有安杏果

オレンジ – 有安杏果

帰り道 長い長い 君と私
二つの影 長い長い 欠伸と話
綺麗だね 瞼 夕陽 落ちる
この道に ねぇ 名前をつけよう オレンジ

寄り道 一つ前のバス停降りて
信号待ち やっぱり歩道橋がいい
いつもなぜか 噛み合わない会話 笑って 手繋ぐ
上の空 ららら… 困るといつもハナウタ

ねぇ 君は知ってるかな
半分のオレンジの話
甘酸っぱい香り 繋がる実り どこまでも 永遠と延々と

観覧車 巡る 巡る季節
聴き流してたラブソング 急になんかね 特別になって
夜空に咲く星の音 降り積もる想い
君が見せてくれる日々 ずっとずっとずっとオレンジ

話さないでも 分かるよ 言葉風に吹かれ
離さないでよ 転びそうになって そしたらね
眠たそうな猫にまた名前を
つけようとする君に欠伸がほら つられた

もしもこのオレンジが半分
はぐれそうになっても
甘酸っぱい香り 探し出すよ どこにいても 何度でも何度でも

時計の溜め息 重なる季節
涙流してたあの日 聞こえてきたのはピアノの音でした
黄昏れ 誰そ彼 桜色 はらりひらり 楓色
君が見せてくれる日々 こんなにも溢れてる

もしもこのオレンジが半分
はぐれそうになったら
甘酸っぱい香り 探し出してね いつまでも どこまでも 何度でも

観覧車 巡る 巡る季節
聴き流してたラブソング 急になんかね 特別になって
夜空に咲く星の音 降り積もる想い
黄昏れ 誰そ彼 桜色 はらりひらり 楓色
君が見せてくれる日々 ずっとずっとずっとオレンジ

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