月ノ美兎
-
こころのアビッシー – 月ノ美兎
「よいこのみんなー!たのしいショーがはっじまるよー!」 うーらら うたって(うーらら うたって)うーらら おどって(うーらら おどって)いわゆる げいじゅつはばくはつだじゃじゃっじゃーんうーらら わらって(うーらら わらって)うーらら ないて(うーらら ないて)あなたのきもちを まっすぐつたえてあそぼう 右手おおきくあげて(はい!はい!はい!はい!)左手ちいさくさげて(はぃ はぃ はぃ はぃ)ちき…
-
アルクユニバース – 月ノ美兎
なんか繰り返しみたいいつもの通学路 思い切って外れてみたまだ知らない道ばかりなら好き勝手選びたい お話作るみたいに 見慣れた駅すら今日は予想外の旅の入り口かもめずらしく切符とか買ってみて乗り込むホームもビビッと直感で いつもと逆向きの電車たどり着いた知らない駅初上陸 未知の惑星ふらふらもっと迷子になってみたいからちょっと変わった木の枝拾ってどっちに行こうか まるっと天にお任せしてみると 街の中の森…
-
寝言は寝て言え – 月ノ美兎
いつから来たのか静かなもんだな魂が身体を抜け出すみたいな どこかで出会った覚えが無いようだ太陽がミルクをぬるくするみたいな 誰もいないし喋るか遠い遠い昔のお話ずっと忘れられない星達の成り立ち袖を引く不思議布団が包む衛星あの漫画本の続き少しずつ書き換わり海に流れたページが見えた 寝言は寝て言え言うために眠れ羊をカウントしてテレパシーに返事して知らない家の窓から反射して 屈折して虚像が帰ってくる 寝言…
-
人ってただの筒じゃないですか – 月ノ美兎
起き上がり気を付けて見渡せば誰彼も内緒の言葉(ことばかり)知ってること並べてはハシャいでる隠してるふりして掲げてる 自分一人のために抱えておいたキラキラ全部はあげないからほらひとつひとつが嬉しいね 人ってただの筒じゃないですか穿って見れば空っぽになりますかどんな気持ちで動けなくなっちゃってだってそれも人じゃないですか包んでみればがらんどうだったそこからはひとつひとつの秘密が秘密がまた ふっとした瞬…
-
恋星ぺリコ – 月ノ美兎
パパのパソコン起動 電話回線 駆け抜けてたどりついた ここはまるで風呂 はぁいい湯だな中高生 サラリーマン パートさん 5歳児のママ安定のギルメンと ぬくい会話 集団バトルは 課金勢頼み雑魚は狩るから まかせてよボスをやつけて 深まる絆恋星ペリコは 今日も殺る! 悪夢くん(小5) DMからの プロポーズまずはいえ電 君の本気度を 確かめなくちゃリアルヴォイスに 耳シビレる なぜ私なの?「同い年だし…
-
ルナティックウォーズ – 月ノ美兎
(ナ・ゾ・ノ!ナ・ゾ・ノ!) 人生が狂う回線上光が孕んだ月の影戦え!生きても死んでもどこまでも 『ルナティックウォーズ』 いつも 神出鬼没突然出てくる粘着的な奴逃げる?逃げてもまた被る迷惑ならば迎え撃つ オラッこんなのはどうだそんなのはこうだ何とか言ったらどうなんだ二度とその面見せなくなるまで貴方を潰します あ、あ、あー よしお前の過去配信の音声を借りて喋れるようになったぞ なんだと… 月ノ美兎 …
-
百cd融怪点 – 月ノ美兎
時間が止まらないのは世界が面白すぎるから恐怖じゃ止まれないのは闇のその先に興味あるのよWould you like the unknown?そんなこともあんのっていうのみたいでしょCould you fill my boredom?何が化けて出るの怖いよでも興味あるのよ 酸いも甘いも飲み込みゃくだらん己のハートに火を付けな骨を拾ってくれる君へレビューしたためとくわ これは実際に私が体験した話です。…
-
部屋とジャングル – 月ノ美兎
MondayソファでTuesday会議すましてWednesdayニュース読んでThursday怖くなってFriday早く起きてSaturdayヨガあきらめてSunday昼から飲んでMondayまたソファで ふと 視線の先のジャングル欲しいもの 手の鳴る方へOh 迷い込んだ私ね Someday外へEverywhereどこでもいいわ小さな部屋のドアから世界へ Friday本 届いてSaturdayコス…
-
みとらじギャラクティカ – 月ノ美兎
「時刻は天の川標準時で0時を回りました、みなさんいかがお過ごしでしょうか? 月ノ美兎です!今夜も太陽系は地球の衛星軌道上・特設スタジオから、銀河のみなさんの脳内に直接お届けしてま~す!」 みとらじ! (ギャラクティカ)みとらじ! (ギャラクティカ)みとらじ! (ギャラクティカ)銀河の民なら 要Check it out!! みとらじ! (ギャラクティカ)みとらじ! (ギャラクティカ)みとらじ! (ギ…
-
NOWを – 月ノ美兎
この巨大なステージからは深い闇しか見えない誰かいるの?なんの声も届いてこないまるで大きな鯨の胎内に閉ざされているように細いひと筋の月の光に上から照らされているわたしこれがロックスター? ただの虚空じゃないか要求も号泣も意味のない孤独なワンマンショーわたしという小舟は無人島に暗礁さあこれから たった一人でどうする一生暗く過ごす夜の続きブラックボックス ソウルのうずきはあ いや、いや、いや、違う違うそ…