持田真樹

  • 悲しみなんて – 持田真樹

    好きです ただそれさえ言えずにいた あの頃ちいさな少女の影鏡の中 抱きしめて 恋すれば かならず傷つくと羽ばたきを知らない 小鳥のように 悲しみなんて特別じゃない気がついたの 飛び出した空の中光をうけた 雲よりもっと気持ちの色 数えきれないから あの日 しがみついたさようならを 消したくて 想い出に 立ち止まっていたらかわれない 昨日の私から 悲しむことをこわがらないで幸せより 受け止めるの痛いけ…

  • 砂に消えてく夏 – 持田真樹

    冷たいだけの海 ひとすじの足あとフォトグラフたどれば 忘れた夏の日ひるがおの花束 驚いた私に何も知らない花 君だよと 言った 時は過ぎ 風のスピードで花の 色もあせるけど 忘れたくないの サンダルを脱ぎすてて燃える浜辺 走り抜けた ふたり忘れてしまうの 夏の日に見た夢は砂に描けばすべてホラ 消えて行くから 貝殻を集めて 人魚がつないだとくびかざり渡して あなたは笑った ひまわりの丘に草は伸びあの日…

  • Afternoon Tea – 持田真樹

    窓際の席で 一人お茶を飲もう通り過ぎてく人を眺めて あの日 はぐれたあなたと今日は もう一度会えそうで白い湯気 冷ましながらガラス越しの幸せ数える 余裕がなくてごめんねきっと傷つけたねすれ違いも ただそのままでそっとゆっくり許して乗り越えてゆきたい急いでた思い出を ばら色の紅茶 香り深呼吸するそんな午後さえ 以前(まえ)はなかった たぶんあなたは知らないなぜか正直になれなくて息もつけないくらいに痛…

  • 想い出に負けないほど – 持田真樹

    夕暮れ染める街角の行きつけのカフェテリア 座る席させ ふたりは昔のままだけど ふと うつむく顔が他人に見える もっとあなたを知りたい 私を伝えたいふたつの心が遠い想い出に負けないほど 気持ちを重ねたいねえ あの日の鐘に 戻ろう 受話器の向こうから あなた相槌を打つけれど 時々返事忘れて尋ね返している いま その目になにが映っているの もっとあなたを聞きたい 私を話したいふたりの言葉が遠い想い出に負…

  • わたしらしく – 持田真樹

    自由に歩きたいわたしのスピードで幸せも未来も もっと遠くでいいのなくした恋だけど大事な愛だけどうつむいたりせずに前を向いて生きて行きたい 約束のない日曜日 一人ふらり 気ままに出かけてみる眩しく光る太陽が いつか濡れたココロを乾かしてくれそう 空の青さの理由(わけ)を数えて一昨日(おととい)までの涙たちにGood-bye ゆっくりどこまでも探してゆけるはず幸せも未来も ずっと待っててくれる悲しい事…

  • やさしいね – 持田真樹

    風を切って走る あなたを見つめてるもやもやしてた気持ち 橋を渡るよ海用のカセット 聴きそびれていたね季節は違うけれど きっと似合う 忙しい毎日に 追い越されないようにルーフ開けて空に 背伸びをしたの Ah 太陽が いつもより やさしいねこんなにも近くに あなたを感じてる いつの間にか二人 遠回りしたよねまっすぐに行けたなら よかったのに 名前から呼び捨てに なったあの日のようにお気に入りの歌 口ず…

  • そのままでいいわ ~フィールドの砂~ – 持田真樹

    フィールドの砂 まだ冷たい 6月の雨の中で心に決めたメニューを 一人繰り返すあなたを見てたたしか去年の夏休み 逆転アーチの記録を5mmの誤差が作ったなんて 知らなかったの今日まで 私なんか 私なんか なんにも出来なくてただ遠くで ただ遠くで 憧れていたけど 自分と戦い続けるあなたは 孤独のレースに青春を 夢を 希望を ぶつけているのよねそのままでいいわ 輝いているよ 一年は短いものね 目標の7月が…

  • 君を見ていたい – 持田真樹

    ずっと無口な君 どこまでも追いかけて海辺の駅に降りたよ傷ついている心が壊れそうで 一人じゃほっとけなかった いつも そばで見てるから弱くても平気だよ 君の夢 叶うこと信じて君を見ていたいその瞳そらさないで思いのままに走り出してね 少し疲れただけ まっすぐ過ぎる心誰より大好きだから君の涙も半分くらいなら私が背負えると思う 青い海を吸い込めば風向きが ほら 変わる 君が夢 見るように私は君を見ていたい…

  • 白い羽 – 持田真樹

    午後10時 いつもの改札ぎこちない笑顔 消えてく「じゃぁ、またね」と明るすぎる声恋人じゃない私が 手をふってる 恋と愛はちがう 何度も繰り返す言葉の奥 誰がいるの いつまで待てばいい ふたりの間静かな寂しさが歩いてる ずっと 雨の街 光るショウ・ウィンドウ草色の靴を 見つけて立ちつくす あなたを今すぐ澄んだ空の 明日に連れ出したい 会えば優しくて 会えば切なすぎて会うたびに雨が降るから あなたのそ…

  • Beads of tears – 持田真樹

    流れ星 追うように心は 空を駆けていくあの人が言っていたいのちが還る国はどこ ありふれた 愛の言葉など一度もないまま あの日 抱きしめたのは迷いですか 答えですかBeads of tearsあなたの声が聞こえない 遠すぎて涙つむいだビーズが祈りのせたまま ちぎれる 届かない指先を夜空につよくさしだしてあの人に見えるように星のノートに綴るメッセージ 一度だけふてくれた髪風がとかしてく せめて 生まれ…

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