川江美奈子

  • 受け入れて – 川江美奈子

    僕は嘘 聴き過ぎてめまいをかぶる太陽みたい待てど冬随分と盲目にもなれたそれでも明日まだ会えないの変わりゆく僕を変わらない君が支えているからどうか泣かずにいられるのならば愛すべき人たちお願い強くなりたくてeven if the world ain’t ready for youまだまだ足りない僕だけど受け入れて 背もたれの助けを借りないで大きな伸びをした春が経つ変わりゆく僕を変わらない君…

  • プレゼント – 川江美奈子

    今ね 私の好きな冬の歌が流れている曲が終わる前にたどりついてくれたらいいなまるで初恋のように胸の奥がはしゃいでいる揺れる店の灯りきっと12月の魔法ね Oh, It’s comin’on Christmas夜の闇をぬけてドアの向こう あなたの気配がする特別なことじゃなく続く思いがあなたからのプレゼント いつも嬉しいニュースまっ先に話してくれるそんな瞳の中にどれだけ力をもらった…

  • ななくせ – 川江美奈子

    右向いて眠るくせ少し猫背に歩くくせくり返す毎日にあたりまえの風景 間の抜けた空返事右手の爪をいじるくせけんかしたその夜は妙にしゃくにさわるの そんなあなたがふいにここから居なくなること思ってみた嫌いなはずのななくせが急にいとしくなった 思い出も約束も悪気はなしに忘れてるのんびりとせっかちの終わらぬ恋物語 いつか二人が時のはざまで遠く離れてしまったなら見慣れ過ぎてたななくせに涙こぼれてしまう 明日あ…

  • 春待月夜 – 川江美奈子

    きいてほしくてわざと黙った嘘を見抜いてねぇ春待月夜 愛がこわくてわざと壊した私隠してあぁ春待月夜 世界がまるごと消えればいいのにそしたらなんにも悲しくないのにぶつけた瞬間粉々に散ったかけらを抱きしめた 深く降り積む雪の底から誰をせめるのあぁ春待月夜 何も語らず闘うあなたの息が聴こえるあぁ春待月夜 世界はひとごとって言えばすむのにそしたら痛みに触れずにすむのに小さな穴からたまらず見上げた光がやさしく…

  • Rainy story – 川江美奈子

    いっそどしゃ降りの雨ならよかったわ曖昧に滲んだこの夜はどこへも誘わない いっそ死ぬくらい傷つけて去ってよいつだってあなたははぐらかしその手をゆるめたから 小さな子供をなだめるようなやさしいキスをどうかしないで壊れるほど愛せないならそれは本当のさよなら 最後のけやき坂 のぼるまでの物語溺れてた螺旋はこの街にもうすぐ呑み込まれる 嘘の微笑みで見送らせて大人のふりで夢閉じさせて忘れること許し合えたらそれ…

  • いつも通り – 川江美奈子

    こんな日もある風に立ち止まる気の早い季節が追い越していくわセンチメンタルはきっと秋のせい言いわけしてさぁ行こう 憧れていたのはこんな自分じゃないと誰かをたえずうらやんで生きてきた それでもきみの弱さが きみの強さなんだとあなたの声が聴こえるから青信号を信じて いつも通りを歩く私ずっとずっとずっと変われなくても こんな日もあるとても会いたくてひと気ない九月の砂浜に下りたあなたどおりに輝いてますか心配…

  • 三年目 – 川江美奈子

    久しぶりに噂聞いた胸にゆらり風吹いた軽く笑い、交わすくせが身についた三年目 寄せる波に負けないよういつかあなたを超えるよう息もつかず走ってきた止まるのがこわかった 今はもう私の名前呼ぶ声も忘れたけれどあの春に積もってた哀しみは陽だまりに形を変えたよ これが最後の恋だね、と二人最後の嘘ついた守らなくていい約束そっと揺れる三年目 きっとまた誰かのことを身を焦がし愛するでしょうこの心縛ってた哀しみをほど…

  • 孤高の君へ – 川江美奈子

    今そこから何が見えてる?君の突き進むその道から一緒に横を走れずごめん同じ痛みを走れずごめん でもここから君を見てるよ世界一もどかしいこの場所から代わってあげるバトンが無いんだどんなに近いはずの僕にも 重すぎるのなら脱いでしまえ理想のフォームも勝ち負けも君が決めるゴールに僕は必ず立っている あと一歩が踏み出せなくて青空に自分を責めただろう胸の中で涙を流しそれでも君は笑ってみせたね 嘘があるのなら捨て…

  • 真実 – 川江美奈子

    憶えていたいことばかりどんどん増えていくいつかすべて消えてしまうと知っていても たとえば言葉にすると違ってしまうけど名前のない今日の中の、何気ない君 見つめ合うことよりも何かを見つめる君の背中をそっと守りたいそれが真実 疲れた羽根をひろげて涙見せてもいい僕はきっと笑いながら抱きしめるから 恋に落ちたあの夏の匂いは風の中いつか遠い遠い場所で眺めるのかな 写真の奥に埋もれた二人のきずあとは拭い去れぬか…

  • I love you – 川江美奈子

    あなたを想うこの気持ちだけでもう何もいらないと思えたらどんなにいいだろう あなたを想うたび またひとつ自分が嫌いになるこんなの間違っているのかな I love you…なんてきれいじゃない幸せになってなんて言えないもっと もっとそばにいさせてください私の心は欲しがってやまない 彼女を語るあなたの眼差し見られず目を伏せたどんなふうに笑い返せばいい 言い過ぎてしまったひとことが夜風に泣いているさよなら…

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