすそんなセ
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悲しい別れだと 言うのはやめてあなたの微笑 またほしくなる日暮れの街に 二つの影法師思い出だけを抱きしめて 涙を隠しいい人だから きっと別れるのねくちづけさえも