朝4時
ブルーアウト – 朝4時
白い息を吐く たばこの煙かわからなくなった
覚えているのは 苦い香りだけ
あなたがいなくなってしまうなら
いっそ消えてしまえばいいだろう
曇る眼鏡のおかげで前が見えないな
あたためてもらうためにわざと忘れていった
僕を抱きしめてまた笑って
震える手を握る僕を探すあなたは
もういないな なんてことはわかってる はずなのに
白くぼやける視界であなたを探す、今
あなたが初めて手に取るたばこ
僕は見て見ぬふりをするから
煙に乗せて嫌なこと全部 でも僕のことはしまって
震える手を握る僕を探すあなたは
もういないかな なんてことを考えた僕がばかだ
涙でぼやける世界で
帰っておいで僕のところに
なんて言えないから
冬の夜をブルーな気持ちで迎える
置いてきたはずの思い出を
吹き返すの、今